今年6月・某日。
荒川。
道路沿いの案内標識の英語表記だと「Arakawa River」、それって「荒川川」(二重表記)だろ。
秩父公園橋 (通称・秩父ハープ橋)。
長さ530m。主塔高85m。
その下、向こうに見えるのは武之鼻橋(たけのはなばし)。
ハープ橋ができるまではこちらが主要道だった。
ここは下流側からだとまるで橋同士がクロスしているように見えるのが面白い。
(この画像は上流側から)
秩父市を象徴する現在の3大ランドマークといえばこのハープ橋、そして武甲山、無用陸橋(秩父陸橋)なのだ。
(秩父マニアの俺氏が勝手に選定)
ところがこの日に俺は知る・・・無用陸橋がなんと取り壊しになるのだ。
この日すでに大々的に工事中で迂回路が作られていた。もう渡ることは二度とない。
この陸橋は渋滞の元であったのでやったぜという気持ちも少々、
しかしシンボルが消滅する寂しさのほうがあまりにも大きかった。
俺はときどき遊びに来るだけの余所者ではあるのだが、突然の別れにしんみり。
<埼玉新聞の記事>
では次へ。
かつて大滝村役場だったところ。
(市町村合併で村は消滅)
旧役場のすぐ前には荒川を渡る橋が架かっていて、こちらが旧橋(すでに閉鎖)。
「ルパン三世」の銭形警部は警察官になって最初の勤務地はここら辺の派出所だったという設定。
のちに警視庁・ICPOに移ったのに「カリオストロの城」で埼玉県警のパトカーで登場するのもこの設定が反映されているから。
ここは槌打林道。
だいぶ前に舗装されたことは知っていたが前車シルビアで来た際は二度続けて通行止めだった。
今日は入れそう。
鬱蒼としたコケッティな様子で内心ちょっとビビリもあったが・・・
前から気になって仕方ない地形があって謎を解くためにもこれは行くしかないでしょう。
名もなき滝。
隣のハシゴを見れば滝の落差がけっこうあることがわかる。
げ・・・。
(引き返すなら今のうちだよ?)
終点まで来ちゃったけどね、笑
全区間すごく荒れてたけど激しい段差は一部のみ。
謎は謎のまま終わりちょっと未消化な点もあるが走破は済んですっきりした。
途中でハイカーがいてこちらの車種に驚いてる様子だったけど、標準装備ですけど何か?
俺もこんな道に人がいてビックリしたけどね。
よく行ってきたもんだ。
では次の場所へ。
ここは星景撮影スポットになるかもと期待してた場所。
鹿が横切っていった。
光害は少なそうではあるが・・・夜はちょっと怖いかも。
PLフィルターあり(上)となし(下)の比較。
使うと山の表情がより鮮明に写るが屋根の反射が減って逆に立体感がなくなる。
色彩は豊かになるが遠近感がスポイルしちゃうなという印象。
どっちがいいの。
R140からだと荒川はほとんど見えないけど両岸が切り立った場所を流れていて、
なかなか迫力ある渓谷なんだよね。とくに紅葉時期の人気スポット。
いつもは閉鎖されてるのに今日は入れちゃった。
どこここ、内緒。
夜祭の山車と見間違えそうな建物。旅館らしい。
旧R299。廃屋が目立ち、倒壊してる家屋もあった。
いまは2車線完備の快適道路に変貌したが、かつては1.5車線のクネクネした道を延々と走ることができたんだ。
昼間は路線バスや石灰を積んだダンプトラックまで走っていたが、夜間になれば静まり返り真っ暗な道を貸切状態のごとく深い没入感とともに駆けることができた。
真夜中に志賀坂峠から八丁峠を抜け、化け物の体内かと思わせるようなおどろおどろしいトンネルを抜け、
廃墟群がまだまだ数多く残ってたころのニッチツ鉱山を抜け、滝沢ダムができて快適道路化される以前のR140へ。
こんなアドベンチャラスな周回ルートがかつては埼玉にもあったんだよ。
いまはただ記憶の中に。
まーたこんなところに入ってきちゃいました。
廃吊り橋。
行け、ファンネル。
潜ってみる。枝があって操作難しい。
あっ、鹿だ。
あっ、逃げた。
床板は全部抜けちゃってる。
ずっと以前はまだ板が残ってたけど。
では次の場所へ。
変電所。いつの間にか周りの森が育ってほとんど見えなくなってる。
谷間の川面にサギを発見。
いろいろ脇道をチャレンジしてみるがここは地雷だった。
道幅狭く急傾斜でカーブでもあり縁石のように大きな岩があったりで・・・
延々と時間かけて慎重に慎重にバックで戻るのであった。もちろん冷や汗もセット。
ここも吊り橋。再整備されて奇麗になってる。
行け、ファンネル。
道路が造り替わると街並みも交通事情もガラッと変わる。
新旧が併存している場所はまだしも古いモノが取り壊され新しいモノで上書きされると面影すらなくなってしまう。
秩父もその界隈もすっかり様変わりしたよなぁって印象。
ではまた。
Posted at 2025/08/14 18:54:03 | |
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