昨年、エアコンを施工させていただいたお客様から、
「音がして、機械が震えるんだけど…」
と。
しかし、不思議にもクレームの口調ではなく…
ギレン
「妙だな・・・」
と思いつつ…
で、詳しくお話を聞くと、
どうも、衣類を乾かそうと衣紋掛けをぶら下げようとして、
引っ掛け、送風口のファンを壊したみたいです(;^ω^)
しかし半年前に、自分がつけたばかりの機械…
無視するわけにも闇雲に買い替えをすすめるわけにも行かず…
とりあえず、
カイ
「けどよ、エアコンの下で懐中電灯照らすだけだぜ、それ以上のことはやらねえからな、治らなかったって俺たちにゃ出張料だって出ねぇんだろ?」
と、行ってきました。
で、吹き出し口を覗くと…
案の定、室内機のファンが破損…。
まぁ、うちの妻も以前やりましたから…(ーー;)
人は同じ過ちを繰り返すってやつですね( ;∀;)
で、試しに運転すると、
シャア
「こ、これはサイコフレームの共振?」
νガンダムのコクピット並みに、賑やかに振動しますw
低速ではさほど大きな振動はないですが、
最大風量ではモビルスーツも跳ね飛ばされそうです( ;∀;)
ただ、室内機のファンって、物によっては室内機を取り外す必要があったり、
分解不可のものもあったり。
色々と説明し、結構な請求が来そうですが、メーカー修理を提案し、
もしくは修理しないなら低速運転でサーキュレーターを使うとか、
今一度ご検討下さいと…
煮え切らないお答えしかできなかったので、
出張費も請求せず、現場をあとにしました。
が!
しばらく車を走らせたあとで
ぴきぴき~ん!
アムロ
「見える、見えるよララァ、見えるよ対策が!」
ちょっと妙案が…
Uターンしてお客様のもとへ。
ちなみにファンはこんなやつです。
これのひとつのセクターの7枚がすでに欠損し、バランスを欠いています。
シャア
「ということはそのまた逆も可能ではないかな?」
そうです、バランスさえ取れれば…
ウェイトを付ける?いや…
アムロ
「ニューアイデアは、伊達じゃない!」
反対側を折ります!
同じセクターの反対側を抜いたら、強度的にもろくなりそうなので
破損箇所と反対側の羽を両隣のセクターから…
アムロ
「うまく抜けばバランスが取れるかもしれな、行けるぞ」
(いや、このネタは乱発しすぎなんでやめますね(;^ω^)
ただ、やり方間違えばによっては強度に問題が出たり、バランスも取れなかったり…
なんせ、初の試みでもあるので、その旨をお客様に説明し、
ダメもとでよければと。
すると
「どうせ壊れているんだから、いいわよ」
ということで作戦開始です。
実際に折れている箇所は連続しておらず、
飛び石で折れています。
なので一概に折れた反対側を同じように…とも言えないので
まず、現在の重点を探します
モーターの磁力によるわずかな抵抗はありますが、
比較的軽く回るので何度も回し…
重点を見つけたら近くの両隣の羽を1枚づつ、
強度的な弱点とならないようにバランスと考慮しながら計4枚折り取り…
(それでも心が痛みましたが…( ;∀;)
手回しではいい感じに回るようになりました。
ということで、お約束の、
ガトー
「待ちに待った時が来たのだ。
多くの羽が無駄死にでなかったことの証のために
再びお客様の理想を掲げる為に、羽の屑、成就の為に! 」
とまじないを唱えつつ…
「エアコンよ!私は帰って来たっ!」
ぴっ(エアコンの電源を入れる音)
回り始めましたw
お?いい感じ?
少しづつ風量を上げます…
ウラキ
「650…700…750…800!…いい調子だ。Gフラッターも認められない…900!」
そして
ウラキ
「よおし、いけえ!」
ぴっ♪
最大にw
いい感じです( ´艸`)
お客様も
カリウス(お客様)
「シャチョー少佐、お見事です!予想以上の戦果です。これで、我々のエアコンも報われました!」
ご満足頂けました。
もちろん、イレギュラーな方法での対処なので十分注意して欲しいと伝え…
いや、治し方として問題ありなのは分かっています。
あくまで、お得意さんだから許されるような話です。
でも、事情により修理費は出したくないという意見と、できれば快適に使いたい、
そして自分も、できれば満足してもらいたいという、
アルベルト
「全員の要求のをすりあわせたまでだ」
でして、少なくとも、振動が軽減したことで軸受やモーターへの負担や、ファンそのものの強度に対する負担は格段に減ったはず…
アルベルト
「エアコンは働いてくれるよ、ほかの部分が破壊されるまで」
延命効果と、快適性の向上はできたのではと。
フル
「過ちを気に病むことはない。ただ認めて自分の糧にすればいい、それがDIYの特権だ」
ep7公開も近づいてきたので、少しだけUCネタも…(*^^)v
Posted at 2014/02/27 00:57:46 | |
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