仕事の移動中などに、昔FMラジオ番組を録音したエアチェックテープを聴き返すことが多いのですが、当時の時代背景を思い出すことができて懐かしく思います。番組そのものはもちろんのこと、途中のコマーシャルやニュースが今聴くと面白いんですよね。
そして、なかなか良い音質で録音できていることに、今になってちょっと感動することも。アナログは音質が劣化するなんて言いますけど、実質気にならないですね。40年以上前のテープも余裕で聴けます。
今は昔のようにエアチェックするようなことは時間の都合もあり、ほとんどないですが、「カセットテープに録音する」ことが好きなので、また何か録ろうかなとは思ったりはするんですけどね。
今回はわたしのエアチェックテープコレクションをご紹介したいと思います。年は録音していた年を表します。
【ミュージック・トレンド】1992,1993年 NHK-FM
過去のブログやわたしのホームページでも紹介している男女ユニット「PSY・S」(サイズ)のヴォーカルのチャカがパーソナリティとなり、毎週いろんなゲストを招いて放送されていたトーク番組。当時はPSY・Sが好きでしたので、ファンとしては押さえておかなくてはならない番組です。
番組の始まりと終わりには司会の高橋基子さんが登場し、リスナーからのメッセージなどを紹介していました。チャカがメインなので、始めから終わりまでチャカがしゃべればいいんじゃない?と当時は思いながら聴いていましたが。
【ジャパンライブ】1993年 NHK-FM
今は皆無といってもよい、ライブ録音を放送していた番組。こういったラジオでしか聴けない音源を録音して残すというのは、エアチェック魂が燃えるものです(笑)
カセットデッキ世代の方でしたらおなじみのノイズリダクション、ドルビーC など使っちゃったりして。でも今思うのは、後々どのデッキでも聴けるようにという意味では、ノイズリダクションはオフで録音しておいた方がよかったなと今は思います。個人的には、ドルビーオフで録音した音質が一番良い音だと思っています。
【クロスオーバーイレブン】1994年 NHK-FM
夜11:00台のNHK-FMといえば、この番組でした。メインでは聴いていなかった洋楽を流す番組でしたが、間に入る津嘉山正種さんのナレーションが独特でしたね。
【ジャズクラブ】1995,1996年 NHK-FM
ジャズも頻繁に聴くわけではないですが、この頃はなんとなく録音していました。今も名前を変えながら続いているジャズライブ番組、当時でいう「セッション'95(年号は年と共に変わります)」も録音していましたが、聴き返すことはあまりないなと思って今は数本しか残っていません。
【昼のワイド歌謡曲(昼の歌謡曲)】NHK-FM
昼の12:15から45分間放送されていました。毎回一人のアーティストの曲を専門に流してましたので、音楽ソフトがそう簡単に買えない中学・高校時代には嬉しい番組でした。といっても歌謡曲なので、メインはアイドル系や演歌系と限定ではありましたが。
90分テープが丁度よいので、エアチェックには最適でした。
【歌謡スクランブル】NHK-FM
今も続く長寿番組。いろんなテーマを掲げて関連する曲を集めて流したり、の最終週は「話題のホットミュージック」と題して当時のヒット曲、新曲を放送しているので、これもお得な番組です。【昼のワイド歌謡曲】と同じく、ナレーションが曲の頭に入らず、途中でフェードアウトもしないので、CDレンタルなどしなくても曲を手に入れることができるのがお金のない学生としては嬉しいものでした。
【赤坂泰彦のミリオンナイツ】1993~1997年 東京FM
当時大人気だった超大型リクエスト番組。友達に勧められて聴き始めたのがきっかけでした。月曜から木曜で夜10:00~11:25の放送でしたが、木曜は11:00からB'zが担当となる内容だったので、120分の片面で連続して録音できる実質放送時間が1時間の木曜を中心に録音していました。
「見え~るラジオ 東京FM 東京FM」とかいっていた時代ですね。
他の番組では絶対オンエアされない面白い曲が流れたりしましたし、特に火曜日の「うさんくさいポップス」のコーナーは人気があり、これも録音したものを残しています。当時「尾崎家のばばぁ」という曲がちょっとヒットしたのはこの番組のせいでした。オリコンチャートに割り込んでくるほどリスナーがいたってことです。終わらないで欲しかったなあ。
【カウントダウンじょーかー】1993,1994年 東京FM
楠美津香がDJをしていた普通じゃないカウントダウン番組。彼女が演じていたコマーシャルもコントモノで面白かったですが、毎週変わったテーマを掲げてベスト10を勝手に作っていたのも面白かったです。例えば、「愛し合っている二人が今まさに初めてのキスをしようという緊張感溢れるムードの時にかかってほしくない曲ベスト10」とか、「クリスマスなのに見当外れのヒット曲ベスト10」とか。
【谷村有美のチャレンジ・ザ・ドリーム】1996年 東京FM
日曜の昼13:30からという、毎週抜けなく録音するにはしんどい番組でしたが、当時は谷村のファンだったので頑張って録音していました。まあ、タイマー録音とかしながら・・・。
NHK-FMのミュージック・スクエアも聴いてましたね。部分的に何本か残っています。谷村有美には個人的にいろいろ思い出がありまして・・・(笑) 若かったんですなあ。
【電気グルーヴのドリルキングアワー】 1996年 東京FM
1990年代のテクノポップ代表といったら電気グルーヴじゃないかなぁと思います。これも深夜番組で、当時のゲーム情報なども紹介していた番組でした。
【ジャパン・ホット・クラシックス】1993,1994年 bay-fm
金曜夜10:00から流れていた、懐かし音楽宅配便番組。DJはバッキー木場。昔の曲が好きなわたしにとっては聴いていて楽しい番組でした。
【POWER COUNTDOWN JAPAN HOT 30】1993,1994年 bay-fm
こちらもバッキー木場がDJをしていた(今もしている)ヒット曲紹介番組。土曜日の夕方5:00から54分間でしたかね。120分テープでちょっと余る感じです。
番組スポンサーが日産で、「LIFE TOGTHER NISSAN」とか言っていた時代です。2代目マーチの宣伝などが懐かしいです。
【GOLD HITS JAPAN】1995,1996年 NACK-5
【昼の歌謡曲】と同じく、毎回一人のアーティストを取り上げて、その人の曲や関連情報を流していた番組。歌謡曲の方ではなく、メジャーなアーティストを取り上げていました。半年で終わってしまったのが残念でした。写真は漢字が間違ってますね💦
【SNAKEMAN'S ROCK SHOW】1995,1996年 NACK-5
日本を代表する超有名DJ小林克也が務める長寿音楽番組。上で紹介したGOLD HITS JAPANの夕方6:00の放送後、続けて7:00から放送されていました。コントが面白いんですよね。
【ALL TIME HITS】1998年 東京FM
これも【ジャパン。ホット。クラシックス】と同じジャンルの番組になりましょうか。ランダムに過去の年のヒット曲ベスト5を振り返る番組でした。
【エアリミックス22】1995 東京FM?
