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2014年01月18日 イイね!

メーカーに聞いた,ハイグリップラジアルタイヤの真実 BSとGY編

前回のブログ Sタイヤ開発者に聞いた,ハイグリップラジアルタイヤの真実が想像に反してご好評をいただいているようなので,残りのブリヂストンとグッドイヤーもちゃちゃっと書きます.

真実,というタイトルの割には大した内容でない事を予め断っておきます.(爆)

東京オートサロン2014で仕入れた,ハイグリップタイヤのメーカー側のお話です.


ヨコハマ,トーヨー,ダンロップと回って,次は日本グッドイヤーです.



ブースが大変お忙しそうだったのにもかかわらず,商品企画の開発担当の方とお話しさせて頂きました.


Q スポーツラジアルタイヤは新しくなる度に耐えられるGというのは上がっているのでしょうか?
A ・・・本当は全部教えてあげたいんだけどね(笑)

(笑)
すいません,この一言が強烈すぎてその後の答えを忘れてしまいました(笑)

Q タイヤの慣らし運転は必要でしょうか?
A タイヤにはガラス転移温度(Tg)ってのがあって,その温度より低いとタイヤが壊れてしまうんですよね.


※ガラス転移温度(Tg)とは,簡単に言うと氷が水になる融点と似たような概念です.(正確な情報はWikiを見て下さい.)
水はマイナス何℃という環境では氷ですが,0℃の温度に達したところで溶けだして水に変化しますよね.
それと同じイメージで,ゴムは温度が低いと固いが,ある温度を超えるとやわらかくなる,という性質があり,その境界がTg,というイメージです.

Q というと,サーキットであるタイヤのブロックがはがれたりするのは,熱が入りきっていなく,その温度に達していないからと言う事ですか?
A そうです.あとタンデル(tan δ,多分グラフの傾きか何かでしょう)と***(忘れました)って概念があって,それをうまくやって行くのが難しいんですよね.

Q タイヤサイズが違う,例えば195と285等ではコンパウンドを変えているのでしょうか?
A いや,変えていません.大体市場でメジャーなサイズのタイヤを基準にタイヤを設計して,そこから大きさに合わせて構造を変えています.

Q なるほど!というと,それぞれのサイズで実走試験を行っているのですか?
A いや,実装試験は全部やっていません.

?!

A ただ,全部試験機にはかけています.

Q ローラー試験機のようなものですか?それで耐荷重や速度テストを行っていると?
A そうです.


実際の会話はもっとフランクな感じでしたが,技術的な内容は以上です.

まさか全てのタイヤを実車に取り付けた試験を行っていないとは思わなかったので,個人的にはかなり驚きました.
慣らしに関しては,ここでは「サーキットで本気走行するまでの慣らし」と捉えられたようですが,タイヤは暖めてから走らないとグリップしないだけでなくブロックが飛びやすい等の弊害もあるようなので,しっかり暖めてから全開アタックする事にします.



* * * * * * * * * *  




最後に,天下のブリヂストンです.



技術サービスの方にお話しを伺いました.

Q まず,RE-11A 2.0はイレブンAとどこが異なるのですか?
A 2.0は,レースを想定していますので,ロードノイズ,乗り心地などの快適性を犠牲にして,ラップタイム重視で作っています.

Q そのためにはコンパウンドを変えているのですか?それともワイヤーの構造などもかえているのでしょうか?
A そこまではお伝えする事ができません.

Q ちなみに,自分でタイヤの重さを比較した時にポテンザのタイヤはネオバやディレッツァよりも重かったのですが?
A 剛性を高めようとすると必然的に重くなります.速く走るためには,トレッドのグリップだけでなくタイヤ自体の剛性も重要なため,仮に軽いタイヤを作っても剛性が足りず遅い場合もあります.トータルで見た時に良いと判断すれば,重くなる場合もあります.

Q タイヤサイズによってコンパウンドは変えているのでしょうか?
A 一概には言えません.変えているものもあるかと思います.

Q 全てのタイヤサイズで実走行試験しているのでしょうか?
A 一概には言えません.

Q 先人の伝えで,タイヤは一度熱を入れて一旦冷やしてから,後日サーキットに持ち込んだ方がいいという話があるのですが?
A 1000人のお客様がいたら,1000通りの使い方がありますので,もしかしたらそうなる場合もあるかもしれません.ですが,開発の段階では,ニュータイヤに熱を入れて走らせた際に最適になるように作っていますので,お使いの環境によってはそれを上回る性能を発揮することもあるかも知れません.

