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先日フランスで発生したムハンマド風刺絵が原因と思われるイスラム教過激派が起こした事件について、本日22時からTBS系で放送されていた情報番組で取り上げられていたのだが、某新聞社編集に携わっていると思われる女性コメンテーターの、
「フランスは学校で女性がスカーフを被ることを禁じているのはイスラム教に対する差別」
の発言が、かなり疑問に思い再度調べて見ました。
まず学校でスカーフを含む宗教的評章を禁止しているのは公立学校だけです。
政教分離が厳格なフランスがこういう措置を取るのは、高校世界史程度の知識しかない僕でも想像できます。
てか常識的に考えて、公立学校の中に宗教を持ち込んではいけないでしょう。

ネットで調べれば正しい情報がいくらでも転がっているのに、言葉の揚げ足を取るように宗教的差別を声高に叫ぶのはいかがなものでしょう。
しかも某新聞社のなんかの編集に携わっているかたが報道的な番組でこういう発言をするなんて、日本のジャーナリズムは本当に終わったんだと悲しくなりました。

しかし、TBSのサイトを調べると、この番組は報道番組ではなく、生活情報のカテゴリーだったので、どうでもよくなりました。


日本各社の報道がフランスのムハンマドの風刺絵に対して、こう言う絵を描くからテロにあうみたいな事を言っているのには、びっくりすると共にいかにも日本的な考え方なんだと思いました。
少なくとも欧米トレンドには外れているでしょう。
文化や民主制を手に入れた経緯や歴史が違いますから、日本的な思考と欧米的な思考は相容れない所もあるのでしょう。
しかし、あなたの考えは受け入れられないが、あなたの考えを暴力で潰そうとする勢力には断固反対すると言うフランス的な考え方は、日本も見習ってもいいのではないかと思います。

最近の日本の報道には違和感があります。
文句をつけたもの勝ちで、情報が曲げられている気がします。
新聞報道は、近い将来、国家に検閲されて国民を煽った文章しか出さなくなるのではないか?
歴史は繰り返されます。