この、モヤモヤ感。もやもや。
・・・ひらがな、かな、カタカナ、かな。
どっちかな?
どっちでもいいんだけど、どうしてまだ残っているのかな。
そんなときに、不意に天使が、答えを運んできてくれるのです♪
「ねえ。おかーさん。この本、読んでもいい?」
定期購読中、小学館「小学一年生」のマンガ、
おトイレに置いてある「ビッグコミック」(ヘビーな描写はベリッと廃棄済み…)
夏休みに母が図書館で借りてきた「まんが古事記」、
この秋、兄が初めてお小遣いで買ったコミック「サマーウォーズ」。
もともと「ウルトラマン」や「昆虫」「トリックアート」などの図鑑が大好きだった弟が、マンガにも興味を持ち始め、母の書斎(PCが置いてある場所ね☆)の本棚にあった一冊のマンガ本を持ってきました。
おおーーーーー。コレだ。
コレのせいだ!
「ハチミツとクローバー」
羽海野 チカ/作
美術大学を舞台に、いわゆる「青春群像劇」を、ハイテンションなエピソードや静かな感動シーンを通じてとらえていく。恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いている。
コミックスは全10巻(集英社)、ファンブック1巻。
本作は、過去に友達のいなかった作者の「こうだったらよかった」という妄想から生まれたという。
2003年に、第27回講談社漫画賞少女部門を受賞。宝島社の「このマンガがすごい!」オンナ編の2006年版と2007年版において、2年連続1位を獲得した。公称発行部数は最終巻時点で780万部。
タイトルの「ハチミツ」はスピッツの同名アルバム『ハチミツ』から、「クローバー」はスガシカオの同名アルバム『Clover(クローバー)』から採った物で、作者がタイトルを決める際に『ハチミツ』と『クローバー』と言う2枚のアルバムが並べてあったのを見たと言うのが所以である。
舞台となっている浜田山美術大学のモデルは武蔵野美術大学で、建物の描写がリアルに再現されている。
… 以上、wikipedia より、一部引用。…………
あの、五輪インチキ・エンブレムもどき騒動から、モヤモヤもやもやしていたのは、「ハチミツとクローバー」の世界観も合わせてイメージしていたからだと、天使、いいえw、わが息子が何気なく持ってきて見せてくれたマンガ本で気付きました。
『ハチミツとクローバー』(略して ハチクロ)は、アニメ化、映画化、ドラマ化もされているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、CUTiEcomic → ヤングユー → コーラス誌で連載されていた、少女&女性&青春マンガです。
ちなみに、羽海野チカさんは、現在、白泉社「ヤングアニマル」で将棋を題材とした『3月のライオン』を連載中です。
『ハチミツとクローバー』(略して ハチクロ)。
私自身は大学を卒業してから出会った作品ですが、何というか、
「ちょー、セツナイ」くて、
「すっごく、イイ♪」、だけど、
「もやもや~」。
美術大学が舞台の、キャラが立ちすぎているまぶしすぎる主人公たちの青春ドラマに、
キュンキュンしながら、
ハンカチをギューッと握りしめて、
それから噛んでしまうような、
・・・なんだか上手く表現できないので、上手く表現されている方の言葉をお借りしてしまいます。
あっ。
今回のブログは、もやもやを解消するための「自己満足」な書きものですので、悪しからず。
マンガを既読の方は、共感していただける点もあるかも知れませんが、読んでいない方にとってはなんのこっちゃ、ですので。
※マンガ(アニメや映画&ドラマでなくて)だけが、本当のハチクロの面白さや切なさを味わえると思ってます。
※「ハチクロ」です。 「ハチロク」ではありません(笑)
…………………………………………………・・
さてと。
学生時代に、ちょこっと美術大学っぽい世界に足を突っ込んでいた自分は、「ハチクロ」に思い入れがあるんです。
「あーっ、このメンバーの一員になりたい!」
「うっ。この気持ち、わかる、わかるよう~~。。。」
http://d.hatena.ne.jp/keroxp/20120610/1339346010
狂った恋の物語~『ハチミツとクローバー』感想
2012-06-10
keroxp
>『さーてリア充大学生のほろ苦い青春群像劇でも見て欝になるか☆』
うわあ~。
キタ━━━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━━━!!