Q 自動車に純正で装着されているタイヤと,同じ銘柄で販売されているタイヤは違うのですか?
A 違います.純正で装着されているタイヤは,名前こそ同じでも,メーカーからの要望を全て叶えた専用設計になっています.
(ここで,RE070?050?で例を出していただいたのですが,正確な銘柄を忘れてしまいました.)

A なので,仮に純正装着タイヤから変更された場合,性能が上がる面もあると思いますし,逆に性能が下がってしまう面もあると思います.



* * * * * * * * * *  


今までのシリーズをまとめると,次のようになります.

●タイヤがモデルチェンジしても,極端にグリップ性能が上がるわけではない.

●タイヤの皮むきは必要.新品のタイヤは表面に離形剤というものがかぶっているため,これがはがれるまで本来の性能は発揮できない.

●また,サーキットにおける皮むきも,レース用タイヤと違いシビアではない.

●サーキットで限界走行する際には,タイヤをしっかりあたためてやらないとブロックが飛ぶなどの弊害が起こる.

●タイヤのトレッド面のコンパウンドは基本的に均一であり,溝が減ることでグリップは低下しない. ユーザーが「*部山からグリップが落ちた」というのは,経年劣化によるグリップ低下と勘違いしているものと考えられる.
その証拠に,ワンメイクレースなどではドライ用にわざわざ溝を浅くしたタイヤを使う場合がある.

●メーカーによっては,同じ銘柄のタイヤでもサイズによってゴムのコンパウンドを変えている場合がある.
個人的な見解として,AD08RとRE-11Aが他のハイグリップタイヤと比べて値段が高いのは,そういった作りこみにあるのではないかと思う.

●全てのサイズのタイヤが,車両に取り付けられて試験されているわけではないらしい.タイヤの開発では,メジャーなサイズで主な開発を行い,他のサイズはそれを基準に改良され,試験装置の試験を受けて市販される.

●市販車に装着されているタイヤは,基本的にその車種専用設計となっている.つまり,れっきとした十走行試験が行われ,制動距離などの安全性も確実に確保されていると考えられる.

●以上は「基本的な」内容であって,ユーザーの使用の仕方によって,もっと性能が引き出される可能性はある.



アクセス数が多いようなので、追記します。


●タイヤのトレッド面のコンパウンドは基本的に均一であり,溝が減ることでグリップは低下しない. ユーザーが「*部山からグリップが落ちた」というのは,経年劣化によるグリップ低下と勘違いしているものと考えられる.

の判例としまして、自分自身の経験で

同じ銘柄のタイヤにおいて
・製造から2年経過した、残り溝1.8mm程度での耐えうる横G⇒0.7G程度
・製造から3年経過した、残り溝3mm程度での耐えうる横G⇒1.0G程度

という経験がありました。

この経験に対し、ある東洋ゴム工業の方から「ゴム自体の摩擦係数は一定でも、トレッド部の変形具合が変化し、CP等が落ちる事はある」
というご指摘を受けましたので、必ずしも「溝が減ってもグリップは落ちない」事はなさそうです。


また、タイヤの熱入れに関しては化学的根拠がまだ集められていないので、何が真実かよくわからない、というのが現状です。



最後までお付き合いいただきありがとうございました.

(自分は最近仕入れた205のZ1スタースペックを早く筑波で使ってみたいところです.(笑))
2014年01月17日 イイね!

Sタイヤ開発者に聞いた、ハイグリップラジアルタイヤの真実

前回のハイグリップラジアルタイヤの真実がmyブログのトータルPVレポート第7位に君臨する人気の(?)ブログなので、続編です。(笑)

「真実」というタイトルの割には大した内容ではありません事を予め断っておきます。

東京オートサロン2014で仕入れた、ハイグリップタイヤのメーカー側のお話しです。



今回は主に3つの事を重視して質問しました。

・進化するたびに耐えられる横Gは大きくなるのか?
・皮むきは本当に必要なの?
・溝が減るとグリップは本当に落ちるのか?

Q&Aは記憶を頼りに再現しているので、一字一句正確ではありませんが、そんな内容の事を言っていたと捉えて下さい。




まずはネオバでおなじみYOKOHAMAさんへ!



