クルマレビュー - 159 (セダン)
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ar_********
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アルファロメオ / 159 (セダン)
2.2 JTS セレスピード TI_RHD(AT_2.2) (2008年) -
- レビュー日:2025年1月17日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 5
- デザイン:5
- 走行性能:5
- 乗り心地:5
- 積載性:5
- 燃費:5
- 価格:5
- 満足している点
- 外観
- 不満な点
- 不具合も愛嬌
- 総評
- 所有する満足感
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家族所有
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セバスチャン・ヨッティー
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アルファロメオ / 159 (セダン)
3.2_JTS_Q4_Q-トロニック_TI_RHD(AT_3.2) (2008年) -
- レビュー日:2024年12月5日
- 乗車人数:4人
- 使用目的:仕事
おすすめ度: 5
- デザイン:5
- 走行性能:5
- 乗り心地:4
- 積載性:3
- 燃費:3
- 価格:5
- 満足している点
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"異彩の美学が生む満足感"
その独特で刺激的な個性と、意外性のあるパフォーマンスに尽きます。
この車が持つ特性を言葉で伝え尽くすのは難しいのですが、実際に運転席に座りアクセルを踏み込んだ瞬間から心が踊るような「楽しさ」が広がります。
連続可変バルブV6 DOHC 3200cc直噴NAエンジンは、スペック以上の楽しさと、粘り強い加速感を提供してくれる心臓部です。アルファロメオ独自の「ツインフェーザー」技術による吸排気バルブの可変タイミング機構と、11.25:1という高圧縮比が生み出すパワーとレスポンスは、アクセルペダルを操作するたびに、ドライバーと車がシンクロする感覚を味わわせてくれます。
そして、この回転域で奏でられるサウンドが実に見事で、まるで音楽のように心地よいハーモニーを響かせます。
純正マフラーのままでも「これで十分」と思わせてくれる音色と音量は、この車がただの移動手段ではないことを物語っています。
さらに、ロック比率43:57の可変AWDシステムを中心としたシャシー設計も、「GM FIATプレミアムプラットフォーム」と言う、159・ブレラ・スパイダー(ピニンファリーナ)のみに設定されたシャーシーであり、この車の満足度を大きく引き上げています。
通常走行時のFR寄りの配分から、状況に応じて瞬時に前後トルクを最適化することで、あらゆる路面状況でも驚くほど安定した走行性能を発揮します。「FR寄りの挙動でありながら、AWD特有の安定感を提供」してくれるこの設定は、路面状況問わず、カーブをスムーズにクリアする楽しさを実感させてくれるものです。
Ti専用のサスペンションとブレーキシステムも秀逸で、ビルシュタイン製のダンパーとアイバッハ製のコイルスプリング、レッドのブレンボキャリパーが生む絶妙な乗り心地と制動力は、ドライバーに自信とやる気を与えてくれます。
片輪が浮きそうなほどタイトなコーナーでも、LSDが力強く働きながら、さほど重さを感じさせずに滑らかに旋回し、ドライバーに対して「どんなコーナー(カーブ)でも絶対に曲がりきってやるからな。」という信頼感を与えてくれます。
また、この車の装備とデザインにも大きな満足感を覚えます。スピード違反対策のクルーズコントロールは勿論、アルミパネルを使ったコックピットやエッジと曲線が織りなす内外装の細部までこだわり抜かれた仕上げ、そして「ジョルジェット・ジウジアーロ」氏の手による美しいボディーラインは、ただ見ているだけでも心を奪われます。
特に、ホワイトエディションの輝きは、光が当たることによって影が生まれる為、そのコントラストが目を引き、所有する喜びをさらに高めてくれる要素です。
総じて、この車はDTM時代のアルファロメオの天敵"独オペル(アメリカGM傘下)"と手を組み、世界に台頭する「大御所ドイツ勢」へ打倒を掲げた、という意図を込められて真剣に作られた、アルファロメオの新たなる挑戦心が詰まった一台です。
性能面でもドイツ車に真っ向勝負を挑みつつ、どこか「イタリア車らしい」味わいを残しているところがまた魅力です。