これよ、コレ。 ↑
>基本的に、この作品の登場人物たちは「イイヤツ」なんです。みんな気のいいヤツで、現実にいたら楽しいんだろうなーと感じさせてくれる人たちです。そして、作中でもそれは正しくて、この子たち、個人個人の友だち関係や、全体としての仲間関係見ればすごい羨ましいんですよ。
>でも、それぞれの恋愛関係となると、まるでマトモじゃない。はっきり言って、狂ってる。
>軽い気持ちで読むと、不要な心労を被ることになる、素晴らしくよく出来た、作品です。
ブログ主の「keroxp」様の鋭い評論!
なんだか、スッキリしました。
寄せられたコメントも、深くて目から鱗。
もやもやの正体を、ズバリ教えてくれました。
それでは、コメント欄からも、引用させていただきます。
「つばさ」さん
>本当に人が人を好きになるってことは理屈じゃない、だけどお互いが好きあって一生の伴侶になれる確率なんて本当に微塵しかない。
>人は誰かの代わりになれる分けではない、自分の杓子定規の狭量な世界観で図れるほど人間関係は単純ではない、歪でどうしようもないのだ。
でも生きていかなきゃ行けない他人とコミットしていかないと人間は生きていけないのだ、どんなに辛くても理不尽でも他人の力を借りて手を差し伸べて打算でも前を向かなきゃいけない。
>人間は一人で生きてはいけないだけど、自分の人生は自分一人のものだけなのだ。
だから二人三脚でお互いの人生を歩いていける相手がいるというのは本当に奇跡なのだ、恋愛
は本当に素晴らしいと思う、そういう風に生きていけるカップルや夫婦は本
当に羨ましい。
とりあえず若輩者の自分は自分の人生を本気で生きていきたいと思う。
「レモン」さん
>
作者の「才能への憧れ」とか「理想的な男性に人生を救われたい願望」とか「容姿に恵まれた女性への嫉妬」が投影された作品なのかなーと思います。
才能に恵まれたリカとはぐの両方が事故で一生後遺症を抱えるあたりに、作者の憎悪を感じますw
>今書いていて思ったのですが、この作品って「持てる女性」へのいじめなのではないでしょうか。
才能を持てる女性はぐはメンヘラで怪我して一人では生きていけない。
同じく才能を持ってて容姿も良いリカも人付き合いは下手、体は事故で醜い傷があり後遺症で歩くのも大変、心の支えだった恋人は死んで自分の責任だと後悔して自殺したがっている。
容姿に恵まれ心も健康(病んでないという意味で)な山田は決して叶わない相手に執着し続けている。
>男性陣は彼女たちの苦しみを演出するコマ…。
登場人物の成長を描くためじゃなくて、ただひたすら「持てる女性はしあわせになんてなれないんだよ」ってメッセージを送っているような感じがします。
うーん、狂った物語w
「222」さん
>ハチクロ漫画を読んで、すっきりしない、釈然としない気持ちでいて、このブログにたどりつきました。なるほど芸術家を目指す輩は基本メンヘラな部分を持っているのでしょうね。唯一その才能に少し欠けている竹本君だけがまともに見えたというか、自分のようなありふれた人間には、竹本君だけにある程度共感できるという。それにしても竹本君が不憫でたまらない、一方で、抜け出せたことは良かったのでしょうね。すっきりしました。
「774」さん
>「ただのメンヘラ」に噴いたw
やりたいことに純粋であればあるほど変人扱いされるのは世の常ですね
まあ、芸術家はみんなそういう感じで、この間そっち系の人と話したけど対話してるとたまにウッてなるような気持ち悪さはある。
>一般人じゃ感じられないものを感じ取るほど繊細だからこそ、はたから見たら変人
でも「化物」と切って捨てて理解することを放棄してるけど、創作意欲に純粋で貪欲な様はむしろ人間味にあふれてると思う
うわあ~。
「才能への憧れ」
「理想的な男性に人生を救われたい願望」
「容姿に恵まれた女性への嫉妬」
スゴ━━━(∀`*(∀`*(∀`*(∀`*(∀`*━━━イ!!!
