オートテストに参加し、初めてロードスターを(というか車を)全開で走らせてから早1週間。この期間に脳内で復習をしながら、自車の特性と自分の運転技術を再考していた。
そこで改めて、公道オンリーで大人しく走るにしてもNR-Aというグレードを選んだことが自分にとって正解だったと認識した。
今回クローズドコースを走ったお陰で、自分の運転スキルの限界性能が何となく掴めた。
・ABSを効かせた急ブレーキは踏めない
・ハンドルで回避といった状況ではハンドル捌きとアクセルワークがギクシャクする(スラローム)
他にも言葉では表現できないが、もし公道で危機的状況に陥ったとき自分ができること、できないことが薄らと理解できたと思う。
だが、コースを全力で走っている時でも「え、ウソ!?なんで?」という感覚にはならなかった。
何を指しているかというと、自分の操作に対して車が一瞬ナーバスになり「ヒヤリ」とする感覚が一切なかった、ということだ。
常にNR-Aは自分の操作に忠実で、自分のイメージした通りの動きをしてくれた(つまり上手くいかないのは自分の脳内イメージが悪いだけで、車が言うことを聞いてくれないからではない)
これがわかったのが今回の走行の最大の収穫だった。
ではそれがNR-Aだから「ヒヤリ」としなかったと言えるのか?という疑問だが、やはりそうだと考えられる。
例えば990Sの挙動を見ていたときに、急旋回ではリヤ内輪側のバネが大きく伸び、車体がフロント外輪の一点にかけて大きくダイブしていた。
一方自分の車を外からの動画で確認すると、伸びロールは明らかに少ない。
実際乗っていてもリアは絶対破綻しないという手応えがあったし、フロントも操舵力に余力を残していることが伝わってきた。
これは990Sがナーバスということを言いたいわけではない。
自分の運転技術で操ったときに990Sではおそらく危機回避の際に自分のイメージ通りの動きをしてくれない。
「してくれない」というのも間違いで、本当はイメージ通りの動きをさせるだけの運転技量が自分にはない、というのがより正確な事実だ。
ブレーキングにしても、先述のように急ブレーキを踏む技量は今の自分にはない。それをNR-Aの大きなブレーキがカバーしてくれているのがよくわかる。
NR-Aであれば純正状態であったとしても自分の技量をカバーするだけの懐の深さがある。
この純正状態というのが自分には重要で、NDは純正を保って長く綺麗に乗りたいのだ。
故に僕は今後サーキットを走らないとしても、自分の命を乗せるにはNR-Aでなくてはだめだ。
先進安全装備の付いていないロードスターだからこそ、危機回避での信頼性を求めた結果NR-Aという回答に行き着いた購入時の自分は間違っていなかった、と今でも思う(事故った後は知らんよ?NR-Aはサイドエアバッグ非装着death)。
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NDロードスター | 日記
Posted at
2023/11/11 14:43:12