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この休み中は数回書店に足を運びカー雑誌をチェックしましたが、Motor Magazine誌、LE VOLANT誌ともに大々的にPorscheをフィーチャーしているのが気になりました。

折しも6日、TVK（テレビ神奈川）で放映されたカー情報番組、「クルマでいこう！」もPorsche911、、

ということは、今春Porsche Japanは既に成熟しきったといわれる日本市場に対して、あえて結構な額の広告費をつぎ込んだものと思われます。


コレ、もしかするとなんですが、、86/BRZのようなクルマがユニクロ価格で出てきてしまい、しかも50、60代の受注も多いと聞いて急遽ホンモノの良さをアピールするために動いたのではないでしょうか？

今まで三越や高島屋でBurberryやBrooks Brothersのシャツ1枚を1万円とか出して購入していた富裕層が、たまたま同じ街で繁盛しているユニクロに入れば、似たようなシャツが同じ値段で3～4枚買えることに気付く。しかも、高級品で目が肥えた彼らはユニクロのシャツのQualityが決して低くないことを即座に見破る。

同じように、2nd、3rdカーとして911、ボクスター、ケイマン等を所有していた50、60代の富裕層が、なんとなくブランド品が恥ずかしくなって3、4分の1の価格となる86/BRZに流れるケースが絶対無いとはいえません。

しかも、86に至ってはカーガイの呼び名も高い豊田章男社長の肝煎りであることが、富裕層の囲い込みに効果を発揮する可能性があります。章男社長といえば自身がドイツの耐久レースに出場するほどのクルマ好きであると同時に、トヨタグループ数十万人のトップでもあり、ハリウッドの俳優だろうが、ヨーロッパの貴族だろうが、会食できない人はほとんどいない（と思われる）、いわばセレブ中のセレブなのですから...。

リーマンショック以降一時落ち込んだものの、Porscheの日本国内販売台数は2009～2011年と徐々に回復傾向だそうです。2012年のリザルトがどのようなものなになるのか、興味深いです。

（画像はPorsche911同様ヘッドレストが装備されていないのに、何故かモータージャーナリストが一切指摘しないBRZの後席。ミライースは散々叩いたのにね。）