事故修理の件の続きです。
左前の足まわりを強打したので、ダメージの及んだ可能性がある
「ロアアーム」、「サスメンバー」、「ステアリングラック」を交換することになりました。
サスメンバーは衝撃で押されてズレた形跡があり、ステアリングラックもオイルが漏ってしまってます。
前回のEGオイル交換時にリフトアップした際にはオイル漏れは見受けられませんでした。
そして修理済んだといわれて納車されました。
さぁ、ここからです!
【サスメンバー】(フロントサスペンションメンバー)フロントロアアームがつく重要な部位です。
新品交換という約束だったのに、新品部品も発注したと言ってたのに、勝手に再使用したというんです!
(しかもボクが訊いてはじめて説明あり。)
外して曲がりがないか計測して問題なかったから再使用したというんです。計測工賃を取られました。
部品代を勝手に削られて、その代わりに工賃水増し。
そして、
なんとも不可解なことに、サスメンバー全体がスプレーで塗られているんです。
車両側にところどころにスプレーが飛び散ってます。ロアアームにも着いてます。
さらには取り付けボルトとナットの上から吹かれています!
もしなんらかの理由でスプレー吹いたなら、外したときに塗装すればいいのです。
なぜ、取り付けボルトとナットの上から塗装されてるのでしょう?(笑)
しかも、ボディやロアアームに塗装が汚く飛び散ってます。
これは車両に装着された状態で塗ったからですね。
裏側部分などは塗装されてません。車載状態ではスプレーが届かないですから。
なんてこった!
【ステアリングギヤボックス】これも大変重要なパーツです。
これも新品交換という約束だったし、新品部品も発注したと言ってたのに、勝手にオーバーホールしたというんです!
(これもボクが訊いてはじめて説明あり。)
こんな人にオーバーホールされたのかと思うとゾッとしました。
せめてリビルド品にしたというのならまだしも。保証だってついてくるし。
ところがオーバーホールされた形跡もなく、さらにはなんとオイルが漏ったまま!
拭き取っても拭き取っても滴状になってしまう。
しかもオイルがかなり汚れています。オーバーホールしてOILも交換したばかりなのに?
さらにはこいつも全体がスプレーで塗られているんです。(油圧調整ダイヤル付近を除いて)
ゴムブーツも一部分上からスプレーが吹かれているんです。これはひどい・・・。
なんてこった!
いったいなぜ?なんのために?
塗装の理由についてショップに問いましたが、回答はもらえませんでした。
勝手にオーバーホールされたのは許せませんが、
現状を把握するためにオーバーホールが本当にされてるのかどうか知る必要があります。
オイルが漏ったままですし、とても不可解ですので。
オーバーホールに使った部品の明細と、外した部品(シール、ギアー、カラーなど)を見せてくれ、と伝えました。
そしたら、「外した部品はとっておく約束を破って捨ててしまった」。
「新品部品は工場から独自のルートで入手したから伝票は最初から存在しない」、と言うんです。
よそでの修理検証の結果。
他店(×3)、アジャスターの見解は一様。
「これは外されてもいないし、オーバーホールもされてないでしょう」。
やっぱりね。そうですか・・・ショックでした。
立ち会ったすべての人が衝撃を受けてました。こんなことをするショップがあることに。
これは検証したどの店でも言われたこと。
ステアリングラックをオーバーホールしたとしても衝撃の入ったであろうタイロッドとタイロッドエンドもショップが保険申請すべきであったと。(ボールジョイント部分は大きな衝撃を受けるとガタが出やすい。)
たしかに保険申請すれば修理・交換が認められただろうから新品にして欲しい部位であること。
(申請したけど断られたなら仕方ないですけどね)
また、ステアリングラックのリビルド品は事故車のラックは使わないため、オーバーホールしてたとしても適切な行為ではない、とのこと。
スプレー塗装の件は整備士数人と考察して、どう良心的に解釈しても塗装の理由は分かりませんでした。
宇宙人や幽霊を目撃したよりも信じられない様子でした(笑)。いや、ほんとに。
リフトアップした瞬間に全員が目がテンになってましたから・・・。
メカたちは同業者として情けなく、恥ずかしく、まことに遺憾である・・・、と。
あの検証現場の唖然とした空気・・・ものすごかった。ホント衝撃的でした。
しかも、ネタはボクの愛車なんですから。とてつもなくショックでした。
【最有力説】
これはスプレーを塗って綺麗にして新品パーツに見せかけようとしたのではないかと。
脱着作業も実際にはせずに、寸法計測も当然せず、新品に交換したように見せ掛ける。
→パーツ代を丸々着服。そして脱着工賃も計測工賃も着服。うまー。
でも塗装がうまくいかず、いくらなんでもバレちゃいそうなので急遽作戦を変更して、
部品外して定盤の上で寸法を計測した、という説明に。
そうやって脱着工賃だけでなく計測費をも取っちゃう、と。
でも計測したって新品にはなりませんよ。
部品代を勝手に削り、計測代として勝手にくすね取られてしまったわけです。
でも実際は作業した形跡すらないんですから!
まったくなんということでしょう。恐ろしくなります。まったくこの業界は・・・ってこのショップだけですよね?
サスメンバー:脱着工賃\17,160、点検代\11,880、合計 \29,040(税込み30,492円)。
ステアリングラック:分解組立工賃\40,920、部品代\24,900、脱着工賃\14,520、ステアリングOIL交換工賃\6,600、ステアリングOIL代\875、 合計\87,815(税込み92,206円)。
(ちなみにステアリングラックリビルド品は\25,000~35,000程度で入手可能です。)
これは明らかに不当請求です。どうにか返金させるに至りました。
ほんとたいへんです。
他店にて今度はしっかり交換してもらいます。
ちなみにこのことは保険会社には報告済みです。
ちなみにロアアームは交換されませんでした。
なぜならその部品代と工賃は他の作業項目で水増し請求されて取られてしまって、予算を搾取されてしまったからです。
本来なら他店に持っていくべき修理だったけれど、 不義理を承知で、
最近の付き合いや関係を優先してこのショップに依頼したのに・・・大間違いでした。
お金がないとヒーヒー言ってたし、大会用の資金に困ってるって言ってたから、
少しでも仕事になればと思ったのですが、
こっちがとんだ被害をこうむりました。
ちなみにこのショップ。今回の一件で保険会社から手厳しく釘を刺されたそうです(保険会社談)。
当然ですね。
まだまだ続きます。
まだひどい話があります。
【詐欺被害状況】