「欠点さえも許せてしまう」ほどの愉しさを提供してくれるこの車は、まさに所有者に「満足以上の何か」を感じさせる不思議な存在であると言えるでしょう。
- 不満な点
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あえて"欲を言うなれば"、これらの点もある種の「新世代のGM・OPEL・コラボレーションのアルファロメオらしさ」と捉えれば、愛嬌とも言えるのですが、冷静に評価するならば以下の点が挙げられます。
1. 車両重量が重い
このモデルの重量は約1.7トンと重く、エンジンの力強さやシャシーの設計でその様には感じ辛い点もあり、この問題はある程度緩和されているようにも感じますが、AWDである為致し方無いとは言え、それでももう少し軽量に作って頂きたかったです。
2. 燃費の悪さ
3.2リッターV6エンジンの排気量とフルタイムAWDから予想できる通り、この車の燃費は悪い部類に入ります。街乗りではリッター6~7km、高速道路でも10km/Lを超えることは稀です。ハイオクガソリン価格が高騰する中では、ある程度の覚悟が必要です。
この点は感覚的に割り切る必要があり、「楽しさの対価」として受け入れられるかどうかが所有者の判断に委ねられる部分です。
3. 狭い後部座席ともう少しのトランク容量
外観デザインの美しさを重視した結果、後部座席のスペースがやや窮屈で、背の高い乗員には不向きな設計になっています。また、トランク容量も決してだだっ広いとは言えず、家族で長期の旅行や荷物が多いシーンでは不便さを感じることがあるかもしれません。その点、トランクスルーが付いており、リアシートがフルフラットとなる点は評価できます。
4. パーツ供給がやや不安
アルファロメオは近年、信頼性が向上していると言われるものの、世間様からは「壊れやすい」という昔のイメージを完全には払拭できていないような気が致します。
このモデルでは、大きな故障は非常に少ないものの、エレクトロニクス系の細かいところ(抵抗入りLEDバルブ挿入でも稀に警告灯がついたり消えたりする事がある)は指摘できることがあり、突然のエラーメッセージや細かなトラブルに直面することはありますが、そこまで気にする物でもないと思います。
また、独自のパーツ入手ルートを持たず、ショップや専門店やディーラーに任せっきりである限り、部品の供給が遅れがちになったりで、故障時の修理に時間がかかる場合があるかもしれません。
イタフラ系を扱うショップさんは、ディーラー系を含めて、ある種「のんびりしている所が多い」イメージ、印象があるので、せっかちな方はイライラしてしまうケースはあるかも知れません。
私の様に自分でできる範疇ではサクサクDIYしたり、パーツを見つけ出したり、腕利の職人さんと仲良しである場合は全く関係無いとは思います。
5. 取り回しの悪さ
AWDの為、ステアリング切れ角は少なく、やや重い(剛性感があるとも表現できますが)点は否めません。
狭い道や駐車場では取り回しに苦労すると感じる場面は、ドライバーによってはあると思いますが、すぐに慣れるといえば慣れます。
以上の不満点を挙げましたが、これらはあくまでも「しいて言えば」と言う範疇であり、この車の魅力や独特のキャラクターを凌駕するほどではありません。
むしろ、こうした不便さやクセもアルファロメオを選ぶ楽しみの一部と捉えられる方には、それさえも愛すべきポイントになるのかもしれません。
- 総評
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「激情を纏う、最上の異端児。」
アルファロメオ159 JTS 3.2 V6 Q4最終型ホワイトエディションは、一言で言うならば、あくびが出る様な退屈なセダンとは一線を画す、セダンであってセダンではない「エンスージアストの心に火をつけるイタリアン"放火マスターピース"」です。
連続可変バルブと直噴技術で精緻に仕上げられたNA-V6エンジン、FR寄りに調整された可変AWD、そして「ビアンコ(ホワイトの意)」の装いで、光と影のコントラストを醸し出すボディーラインの特別感。
この車には、一見相反する要素が共存しています。
「激情と洗練、荒々しさと緻密さ。」
「邪道」との声もあれば、逆に「ドイツ車を凌駕した」とまで賞賛された過去を持つこの車両は、正に「イタリアン・ダークホース」です。
その由来となる心臓部、GM製エンジンをベースにアルファ独自にヘッドチューンされたこのV6は、純粋なアルファV6ファンからは異端視される一方、車好きの探求心を刺激する「グローバルなエンジニアリングの結晶」とも言えます。
ドライビングフィールは、3.2リッターながら兄弟エンジンのキャデラック系3.6リッターを凌ぐパフォーマンスを実現したショートストローク高圧縮比のエンジンは、3800rpmで最大トルク、6200rpmで最高出力を発揮し、スロットルのレスポンスや回転フィールには官能的な喜びがあり、特に中高速回転域では、ドラマティックなサウンドを奏でます。
