濁河の名は、白糸の滝のある湯ノ谷が草木谷に合流する事で、混ざっている
温泉成分の違いが科学反応を起こし、白く濁る事からきているそうです。
車道の最後から、いよいよ御嶽山への登山道が始まります。
流れの音を聞きながら、あまり勾配の無い整備された小道を10分ほど歩くと、
“仙人滝”への標識が現れます。
登山道から逸れて歩くと、直ぐに草木谷を渡る橋に出ます。(写真)
車で濁河に上がって来るまで随分と標高差があった川が、ここでやっと道と
同じ高さになりました。
水の少ない時期ならそのまま川を登れるようですが、梅雨の合間で水量豊富。
川の向こうに見える滝は、水しぶきにガスってますがなw。
小さな橋を渡って、木立の中を抜ければ滝の正面。
赤い岩肌を、勢い良く水が流れ落ちます。
落ちる水は風を呼び、周りの草葉をなびかせて、霧となって吹き付けてきます。
ここの滝壷は近寄り易く、修行僧の滝行の場ともなるそうです。
私も、積もり積もった物欲を洗い流したいものですが・・・清まる前に、煩悩毎
吹き飛ばされるのが関の山かと思われます。(南無阿弥陀仏)
ここの右岸には、よく写真で見かける“したたる水”のポイントがあります。
川底の赤さも面白いですし、水はどえりゃあ冷たいです。
緋の滝と白糸の滝、そして少し歩く仙人滝。それぞれ個性的な3つの滝が、
濁河温泉から気軽に歩いて見れる滝になります。
(参考)
帰り道で、川下へ下っていく小道がありました。もしかしたらそれなりの技術
がある人用の、白糸の滝の真横に行く道かもしれません。
↓何枚か補足的な写真を (暫定設置)
Posted at 2007/07/09 20:07:09 | |
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涼しげな話 | 日記