エンジンOHで感じたこと@ヨンガン

今回は画像はありません。

腰上OHは過去にプロに依頼したり、自分で実施したりと何度か経験があります。
それは部品が純正や社外で供給されていて、ただ組み上げるだけなので、時間と工具とある程度の知識があれば何とかなっていたのでしょう。
今回、ヨンガンの腰下も含めたOHでは、例えプロと言っても、その車両独自の細かな癖などはできないことに気付かされました。

仲間がSBSにいたときの経験談から、腰下OHでは有名な○○ボーリングでは100%焼き付くという話や、都内近郊でヨンガン、ゴガンを得意とするショップは、実はゴーストメカニックがいて、自前ではOHができないという話も聞きました。
なお、このゴーストメカニックは、仲間の先輩で、私も古くから付き合いのある人物だったのは驚きました。

また、パーツの供給ですが、国産パーツはほぼ皆無で、主にイギリス製パーツが主流になっているようですが、一部、中国製も出回っているようです。
『RG400 ピストン』などでググると、KIWAMIというメーカー？商品名？でヒットするパーツがありましたが、これらは中国製のようです。

ヤロワさんでは、こういった中国製パーツも仕入れて、部品の精度などを確認しているようですが、どれも耐久性はおろか、サイズ（クリアランス）や形状などで難ありとのことでした。
ベアリング1つ取っても、NTNにオーダーを出すと数台分だけでは作ってもらえず、泣く泣くイギリス製パーツを使用していたようです。
しかし、今回は同形状同サイズのベアリングを、ヤロワさんで加工してもらえただけでも、ヤロワさんに依頼して大正解でした。

ヤロワさんで、ベアリングなどの実物を見せてもらい、触ってみて違いを実感しましたが、デッドストックの純正パーツが無ければ、出来る限り国産パーツで組んでもらいたいと感じました。

まぁ、自分でコツコツとパーツは集めていましたが、ここまで大掛かりな作業を想定していなかったので、足りないパーツばかりなのと、絶版パーツで無いものは、イギリス製パーツを頼るしかないのが現状ですね。