
昨日は夢を見た。
ヘルメットを被った仙人達に誘われ、山奥の霧が掛かった谷を歩く。
仙人達の足は速い。笹の海も小滝の横の岩場も道が見えるかのようにずんずん進む。
やがてお腹が空き足も重くなった頃、谷は二方向に別れそれぞれに50m級の大滝を望む。あれが“パノラマの滝”だ。
「さあ、更に天空の大物へと行こうぞよ」
あれを超えてまだ行くなんて無理です。体力的に限界。
「そなた、一人でここから帰れるのかのう」
歩き去る方々の複雑な視線が痛い。自分でも不安が痛い。
幸い、沢沿いは水の冷たさを我慢すれば比較的寛容。時間には余裕があったし、天も雨を強くするほど意地悪では無い。
沢を離れ、背丈ほどの笹薮に入る場所も無事見つけた。
笹の薄い踏み分けは幾つかの記憶を拾い進むが、やがて・・・わからなくなった。
落ち着け、距離は無いんだ。少しづつ戻れば山側に登る分岐がある筈だ。木の上から黒い梟が手招きしてるぜ。
踏み跡が薄い。紛らわしい。そして解らなくなる。沢筋とコンパスで方向は解るのだが、笹の掻き分けで体力と時間が減ってゆく。笹薮が切れると腐れ倒木が地面を覆い、踏み抜いてばかりで前に進めない。
これは辛い。白い梟さん助けて。
腹をくくり薮を突っ切って本谷に戻り、釣り仙人達が使うかもしれない小路を探す事に。
この辺りは大滝は無いが、難しくて美しい場所の連続でもある。幸いに細い高巻き路がなんとなく有って、疲れて動かなくなってきた身体を少しずつ進める。今日はトリカブトの花がやたら目に付くぜ。
やがて駐車した場所に近い大橋が見えた。どうせ高い橋には簡単に上がれないだろうと少し手前の小さい沢を登ったら、これが結構急で最後の体力を消耗。そして見覚えのある渡渉点に到着。
ありがとう白い梟さん。もう・・・
そんなきっつい夢でした。
Posted at 2014/09/01 19:38:46 | |
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涼しげな話 | 日記