自分 : タイヤの事についてお伺いしたいのですが、AD08から08Rになって摩擦係数はどのくらい上がっているのでしょうか?

YHの方: えーーー 設計の者に変わりますのでしばしお待ちください…












!!!(・∀・)!!!


※横浜ゴム株式会社の方ではなく、ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル株式会社の開発部の方に代わっていただきました。


Q タイヤはモデルチェンジするたびに、許容できる横Gというのは大きくなっているのでしょうか?
A 「G」という考え方はしていないですね。タイヤの摩擦円が元々ひし形っぽいので、それをだ円に広げるような設計をしています。具体的には、コンパウンドや内部構造をいじってます。

Q というとターンインなどでより速くなると?
A はい。

Q ちなみに、スポーツラジアルの皮むきって正直意味あるんでしょうか?正直一般人の普段の運転が「慣らし走行」と変わらないですよね?
A (後ろに置いてあるGT500マシンを指さして)こーゆーのでなければ正直あまり変わらないですね。

Q え?Sタイヤもですか?
A ええ。

Q さすがに0.5秒くらいは変わりますよね?
A それくらいは変わるかも知れません。

Q 先人の言い伝えで、「タイヤは本気で走る前に一旦熱を入れて、冷やしておいてから使った方がいい」と聞いたのですが…
A 新品タイヤは発熱しにくいので、もしかしたらそのことを言っているのかもしれませんね。一回熱が入ったタイヤは発熱しやすいので、すぐにタイムは出しやすくなると思います。

Q 溝が減るとグリップは落ちますか?
A 落ちません。ワンメイクのレース屋さんはドライ用にわざわざトレッド削って浅くしていますから。トレッドの厚みが薄い方が、物理的によれの時間が少ないのでその分クイックに感じます。ただウェットに関しては、縦溝、もしくはタイヤ中心から両端に向かう斜め溝の排水性が重要なので、それがないタイヤはハイドロが起きやすくなりますね。

Q トレッドのゴム質が途中で変わる事はないですか?
A ありません。

Q というと、新品から使っていて溝が減ってグリップが落ちたと一般人が感じるのは、単にゴムの経年劣化であると?
A はい。

Q ちなみにSタイヤは古くなるとタイムは出にくいんですか?例えば5年とか…
A 全然出ません。むしろ2年で落ちます。熱が入れば多少イケますが。

Q 理想の空気圧ってあるんでしょうか?
A 車によって変わると思いますが、大体2.1にしたときのタイヤの断面形状を基準に設計していますよ。

Q 設計上の「剛性値」と、実際の「剛性感」はやはり違うんでしょうか?
A 違いますね。これはタイヤのばねの静的特性と動的特性が違ったりするんですよ。ノーマルタイヤでは回転運動のシミュレーションをやっているんですが、Sタイヤは正直そんな事やってる暇がないので、とにかく作って試す、作って試すの繰り返しです(笑)

!!!

A ラジアルは両立が難しいんですよね。ちなみにグリップしても減らないタイヤもあります。むしろグリップしない→すべる→よけ擦れて減る、の悪循環なんですよね。

その他、就活に参考になる会社内の日常等をお伺いして終了となりました。



今回お話ししたのはSタイヤ屋さんでしたが、スポーツラジアルでも鮮度が大切なようです。
さらにタイムを出すなら新鮮なタイヤの溝を減らしてから走らせた方が良さそうです。

自分は今までも、これからも「安く手に入れたタイヤ」でどこまでタイムを出せるか頑張りますw
(単に金がないだけという)


(って、何年か前にヴィッツワンメイクで浅溝、深溝…って話を聞いたぐらいだから、溝が減ってもグリップが落ちないのはもっと早く気付くべきでした…)



アクセス数が多いようなので、追記します。

「溝が減ってもグリップは落ちない」という事でしたが、自分自身の経験で
同じ銘柄のタイヤにおいて
・製造から2年経過した、残り溝1.8mm程度での耐えうる横G⇒0.7G程度
・製造から3年経過した、残り溝3mm程度での耐えうる横G⇒1.0G程度

という経験がありました。
この経験に対し、東洋ゴム工業の方から「ゴム自体の摩擦係数は一定でも、トレッド部の変形具合が変化し、CP等が落ちる事はある」
というご指摘を受けましたので、必ずしも「溝が減ってもグリップは落ちない」事はなさそうです。

