大袈裟なタイトルでさーせん。
皆さんにもご自身が乗っていらっしゃる車種との出会いや購入を決定づけた瞬間というのがあったはずで、各々鮮明に記憶していらっしゃるのではないでしょうか。
本題に行く前にKOUKIモデルのCM動画について。
これはね、観た瞬間に強く感じるモノがあった。90年代初頭以前の日本に活気と潤いがあったあの輝かしい頃、国産メーカーは遊び心に溢れた多種多様なクルマをラインナップしていた。そんな時代のTVCMを彷彿とさせていた。
販売店の担当営業員の話では主な購買層は20代と50・60代の2極化だそうです。私はどちらの年齢層にも属さないけど、とてもわかる気がしました。
私が1フレーズで表現するなら 「 86は新しいけど懐かしいクルマ 」 です。
それはあの時代のニオイがするからだと思うんです。車名・車内外デザイン・CM、諸々にそれを感じます。明らかに狙ってきてますよね。
さて本題へ。
私が86乗りになる前、出先ですれ違った86KOUKIに目をくぎ付けにされたことが3度ありました。それは直感的なものであり、もう一目惚れだったといってもいいかもしれない。そんなエピソード集。
【Episode① 冬晴れの早朝】
突き抜けるような真っ青な晴天、いわゆるピーカンな日。田園地帯と丘陵地帯の狭間の緩やかなワインディングロードだった。信号機が青に変わり、対向車線を甲高い排気音を響かせながら猛スパートしてくる真っ白な86がいた。車高は少しローダウンしてたように思う。どこのエアロパーツかわからなかったけれど、86の顔がグッと引き締まって精悍に見えた。ボディ側との整合性が非常によく、まるで最初からそのようにあるべき86のデザインに感じた。こんなに洗練されていて攻めたデザインのエアロがTRDのKOUKI用エアロであり、純正オプションパーツだと知って驚いたのはあとのことだった。
すれ違ったあともバックミラーとドラミラー越しに目で追いかけたのは言うまでもない。緩いコーナーではあったけど路面に吸い付くように安定した姿勢で駆け去っていくその姿はとても気持ちよさそうに見えた。
Eye hunt 86.
【Episode② 薄闇と雨の中】
薄暗い夕闇の中、俺は雨の高速道路をゆっくり走っていた。右隣の追い越し車線をわずかな速度差で時間をかけてMyシルビアを追い抜いていくクルマがいた。視界状況がよくなかったので車体が鮮明には見えず車種がすぐにはわからなかったけど、ワイド&ローでどっしりとした迫力を感じた。そのとき水平基調で鍵フック型に光るテールポジションランプが近未来的に見えた。もしかして86/BRZか?と気付いたけど、こんなテールランプだったっけ? きっと社外品だな。テールランプを変えるだけでこんなにカッコよくなるんだな、俺が乗るとしたらすぐにあのテールランプに交換したいな。そんな風に思った。それがKOUKI純正テールだと知ったのはあとのことだった。
長めのホイールベースゆえか、ヘビーウェットの路面にもかかわらずピタッと安定した姿勢が印象的だった。クルージング能力も高そうだ。Myシルビアにはないオシャレさと優雅さを感じた。
Eye hunt 86.
【Episode③ 昼間、濃い霧と雨の中】
これはもう購入を希望して調査中のときだった。対向車線。猛禽類のような鋭い目つきのヘッドライトだけが霧の中に浮かび上がって見えた。かなり距離あったけどすぐに86だとわかった。バンパーの形状が判別できる距離まで接近したところでKOUKIであるとわかった。俺が見かける86のボディ色の多くは白・赤・青がほとんどだけど、このときはアイスシルバーメタリックだった。霧の中に上品に溶け込み風景に馴染んで見えた。BRZのSTIグレードのイメージカラーなのでレーシングライクな印象もあるけど、様々な天気状況や時間帯において、どの風景をも味方につけることができる万能かつ妖艶な色で、スポ車にはよく似合う。
ああ、俺もシルバーメタリックの86に乗りたい。そう強く思ったのだった。
もう心は決まっていたよね。
Eye hunt 86.
以上、すべて主観です。
Eye hunt 86. ← これはS14シルビア前期モデルのキャッチコピーを真似ました。
そして今年5月から86オーナーになりました。
86ライフ、とても楽しいです!
次回は使い勝手とスポーツ走行のインプレッションを書きたいですね。
ではまた。
Posted at 2020/10/12 21:45:04 | |
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