このフィールを支えるのが、精密なギア比を備えた日本のアイシン製6速AT「Qトロニック」。
パドルシフトを駆使しながら攻める走りでは、古き良きイタリア製とは一味も二味も違う信頼感と共存し、ドライバーに絶対的なコントロールを委ねます。
また、前後トルク配分をダイナミックに変化させるAWDシステムにより、コーナリングでの一体感とバランスは中々秀逸な物であり、片輪が浮くようなタイトコーナーすら涼しい顔でクリアし、LSDが奏でる「ゴゴゴ」という音は、ドライバーの心を熱くさせます。
日常と非日常の融合・・。Tiグレード専用のディティールを演じる影の立役者、ビルシュタイン製サスペンション、アイバッハのコイルスプリング、レッドのブレンボキャリパー、これらは、車好きが求める「視覚的快楽」を満たしつつ、走りの質感を高める絶妙なアクセントです。
内装のステッチやシートのサポート性能は、まさに「ドライバーズカーとしての本気度」を感じさせ、レーシーさとラグジュアリーの絶妙なバランスを保っています。
イタリアン・チャームとして、無駄に回転数を引っ張ろうとする官能的なDレンジのセッティングや、手動操作で雪道のサイドブレーキングドリフトでの遊び心も忘れさせない、「燃費」という単語が霞むほどのドライビングプレジャーは、まさに「車に求める全て」です。
そして、最も軽い塗装であり、レーシングカー(Cupカー)のベースカラーでもある「ビアンコ(白)」という色彩をまとったこのモデルは、目の前にあるフィールド全てに対し、攻めの姿勢作りにさせてくれるマジックのような力を持っています。
他では容易に得られない独自の存在感と感動を提供する、「ドライバーズカーの隠れた宝石」であると感じます。
荒削りな中にもエンジニアリングの粋を感じるこの一台は、単なる移動手段ではなく「ドライバーの感情と対話する」存在です。
この後継モデルが現れない今こそ、この"異端児の価値"を再確認する時ではないでしょうか。・・・
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家族所有
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マイカー
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macyakin
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アルファロメオ / 159 (セダン)
3.2_Q4_Q-トロニック_フレッチャドーロⅡ_RHD(AT_3.2) (2008年) -
- レビュー日:2024年6月22日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 5
- デザイン:5
- 走行性能:4
- 乗り心地:4
- 積載性:4
- 燃費:3
- 価格:無
- 満足している点
- 電動化、ダウンサイジング化が進んでいくなかで古典的な趣味車感がジワッときます。
- 不満な点
- いろいろやってある程度の距離を走る時は改善できたけど、僅かな距離の通勤だと今時のエコカーの1/3以下の燃費
- 総評
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年間通してたいして乗らないので燃費はそんなに影響なしです
ゆっくり走るとラグジュアリーで、スポーツモードで窓空けてアクセル開けるとけっこう爆音で快音🎵
ジキルとハイド的とは言わないけど、オールインワンを求める車好きのツボをおさえた優等生です
156に乗ってた頃、オペル&GM提携で血統が薄れたイメージを持ってましたが今になるとアルファロメオだなぁ~って感心してます
欧州車ってほとんどがBOSCH、TRW、ブレンボなんかの共通のOEM供給で成り立ってるから、アルファロメオのメンバーが作ればアルファロメオになるんだなって4年間乗ってみて思いました
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長野県
車種:アルファロメオ スパイダー , アルファロメオ アルファブレラ , アルファロメオ 159 スポーツワゴン , アルファロメオ 159 (セダン)
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山梨県
車種:アルファロメオ 全モデル , アルファロメオ 全モデル , フィアット 全モデル

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