あの、2020東京五輪エンブレム”パクリエイター騒動”から半年以上が経過し、ついに、
「東京2020大会エンブレム」最終候補4作品が発表されました。
2015年9月1日。
いわくつきの佐野研二郎氏デザインのエンブレムは白紙撤回され、新しい体制のもとで再度、公募の上選考されることとなり喜び安堵したことは、はっきりと記憶に残っています。
パクリだからではない。日本人の美意識がないから嫌なんだ。 2015年09月02日
2015年9月29日、第1回エンブレム委員会が開かれ、前回の反省点を踏まえ、新たなエンブレムの選考に向けて、エンブレムの基本コンセプトや求められる機能、また応募資格や応募方法について活発な議論が行われたそうです。
2016年4月8日、第14回エンブレム委員会で、ついに最終候補4作品が決定し公表され、一般国民からも作品に対する意見を募っています。
前回の選考が、「結果ありき」の本当に腹立たしい「出来レース」だったため、作品自体のクオリティやメッセージ性の低さと共に、東京五輪の象徴としてとうてい納得できない気持ちが私の中にもあり、ブログでもその経過を追いかけてきました。
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今回発表された4つの作品は、ニュースでパッと見た第一印象と、その後それぞれのテーマやデザインした人の思いを知ってからもう一度見てみると、また違った見方もできることに気付きました。
あな、嬉し‼ この素直に感じるワクワク感! どれがいいかな~ってアレコレ考えられる喜び!
パクリエイター佐野氏の作品から醸し出されていた負のオーラ、お葬式感、弔旗っぽさ。
「えー!?コレがコンペの最優秀作品?ありえない~」「ダサすぎる…orz」
それに比べて、今回の作品ならどれでもOKよ。
(正直に言うと、全部、ゼッタイこれがいい! というインパクトに欠けているのかも・・・。)
デザインに応募した人たちの「よーし!」という前向きな意気ごみと、前回の反省を生かそうと真摯に選考を進めているはずの「エンブレム委員」の方々の思いが、この4つの作品に集約されているものだと信じています。
候補作品を公表し、透明な審査を進めるために幅広く意見を吸い上げることが「意見提出フォーム」の設置の意図だとは思いますが、私は、どの作品が選ばれても、それを支持したいと思っています。
デザインの好みは人それぞれですし、前回のような邪な思いでコンペに参加している人も審査員も、今回はいないはずです。
ですから、エンブレム委員会を信頼し、どの作品が選考されるのか、温かい気持ちで見守りたいと思っています。
東京2020大会エンブレム最終候補4作品
東京2020大会エンブレムの決定を心待ちにしていただいている皆様、デザイン募集にご応募いただいた皆様、大変お待たせいたしました。
昨年12月の応募締め切り以降、応募要項等に照らした形式面のチェック、デザイン専門家にもご協力いただいたデザイン面でのチェック、国内外の商標手続等を行いました。その過程で、エンブレム委員会においても真摯に議論と審査を重ねて、ご応募いただいた14,599の力作を4作品にまで絞り込みました。
これらの作品は、各作品の作者からオリジナルの作品であることの誓約とともに、デッサンなど制作過程の情報も提供いただいており、こうした選考の手続をすべて通過したエンブレム委員会一同が自信を持ってお示しする、現段階におけるベストの4作品です。
そして、今度は、皆様にもエンブレムの選考に参画していただきたいと思います。
エンブレムを募集するにあたって、大会ビジョンと7つのキーワードを示し、これをきっかけとした作品の制作をお願いしました。このキーワードを踏まえて、皆さんが各作品にどのような印象を持ったか、ご意見を集めさせていただきます。皆様からいただいたご意見は、最終審査にあたって参考にさせていただきます。
いずれも作者が熱意を込めた作品です。作品の良い点、優れた点など前向きなご意見、応援コメントをお願いいたします。
エンブレム委員会 一同
【
公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会HPより 転載】
A. 組市松紋(くみいちまつもん)
歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いた。
形の異なる3種類の四角形を組み合わせ、国や文化・思想などの違いを示す。違いはあってもそれらを超えてつながり合うデザインに、「多様性と調和」のメッセージを込め、オリンピック・パラリンピックが多様性を認め合い、つながる世界を目指す場であることを表した。
B. つなぐ輪、広がる和(つなぐわ、ひろがるわ)
選手の躍動と観客の喜びがつながってひとつの"輪"となり、世界に広がってゆく平和や調和の"和"を表現した。