また、タイヤの熱入れに関しては化学的根拠がまだ集められていないので、何が真実かよくわからない、というのが現状です。


* * * * * * * * 




続いてお隣りにあったトーヨータイヤさん。

設計、開発、実験部門の方がつかまらなかったのですが

Q 通常のタイヤで皮むきというのは必要なのでしょうか?
A 必要です。タイヤを成形するときに窯で焼くのですが、その窯からはがすための「離形剤」が残っている事がありますので、これを削るために慣らし走行は必要になります。


とのことでした。





* * * * * * * * 




続いてZ2が早くもスタースペックに進化し、セカンドグレードのDZ101も102にMCしたダンロップさん。



営業の方にお伺いしました。


Q 通常のタイヤで皮むきというのは必要なのでしょうか?
A 必要です。「離形剤」が残っている事がありますので、これを削るために慣らし走行は必要になります。

Q 先人の言い伝えで、「タイヤは本気で走る前に一旦熱を入れて、例えば一晩冷やしておいてから使った方がいい」と聞いたのですが…
A そんな肉じゃがやカレーみたいなことはないですよ(笑)

Q Z2からZ2☆へは何が変わっているのですか?
A ワイヤー等はそのままに、コンパウンドのみを変えています。

Q タイヤはモデルチェンジするたびに、許容できる横Gというのは大きくなっているのでしょうか?
A 難しい質問ですねぇ…

Q ちなみにヨコハマさんでは同じ銘柄でもサイズによってコンパウンドを変えているらしいんですが、ダンロップさんもそうなんですか?
A いや、そんな事はないです。同じ銘柄なら同じコンパウンドです(え?ヨコハマ変えてるの?!みたいな反応)

Q ちなみにトレッドのコンパウンドは均一ですか?溝が減ったら違うゴム質になることはありますか?
A トレッドとベルトの間に一層ゴムの層(名前忘れましたcrz)があるのですが、そこまでは変わりません。

Q というと、新品から使っていて溝が減ってグリップが落ちたと一般人が感じるのは、単にゴムの経年劣化であると?
A はい。


その他、就活に参考になる会社内の日常等をお伺いして終了となりました。






次回はグッドイヤーと天下のブリヂストン編です。
GYは技術にもかなりお詳しい商品企画部の方、BSは技術サービスの方にお話しを伺いました。
そこでちょっと衝撃の事実を知りました。

次回もお楽しみに(・・・ってしてる人いるのかな?笑)
2013年12月18日 イイね!

素朴な疑問シリーズ! トレッドとタワーバー

お題その1

「トレッドを広げると・・・」


について、自分の中では矛盾で頭がいっぱいです。



現段階で自分がわかっている事は

・サーキットのレーシングカー(GTとか)はトレッドが広い!(これは嘘付かないはず)



そして何より

・見た目重視なら、性能云々関係なしにツライチは大事!!(これも嘘はつかないw)

(自分はあまりツライチに興味がないので、レビンの純正の引っこみ具合でも何の不満も抱かないのです…笑)




ではここからが本題。

左右の荷重移動量を表す式は

左右の荷重移動量 = (車両質量 × 旋回G × 重心高) / トレッド  ・ ・ ・ (1)

この式(1)より、重心下げたら荷重移動減る、旋回G下げたら荷重移動減る、ということになります。
さらに、トレッドを広げたら荷重移動量が減る事になります。


では次。

ロール剛性は、ロールのしにくさを表します。単位はモーメントを角度でわったやつだったような。

ロール剛性を表す式は

ロール剛性 = ・・・割と面倒…ですが、とりあえず分子に「トレッドの2乗」がかかる。  ・ ・ ・ (2)

※引用元の通りに記載し直しました。


車両全体のロール剛性値が高いと、ロールがしにくくなります。剛性値が低いと、ロールしやすくなります。


まぁ、ぶっちゃけ式1でも2でもどうでもいいんですが、どっちにしろ「荷重移動」の観点から考えると、「トレッドが広い≒バネ/スタビが固くなった」ということになります。



ということは、前後のトレッドを同じくらい広げたら、車両全体としては左右の荷重移動がしにくい車になりますので、「ちゃんと走らせた」場合にかぎり、左右の荷重移動がしづらいので、左右のタイヤのトータルのコーナリングパワーのロスが減り、コーナーでは速くなるはずです。
なるほど、レーシングカーは前後ともトレッドが広くて当たり前ですね♪




じゃあ、リア「だけ」のトレッドを広げたら、リアのバネを固くしたのと同様にクルマがオーバーステア傾向になることになるじゃありませんか!



