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某巨大クチコミサイトのロードスタースレで、「86/BRZの前後重量配分53:47は誇大広告じゃないか!?」という書き込みを見つけました。

それによると、86/BRZの乗車位置から推測するに、55kg（車両総重量を計算するときの1人あたりの重量）の2名乗車であっても、56:44（※1）が53:47（※2）にまではならないだろう、とのこと。






（※1）BRZ S 6MT　車両重量　1,230kg

前軸重　690kg　56.10%
後軸重　540kg　43.90%

（※2）1,230kg+110kgの53:47

前軸重　710kg　52.99%
後軸重　630kg　47.01%

実は私の体重がちょうど55kg（身長165cm）で、その私が自車BRZのホイールベースのどのあたりに座っているかを確認できれば本件に対する何らかのヒントになるかと思い、今日スーパーで買い物中の奥さんを待っている間に早速測ってみました。（駐車場が異常に暑く、汗だくになりましたが）

結果は画像の通り、ホイールべース2,570mmに対して大体1,340mm付近と、真ん中より少しだけ後ろ寄りであることが分かりました。重量増加分110kgのうち、82%位が後軸重に載らないと53:47にはならないことを考えると、確かにこのシート位置だと厳しいかもしれませんね。

とはいえ、富士重さんは立派な上場企業であり、商品説明に虚偽があれば消費者庁から優良誤認（商品の品質を実際よりも優れていると偽って宣伝する行為）の疑いをかけられてしまうことはよくご存じでしょうから、恐らく何らかの方法で本当に53:47を達成しているものと思われます。そもそも「自社計測値」ですから110kg増である必要もないですし、運転手以外のもう1名は助手席ではなくリヤシートに座るとかいう手も、、（汗）

「2名乗車時の前後重量配分は53:47で優秀」というのは、少しでも走りの良いクルマとして売りだしたいがために86/BRZ発売前に考案されたセールストークのうちの一つなんでしょうが、クルマ自体は予想より売れたわけですから個人的にはそろそろ謳うのをやめても、とは思いますね。

＜2013年8月追記＞
上記考察はSグレードを元にしていましたが、よく考えたらフロントの軽いRA（86ならRC）があるので、それにスペアタイヤを載せ、なおかつ比較的高身長の方が2名乗ったら達成可能かと思います。いずれにせよ最大限有利な条件でのみ53:47達成するというのなら、あまり良い広告とは思えませんが、、なお、8/24に本件に関連するブログをUpいたしました。