根尾谷断層を見学。

地震と断層の密接な関係は、現代では周知されています。
その切っ掛けとなった地震断層を訪ねました。
https://www.mapion.co.jp/m2/35.61617067096096,136.619765,14
https://goo.gl/maps/UXxUUzyitMt

1891年（明治24年）の濃尾地震で地表に姿を見せた、根尾谷断層。
論文に掲載され世界的にも有名になった、断層の象徴的な写真。
（現地説明パネルより）

私の初見は学校の副読本。
写真に書かれた「Fault(断層)」の注意書きが無くても分かる凄さ。
まるで作ったかのような綺麗なズレに驚いた記憶があります。

写真撮影したのとほぼ同じ場所に展望所あり。
断層崖はやや崩れていますが、120年以上経過した現在でも形を把握出来ます。


断層の真上に観察館が建てられています。
地面を掘り下げ、断層面を直接観察。スパッと切り落としたような断面は圧巻。
右側(北西側)が一気に押し上げられたんですね。


他の資料(何処で見たかは失念)によると、この地震での断層は本来横ずれ。
この場所近辺で断層が曲がっていたため、力が逃げずに縦方向にずれた、とのこと。
ちょっとお高いけど(500円、館内映画別料金)、保守とか水害被害からの回復とかあるから許容範囲(^_^;


近くには観光名所として、薄墨桜があります。
継体天皇の手植え伝説(1,500年前)とか浪漫のある話もあるのですが、今回は時間が無く見送り。
開花時期は人出が多いので、駐車場のある駅から鉄道で行こうかな。