ですが、リアにワイトレ履かせる方からよく聞くのは

「リアの挙動がマイルドになった」

という感想です。

・・・どっちやねん!/(。A。)\




もう自分の頭の中はマトリックスの緑文字状態です。


※http://gigazine.net/news/20130321-matrix-javascript/より引用させていただきました。


と、ここで思ったのは、トレッドが操安性に与える影響はロール剛性だけではなくヨー的な何かにも相関があり、そちらの方で「安定性を高める」影響の方が大きいから相殺されてしまうのでは?
と思ったのですが、例のスタビリティーファクターってのは2輪モデルから導出されている概念なようなので、これは違う。
「ヨーレートゲイン」とか意味不明な言葉をたまに耳にしますが、その辺なんでしょうかね。

こんなこともわからずに「学生フォーミュラやってました!」なんて偉そうな事言って自動車メーカーの技術系面接に行ってしまって良いのか不安になります…。



うん、きっと就職したら研修で教わるはず!


追記
こさとうさんのご指摘で、式(1)で考えると
リアのトレッドを広げるとリアの荷重移動量は減り、アンダーステア傾向になる、という結論になりました。
では、式(2)基準で考えると、「トレッドを広げた側の荷重移動量が増え、広げるのがリアならOS、フロントならUS」になってしまいます。
この式(2)のアプローチがよくわからないので、もうちょっと調べ直してみます。




* * * * * * 



お題その2
「ストラットタワーバーを入れたら(ry」




それなりのストラットタワーバーを入れたら「どっかのねじれ剛性値」が上がる事は多分間違いないはずです。
割り箸を3本でコの字型に組んだ製品と、割り箸を4本で□の形に組んだ製品を比較したら、後者の方が剛性値は高そうじゃないですか。(測った事ないけど。)

実際の「値」がどのくらい違うのかはわかりませんが。(測定誤差の範囲内かもしれないし、けた違いになるかも?


さて次。
タワーバーを入れたら
「フロントの入りがよくなった!」
「クイックになった!」
「速くなった!」
「タイムが落ちた!」

という感想をよく聞きます。



自分は鈍感なので、誰かがこっそりタワーバーを外していても、一般道では違いに気付かない自信があります(爆)
(某登山コースならわかるかも?)


もしタワーバーを入れたら剛性があがるとしたら、さっきのトレッドと同じ考えで

フロントにタワーバーを入れる
→フロントの剛性が上がる
→フロントのロール剛性もあがる?
→フロントのバネを固くしたのと同じ
ということは?!
クルマはアンダーステア傾向になり、まがらなくなる!!
ではありませんか!

またも自分の頭の中はマトリックスの緑文字状態です。


※http://gigazine.net/news/20130321-matrix-javascript/より引用させていただきました。


と、ここで思ったのは、
「クイックになるは正しい」
であろうという予想。
ボディ剛性があがったのなら、ハンドルきった瞬間のたわみが減る、つまりフロントがクイックになる♪たのすぃ~♪みたいな。
が、コーナリングスピードがあがるかどうかは別問題だと思います。

実際に、S2000でタワーバーがない方がサーキットでのタイムが速いという方もいます。





* * * * * * 


しょせんシロートがあれこれ考えているだけなので、この中に書かれている事を鵜呑みにしないでくださいませ(*゜ω゜*)

自分の場合、プラシーボ効果と、プラシーボプラシーボ効果(変わらないと思いこむと、違いを感じ取れているのに大して変わらないと判断してしまう)があるので、よくわかりません/(。A。)\

なんかうだうだ書いてますが、クルマを速く走らせるのはドライバーの仕事です♪
「峠で速い奴が一番カッコいいんだ!」by秋山渉

何かを否定する気はまったくございませんが、皆が「なんとなく」信じていれば、嘘であってもそれは常識!
「それでも地球は動いている」



※文中の画像は、注釈があるものを除いてフリーの素材を使わせて頂きました。ありがとうございます。

2013年12月05日 イイね!