肉体と精神のたくましさ、躍動感・スピード感を込めたデザインにより、「自己ベスト」を目指すアスリートの素晴らしい活躍が世界に与える感動を表す。 さらには、2020年に日本がお迎えする世界の人々への敬意とおもてなしの心を伝える。
C. 超える人(こえるひと)
俵屋宗達(たわらやそうたつ)の風神雷神図(ふうじんらいじんず)や浅草雷門(風神雷神門)など、古くから日本人に愛されてきた風神・雷神をモチーフに、ゴールテープを切る一瞬の躍動感や、「自己ベスト」を目指し、超えようとする選手たちの姿勢を描いたデザイン。雷神の太鼓を花火に、風神の風袋を虹にたとえ、平和、多様性、調和への思いを込めた。
アスリートの強靭な心身による平和への継続的な貢献をエンブレムに託し、未来へつなげる。
D. 晴れやかな顔、花咲く(はれやかなかお、はなさく)
「自己ベスト」を尽くすアスリートと、彼らをたたえる人々の晴れやかな表情。その感情の動きを、空に向いて開花する朝顔(英語名:morning glory)に重ねた。朝顔の種が芽を出し、蔓を伸ばして花を開き、再び実を結ぶ成長の過程が、大会への期待感や次世代への継承を示している。
江戸時代に流行し、子どもから大人まで広く親しまれてきたこの花が、2020年への気持ちを高め、世界から訪れる観客を日本中でお迎えする。
東京五輪・パラリンピックのエンブレム最終候補4作品を公開
産経ニュース
2016.4.8
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、大会エンブレムの最終候補となる4作品を公開した。17日まで国民意見を募集した後、最終的に一つを選ぶ。組織委の森喜朗会長は「約1万5千件の中から選ばれた栄誉ある作品。国民の意見を承り、最終選考の参考にさせていただきたい」などと述べた。
候補作の事前公表は五輪史上初の試み。決定後に「パクリ疑惑」が浮上し、撤回に追い込まれた前回の教訓を踏まえた。公表されたのは図案やコンセプトのみで、作者名などは明らかにしていない。
組織委によると、4作品は、市松模様を模した「組市松紋」▽リング状の「つなぐ輪、広がる和」▽風神・雷神をモチーフにした「超える人」▽アサガオをかたどった「晴れやかな顔、花咲く」。選出したエンブレム委員の宮田亮平委員長(現文化庁長官)は「現段階でベストの4作品」と述べた。
作品への意見は、公式ホームページやはがきで受け付ける。「スポーツの力」「日本らしさ」などの7つキーワードのうち、どの印象を強く受けるかを作品別に投稿できるほか、自由意見(150字以内)も書き込める。組織委はパクリ疑惑の有無なども検証し、エンブレム委員会が最終審査の参考にする方針。
最終候補は全国から応募のあった1万4599作品の中から審査を経て選ばれ、組織委が国際的な商標調査を進めていた。いずれも問題がないことが確認されたという。
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東京2020組織委が報道機関に注意文書 「五輪エンブレム候補の紹介は申請時の受付順を守って」
産経ニュース
2016.4.8
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は8日、報道各社に対して、エンブレムの最終4候補を発表する際の各作品の取り扱いについて、大きさや順番などの注意事項を守るよう要望した。
組織委の注意事項全文は以下の通り。
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【報道機関のエンブレム最終候補作品使用の際の注意事項】
エンブレム最終候補作品は、報道機関による報道目的(番組内での使用、新聞・雑誌・インターネット記事の編集目的)にのみ使用ができます。報道機関であっても、自社のプロモーション目的や事業等に使用することはできません。
報道機関各社ホームページのヘッダーやトップ等に使用することもできません。
使用の際は、4つの最終候補作品を、大きさや露出時間の長さの観点で等しく取り扱うようにお願いいたします。また、最終候補作品A~Dの順番(申請時の受付順)を守っていただくようお願いいたします。
最終候補作品は、「最終候補作品」と分かりやすく明記する等ご配慮いただき、あたかも正式なエンブレムかのような誤解が一般の方に与えられないよう、ご注意ください。
最終候補作品は、IOC及びIPCの知的財産であり、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の責任において保護されています。
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それにしても、改めて、パクリエイターエンブレム騒動を恥ずかしく情けなく思います。
永井一正審査委員代表、組織委の槙英俊・元マーケティング局長と高崎卓馬・元クリエイティブ・ディレクター、佐野研二郎氏。広告代理店の電通と博報堂、デザイナーや美術関係者、政治家。
