法案

　安全保障関連法改正案が、いろいろと言われながらも可決した形となりました。賛成、反対。意見はそれぞれあると思います。

　個人的には、反対です。素直に日本国憲法第 9 条を読んだならば、

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」

というところで、集団的自衛権の行使は、憲法違反と思わざるを得ません。

　そして、集団的自衛権以外にも、これまで禁止されてきた武器の輸出が可能になります。この視点からも、「戦争と、武力による威嚇又は武力の行使」に、またひとつ日本は協力することにもなるわけです。今回の改正は、こちらも一つの大きな目的であったようですが。

　誰だって戦争などしたくありません。理想と言われればそれまでですが、武力を行使しない国のままでいることにもっと自信を持っていてもいいと思うのです。それを示しているのが第9条だと思いますし、これはやはり守っていくべきものだと思います。それが平和ボケなのでしょうか？　そう言う理由はないと思います。

　過去のブログにも書きましたが、「戦争は殺し合い」。素直にそう思ったとき、今進んでいる方向は違うでしょう。

　可決されてしまった以上・・・、あとはこの法案を行使するような事態が起こらない世界のままでいることを、切に願うだけです。

個人的には、こちらの意見に賛成
http://lite-ra.com/2015/08/post-1408.html

著名させて頂いた改正反対活動
「安全保障関連法案に反対する学者の会」
http://anti-security-related-bill.jp/