タイヤとホイールの質量を測ってみた


●●タイヤ●●



ヨコハマ AD08ネオバ

7.5kg


195/55R15 (1711) 残量約2mm時 測定本数1本



ブリヂストン ポテンザRE-01R

8.6kg


195/55R15 (**05) 残量約2mm時 測定本数1本



ダンロップ Z1☆

8.7kg


205/50R15 (**11) 残量約4mm時 測定本数1本



ヨコハマ S.Drive

7.2-7.3kg


195/55R15 (2509) 残量約1.6-2mm時 測定本数2本




コンチネンタル プレミアムコンタクト

6.9~7.1kg


195/50R15 (4309) 残量約4mm時 測定本数2本




ピンソ Pinso PS-91

8.0~8.1kg


195/50R15 (**09) 残量約4mm時 測定本数2本










○○ホイール○○







RAYS Sebring ITC Sport 
15” × 6.5” +38


6.7-6.8kg

測定本数4本









Inter Milano Voltec RGS
15” × 6.5” +38?

5.4kg

測定本数1本








Enkei ES-Tarmac 
15” × 6.5” +38

5.3-5.4kg
 
測定本数2本

4.8kg
だったような(あいまいな記憶







※±0.2kg、±1mmの測定誤差がありますので参考程度にどうぞ♪






※「あのタイヤ扁平高いねー」と指さすべきは175・70R14ではなく295・35ZR20のようなタイヤですって今さら言ったところで誰も気にしませんよねw

※ホイールの幅の単位はJじゃないんですって今さら言ったところで誰も聞いてくれませんよねw


随時更新予定!乞うご期待!(誰も期待してませんって?笑)


※Sドライブを追加しました。
※ピンソPS-91、エンケイターマックを追加しました。
※Z1☆(205)を追加しました。
2013年10月25日 イイね!

続・バネレートの決め方の基準



自動車の操安性を決めるスタビリティーファクターの式にざっと目を通してみたのですが、ヨーレートの出し方がテキトーに見た限りではさっぱりだったので、今日やっと計算法を知った(遅)固有振動数で考えてみます♪


車に詳しい方はとっくにご存知だと思いますが、固有振動数に関してはこのページにすごくわかりやすく書いてあったので、文才のない自分はあまり長々と書きませんw




簡単にいうと、原理はわかりませんが(爆)

こゆーしんどーすーってものは、1.0(シーマ)~1..5(32GTR)Hzくらいの数字にするのが市販車

こゆーしんどーすーってのが高いと、俗に言う「固いクルマ」になり、「大抵」速くなるが、乗り心地は悪くなる

・グループAのレーシングカーで2.5~3.5Hz程度


参考文献:車両運動性能とシャシーメカニズム 宇野高明著 グランプリ出版 pp.199-200





んで、レビンの固有振動数を計算してみました。

車重はタイヤ・ホイール1つで15kgとして計算→車重は車検証の値-60kg




Table 1 Resonant frequency for AE111.




ついでに、前回のブログで触れたOS/US判別参考値(つかぽん流カケヨロファクター)も入れてみました。
※つかぽん流カケヨロファクターは、スタビライザーとトレッドと前後のボディねじれ剛性配分を考慮に入れていないため、かなり大雑把です。例えばフロントのスタビの方がリアに比べて固い場合、NS時のF/Rは1.79から少し変化します。





レビン純正って、もはや32GTRのレベルの値だったのか…
カローラセダンの純正のバネレートがわからなかったのですが、車重が軽い分固有振動数は重量級セダンに比べて高め…?

美脚って、グループA並みの固有振動数なのに乗り心地はいいからすごいです…
高いスプリングに高いダンパーだと常識を覆せるようです。すごい!

自分は安モンダンパー&当面ラジアルしか使わないつもりなので、今のバネレートがちょうど良さそうです。


固有振動数って単位がHzだから、小難しい問題に疎い自分には直観的に「どれくらいロールするのか」とかわかりませんw
まぁ、SUSP GEOとの兼ね合いでもあるし、一概には言えませんが。



クルマって奥が深い♪



業務連絡:金沢のブレーキ担当者へ バネのパーツレビューに証拠写真を追加するのでどうぞ見て下さいw

プロフィール

「ID連携のため、数年ぶりにログインしました!懐かしいです!」
何シテル?   05/12 21:57
平成生まれのつかぽんと申します 2011年より2018年までトヨタ カローラレビン(AE111)に乗っていました。 2016年から2018年までポルシェ...
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