”一般国民”が声を上げていなかったら、あり得ないほど「ダサくイケてない日本的美しさのかけらもないデザイン」が採用され、巨額が関係者のもとに流され独占されるという、一部の”上級国民”の思うツボだったのですね・・・。
ネットを通して、直感や嗅覚を研ぎ澄ませた”一般国民”の厳しい目が、特定の”上級国民”だけに有益に働くズルい仕組みや、特権階級の我田引水に歯止めがかけらたことは、今回の騒動での光明の一つであると云えるのかもしれません。
野党、共産党やSEALDs、反日在日特亜三国人、自称リベラル、・・・このような人たちは、日本の国益になることに対して、また、日本の国益を守るために活動する政治家や団体、個人に対して、やみくもに反対活動やヘイトスピーチを、激しく集団で行います。
何でもかんでも反対ばかり唱えるアレらとは違い、『国益に反することに対してダメなものはダメ、改めるべきものは改めるべき』、そんな声を一人ひとりが個人で挙げ、意志表示をすることは、とても有効で有意義なことだとわかりました。
いつまでもお人好しの日本人、事なかれ主義の大人しい日本人、我慢強い日本人、自分と関係なければ関心を持たない日本人、サイレントマジョリティの日本人、・・・のままでは、声だけ大きくて我が強く、自己中心的で利己的な反日在日三国人たちの思うツボです。
官邸に集団メール(スパムメールとして扱われてます)を送るような業務妨害になる迷惑な方法ではなく、官邸や省庁、都道府県や市町村の行政、偏った報道をするマスコミやそのスポンサーに対して、自分の言葉で書いた意見をメールを送ったり問い合わせたりすることは、これからも自分にできる範囲で続けていきたいと思っています。
五輪のエンブレムも、新国立競技場も、新しく選考し直すことで費用も時間も余計にかかってしまいましたが、今回の恥ずかしい不正を戒めや教訓として、公正に物事を進める意義と心構えを忘れずにいたいと思います。
(#`゚д´)ノ∴;’・,ゴルァ!!!! 国を挙げての大きな舞台でズルイことをして、本当に恥ずかしいわ!
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密室の裏工作、審査映像にくっきり 「嘆かわしい」「応募の労作に不誠実」
産経ニュース
2015.12.19
「密室」の審査に隠されていた不正が暴かれた。2020年東京五輪・パラリンピックの旧エンブレムをめぐり、大会組織委員会の外部調査チームが18日に公表した調査報告書。佐野研二郎氏ら一部のデザイナーを優遇する“裏工作”が行われていたことが明らかになった。不正はマーケティング局のトップが関与しており、調査チームは「誠に嘆かわしい事態」と批判した。
何かをささやく姿
104点のエンブレム案が机上に並ぶ。審査委員に与えられた20票のチップのうち、10票を投じただけで椅子に座り、談笑していた永井一正審査委員代表に、組織委の槙英俊・元マーケティング局長と高崎卓馬・元クリエイティブ・ディレクターが近づき、何かをささやく。その後、高崎氏が1票しか獲得していない2点の作品を指さすと、永井氏はそこに自らのチップを置いた。こうした状況は1次審査を記録したDVD映像に残されており、不正を見破る“動かぬ証拠”となった。
調査チームによると、公募開始前に参加要請文を送った8人は国内を代表するトップデザイナーで、永井氏が佐野氏を含む6人、高崎氏が2人を指名。「最高レベルのコンペを実現する」という永井氏の希望に配慮し、槙氏と高崎氏が8作品が全て2次審査に残るよう画策したという。
投票は応募者名を伏せて行われたが、審査委員で組織委スタッフでもある高崎氏は事前にリストを入手し、8人の作品がどれかを把握。高崎氏がまず各作品に1票を置き、有利になるよう工作したが、終盤になっても2作品が通過ラインの2票に届かなかったため、永井氏に働きかけたという。
「結果主義」を批判
「最高のエンブレムを送り出すため、小さな不公正を隠れて実行した」。調査チームが行った延べ27人計32時間に及ぶ聞き取りでは、こうした声が聞かれたといい、調査チームは「『結果第一主義』にどっぷり浸かった仕事の進め方があり、現代の組織委に全くそぐわない」と批判した。
また、佐野氏の提出した原案に類似した商標が見つかった際、組織委は2度にわたりデザインを修正したが、手続きは槙氏らが審査委に報告しないまま実施しており、調査チームは「審査委の責任と権限を明確にしておらず、不適切」と指摘した。さらに応募時には入賞作品を8点選び、賞金10万円を贈るとしていたが、審査委では1位の作品を選ぶことに終始し、入選作を決める手続きすら全く行っていなかったといい、調査委は「応募者の労力に対する配慮を著しく欠き、不誠実というほかない」と批判した。
(・ω・)( ・ω)( ・)( )(・ )(ω・ )(・ω・)くるくる v(・ω´・+)キラ─ンッ