一連の葬儀の後、日を伺ってお礼参りに行ったと思いなせい。
両親は元々北陸の生まれで、父の仕事の関係でこちらに来て家を建てた。
近年は最後まで無宗教式で済ますやり方もあるが、少なくともうちは仏式でやりたかったらしい。
新しい分家なので、宗派は好みで選べたのだが・・・父方のJ宗ではなく母方のS宗に。
理由は、仏壇が黒基調でかっこいいからとか(爆)。
(小さい声で)J宗の方が、一般的には楽に付き合えれそうなのだが・・・
10年ほど前に、そのへんを平穏なうちにしておこうという話になりお寺を探した。
たまたまなのだが、家から車で気楽に行ける程度の所にその宗派のお寺があった。
ほんとは小さくて気楽に付き合えるような寺がよかったのだが、歴史もあって立派。
うちなどの新参者は断られると思ったのだが、親の態度が良かったのか、付き合いのあるご近所がそこの檀家だったのが影響したのか、受け入れられてしまった。
私はもともとお坊さんは苦手だし、ご住職は70を超えて迫力もあるし、とにかくおっかない。
仏話は重いし正論だしで、邪に窓際に生きる私には眩し過ぎるのであります。
おまけに渋い声が時々聴き取り辛いし。(特に他事を考えていた時ナド)
そんな感じで喪主としてびびってお礼参りに行ったのだが、玄関先で葬儀のお布施(葬儀費用のようなもの)を渡して速攻で逃げ帰るつもりだったのだが、「ま あ あ が り な さ い」と。
「実は私も車で飛ばす方なんだよ」などとか世間話を1時間近く、優しく和やかに雑談を。
結構話し易いし、さすが大きい人なんだなぁ~と思って帰ってきたのですが、後からぼそぼそと「まてよ、これは代替わりした檀家を逃がさない為の宗教的感化なのではないだろうか」と、黒い梟がささやくのでありました。(合掌)
(写真は無関係です)
Posted at 2012/07/03 20:26:08 | |
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