当時のヒット曲をノンストップオリジナルリミックスで1時間流していた音楽番組。こういう番組基本的にすきなんですけど、エアチェックし始めてすぐ終わってしまったのがとても残念でした。なのでカセットテープ2本分くらいのオンエアしか残っていません。
【RADIO GULLIVER】 1996年
これもリミックス番組で録り始めてすぐ終わってしまったような・・・。
【DJ赤坂メールボックス】2000年 FM広島他
1999年に確か i-mode が登場し、携帯電話でのメールが一般的になってきた頃、メールネタや着信音ネタなんかを取り上げてました。やはりなんとなくミリオンナイツの雰囲気が残る番組でした。
【Euro Fire , Euro Fire Hyper Edition】2000~2003年 NACK-5
日曜日の朝4:00~5:00という時間帯でオンエアされていたユーロビート専門番組。当時はパラパラやトランスといったブームがあったのを懐かしく思います。時代を問わないダンスミュージックをオリジナルリミックスで流していたりしていましたので、面白い番組でした。残っているカセット本数が一番多いですね。
走り屋が明け方峠を攻める時のバックに流すラジオ番組として最適(?)な番組でしたよ。
【WORLD DANCE TRAX】1995 bay-fm
深夜0:00~1:00のダンスミュージック番組。基本80~90年代邦楽が好きなのですが、ユーロビート系も聴くのは好きなので録音していました。
【Perfume Locks!】2008~2011年 東京FM
今は大分冷めてしまったところがあるのですが、ファンクラブにも入り大好きだったPerfumeがパーソナリティだった番組でしたので、最近としては珍しく真面目にエアチェックしていた番組です。
90分テープで1カ月分が録音できるのがよかったです。
Perfumeはポリリズムがヒットし始めてメジャーになっていく駆け出しの頃が今思うと一番好きですね。
【MUSIC LOVERS】2006~2008年 日本テレビ
ダウンタウンのガキの使いやあらへんでの後に放送されていた、赤坂泰彦が司会のライブ音楽番組。テレビの民放ライブ番組は、2000年以降としては珍しい番組だったなと思います。
普通ならビデオデッキやHDDレコーダー等で録画して残すべき番組ですが、46分テープの片面で丁度収まる番組だったので、カセットテープに音だけ残したのでした。
【NISSAN あ 安部礼司】 2011~ 東京FM
現役番組ですね。録音できる時だけ録音してます。こういう番組は時が経ってから聴くと懐かしく思う番組の典型だと思います。選曲も当時モノなのでよいですね。
【山口百恵と大石悟郎のフォーエバーフォーク】
【山口百恵と大石悟郎のカラフルポップコーン】
【山口百恵のラブリータイム】 1977~1979年 ニッポン放送等
このシリーズは中古で手に入れた大量のカセットテープの中に一式入っていたもので、前オーナーが相当の百恵ファンだったことが容易に理解できるものです。百恵さんがDJをしていた番組はもちろんのこと、その他出演番組など、百恵さんが係る番組はほとんど録音していたようです。
AM放送ですが音質もよく残っていて、これは貴重なコレクションになったなと自分では思っています。このシリーズだけで50本くらいあります。
これらの他にもポツポツと録音した番組などもあり、手元にはエアチェックテープだけでも500本弱くらいあります。
みんなデジタル化してしまえば置き場所もとらず、聴きたい時にすぐ聴けるのかもしれませんが、そうじゃないんですよね。
やはり、「モノ」として見える形で残っていることで、データ化された音源では残せない「当時の雰囲気」を、そのカセットの形や自分で書き込んだラベルから感じ取ることができるものだと思っています。
正に、ハチマルカーでしか味わえない「雰囲気」と同じです。
ゆっくりと回るカセットリールやカセットデッキのレベルメーターを見ながら聴く音楽やトークは、ハイレゾやネット配信では体験できない楽しさを提供してくれるわけです。決して怪しい者ではございません(笑)