
【アバルト】
小排気量の小型車をベースにエンジンチューニングを得意とし、大型車に食って掛かるその勇姿は 「ジャイアント・キラー」 等と呼ばれそれはまさにベビーギャングのパイオニアと呼ぶに相応しいメーカー!!
現在、FIATに買収されてからは社内ブランドとして活躍するメーカーで多くの方もこの
「サソリ」
のエンブレムを見かけたことがあるのではないでしょうかぁ(^-^)
この特徴的な 「サソリ」 のエンブレムは創設者である 『カルロ・アバルト』 の星座がモチーフとなったものですが、過激なチューニングカーをリリースするアバルトだけにその走りは毒針のように刺激的で鋭いと言われることも多く、メーカーのコンセプトとも合っていますねぇ♪
さて、そんなアバルトにチャレンジしてきましたよぉ(^-^)
まずは、昨年登場した 『124スパイダー』 (以下:124) ですっ!
これは、1966年頃に登場した 「124スパイダー スペシャル」 が実に約50年振りに蘇ったとして、注目されたモデルですっ☆
さらに注目を浴びたのはこの 「124」 のベースとなっているのが、マツダのND型 「ロードスター」 を使用していることですっ!
また、その生産がマツダの工場で作成されていて関税の問題から日本において世界で最も安く 「124」 が購入できるということでも知られています(^-^)

(マツダND型 ロードスター)

(124スパイダー)
ND型 「ロードスター」 がベースになっているというだけあって、このように一見すると確かに頷ける程似ているインテリアですが、ドアハンドルやダッシュボードにセンターエアコンベゼル形状の違い等、実は細かな部分が専用設計になっているんですねぇ♪
また、レッドカラーが刺激的なタコメーターや、センターポイントが施されたテアリングに 「ロードスター」 とは形状の違うシフトノブを装着するなど走りを思わせる演出も 「124」 ならではですっ☆

(124スパイダー)

(ロードスター)
ボディーは 「ロードスター」 よりも一回りくらい大きく伸びやかなデザインが起用されているので、一目見ただけではこれが 「ロードスター」 がベースになっているということは言われないとわからないくらいの完璧な仕上がりですねぇ(^-^)
デザインの凝ったテールは 「ロードスター」 よりカッコいいですっ!
専用ホイールの隙間からはブレンボ製レッドキャリパーが表情を見せますっ!
今回の試乗車はオプションのシートを装着しており、パイピングスタイルのシートはいかにもイタリアンって感じしてますねぇ(^-^)
「ロードスター」 の鋭い目付きとは違い楕円形の特徴的なヘッドライトは正面から見るとなかなか勇ましく角度によって色々な表情してくれるので飽きの来ないデザインですねっ(^▽^)
さて、そんな 「124」 に乗ってみたのですが、アバルトというには拍子抜けするくらいジェントルなクルマで国産車感覚で乗れるのはやはり 「ロードスター」 がベースになっているからではないでしょうか(^-^)
本来、 「ロードスター」 専用に作られたボディだけあってこのボディを活かせるのは 「124」 ではなく、やはり 「ロードスター」 という気がいたしますね~(^▽^;
試乗車ということもありターボ搭載のエンジンを過激に使用することは致しませんでしたが、日常使用としてはそれは過剰な装備なのかもしれません(^^;
アバルトといえば、エンジンを拡大することでボンネットが閉まらなくなったとか、バケットシートを搭載したら天井につかえてリクライニングできなくなったというようなバカなクルマを作って来たメーカーとしては、 「124」 はあまりにも親しみやすくて熱烈なアバルトファンの方からすると物足りなさすら感じてしまうかもですね~(^_^;A
「124」 はアバルト入門編や外車初心者の方にとってはとっても優しくスポーツカーというスタイリングではありますが、親しみのあるモデルといえますねぇ♪
それよりも驚かされたのはコイツですっ!
アバルト 「595」 と名付けられた
FIAT 「500」 がベースとなった
「595 コンペティツィオーネ」 ですっ!
コンペティツィオーネは 「595」 のトップグレードで専用パーツが標準装備されているモデルですっ♪
見た目はかわいい 「500」 のスタイリングですが、毒牙に掛かったことを証明するアバルトのエンブレムが輝いていますねっ!
ダッシュボードにはいかにも後付け感のある物々しいターボブーストメーターが装着されていて、これがまた視界を妨げます(^^;
本来左ハンドルで設定されているため、クラッチペダル横に設置されたデッドペダルスペースが僅かにしか確保されず、クラッチ操作をするときたまにセンターコンソールに足が当たることもしばしば(^_^;A
また 「595」 と刺繍された専用シートはSabelt製のセミバケットシートで生地やクッションも硬くお世辞にも快適とは言い難いのですが、
これぞ!
アバルトですっ!
このコンペティツィオーネモデルにはオプション追加装備可能で選べる
『レコードモンツァ』
というマフラーが標準装備されているのですが、これがまたスゴイ!
ゴロゴロと雷のようなアイドリングを奏でるこのマフラーを装着する 「595」 が目の前に持ってこられたとき、
「本当にコイツが奏でている音なのか!?」
そう疑う程それは激しいエキゾーストノートでしたっ!
まるで子供が目の前におもちゃを持ってこられたような表情になった僕は気付くと 「595」 に乗り込み座り難いシートに身を委ねていました(^^;
早速、試乗をさせていただくと走り出した瞬間からこみ上げてくる感動が押し寄せてきます!
直噴エンジンならではの連続性のあるエキゾーストノートは走り込みたくなる演出をもち、またヌルヌルと入るシフトチェンジもストレスなく楽しいものですっ!
正直 「595」 を侮っていましたっ!
スタイリングは扱いやすそうで親しみのある 「595」 ですが、 「124」 のエンジンと同じユニットを横置きで搭載しているために、ステアリング舵角が制限され見た目よりも小回りの利かないモデルです(^^;
だが、これぞアバルト!
コイツは知っている!
何が楽しいクルマなのかを!
この年齢になってもこんな感情が沸いてくるなんてまるで少年の頃に戻ったような感覚になる楽しいクルマと出会えるとは!
一見初心者を寄せ付けないように見えますが、実はとっても親しみの持てる
スポーティでエレガントな 「124」 か
逆に見た目は親しみがあって扱いやすそうなのに
宿す情熱が癖のある 「595」 か
どちらも価格帯が同じなので悩まされますねぇ♪
貴重な体験をさせていただきましたぁ(o^-')b
『レコードモンツァ』 の激しいエキゾーストノートに心奪われた僕でしたが、
ばんぶるびーのエキゾーストノートの方が激しかったというね(^^;