ズバリ、これです!
ハチクロに登場する「天才さん」たち。
才能はないけれど、ひたむきに生きている「ふつーの人」たち。
こんなに可愛くて、こんなにカッコいい登場人物なんですが、みんなどこか、病んでいるのです。
でも、憧れずにはいられない。
どんなに努力したって、どうしたって、手に入れられないモノ。
それは、
自分は持っていない才能。
持っていないスタイルや美貌。
青春時代に出会えなかった、素敵な彼氏。
結構、楽しいと思っていたんだよ、私の学生時代。
女友達も男友達(こっちは、ほんの一部だった)も、イイ奴ばっかり。
いろいろ挑戦しまくった学業や趣味やバイト。
でも。
こんなにまぶしくない。
こんなに激しくない。
こんなにステキじゃない。
マンガなんだから、現実の世界じゃないんだから、別にいいじゃん。
うん。
贅沢いっちゃいけない。
ないものねだりなのも、分かっているつもり。
…………。
でも。
もう戻ってこないあの時代に、こんな出会いがあったら、こんな才能があったらって、
どうしても思ってしまう。
あまりに強烈で、切なすぎるマンガの世界の日常の連続に、平凡でよかったとほっとしながらも、やっぱり心の何処かで望んでしまう。
だから、ハチクロを読んだ後、いつもスッキリしないの。モヤモヤしていて。
五輪エンブレムの騒動主は、美大教授。(花本修司先生を思い浮かべちゃうw)
・・・あれ? だけど、浪人して?
・・・しかも武蔵美じゃなくて、格落ち(失礼。)の多摩美?
数々の受賞歴と大きな仕事。
・・・あの作品で?
ウソ━━━━━Σ(゚Д゚。)ノノ━━━━━━━ン!!!?
あり得ない。
ハチクロみたいな青春時代を送ってきた美大生なら、あんな作品、創るわけない。
あんな辛気臭い、ダサい作品、日本の頂点として選ばれる訳ない。
私の理想の学生時代、美しく切ない、「才能」と「友人」と「出会い」のクロスオーバーを、返して!
穢さないで!
インチキ・パクリエイター!
なんちゃって美術大学教授!
はい。
スッキリしましたーーーーヽ (*´∀`*)ノ
スッキリついでに、
「紫」さんというブログ主さんの、ちょっと心温まるハチクロの感想も、ご賞味ください。
>【ハチミツとクローバー】は、僕にとって思い入れ深い作品です。
この作品は、美大を舞台にして男女の片想いを描く恋愛漫画で、
「登場人物全員片想い」と言われるほど「片想い」に特化した作品でした。
>思い入れが深いのは、この作品を読んでた頃、ちょうど僕も大学生だったからでした。
この作品の主人公・竹本くんが就職活動で悩んでいるころ、ちょうど僕も就職活動真っ只中。
竹本くんにはずいぶんと思いを重ねたりしたものでした。うんうん。
>さて。
この作品の連載が終了したのは2006年7月。
この頃には、僕はもうしっかりと社会人となり、忙しい毎日を送っていました。
>この結末が、またなかなかに考えさせられるものでした。
それで、今回の記事の本題に入るわけですが、結末について語るわけですから、
当然ながら物語の核心にベタベタ触れまくります。
【ハチミツとクローバー】未読の方はご注意ください。
>では、本題へ入ります。
今さら【ハチミツとクローバー】の結末について語る
http://blog.goo.ne.jp/masuji622/e/21068b61bd54e2efd02c433bae8da805
2010-10-03
紫の物語的解釈
さて。
もやもや、モヤモヤが解消されて、スッキリして寝ることにしましょう。
いやあ、マンガって本当にいいもんですね。
それではみなさん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
こんな曲が、ピッタリ。
KAN - 君が好き 胸が痛い
http://tvpot.daum.net/v/9xwUYUWRIFY$