
ひと月ぶりのWR。先日の雪も南に走れば融け、日差しの温もりが季節の進みを感じさせる。
このひと月は結構きつかった。以下は死を扱う内容なので耐性の有る方向け。
90歳近い母が急に寝たきりになり、介護の仕組みにのるまでに私の知識不足や不運も重なって余計な想いをさせたように思う。
10年前の父の時と違い強い症状の対処が無かったので在宅治療となったが、毎日いつでも顔を合わせれる事は何かあった時の不在への不安が無い代わりに消えゆく生命の変化をもろに直視せざるを得ないのは仕方がない。
今は入院するとコロナ予防の為に面会ができない。在宅にそういう制約は無いのだが、往診してくれる医師や訪問看護士、ヘルパーの方々が毎日みえるので、自分が買い出し等でコロナを拾ってきて迷惑を掛けないように祈る日々が続いた。
そして3週間。その時が来れば次は葬儀。
独りで段取りを組むのは恐かったが、見通しの利かない療養と違い葬儀屋と話し合えばその通りに進んでいく。こなしていくだけだから大した事は無い。どうせ死体だ、痛いとか痒いとか言わない。
お寺さんとのつきあいも一応できているので滞り無く終わった。まあ法要は四十九日以降まだまだ続くのだけど。
役所関係や諸料金などの届けは急ぎの所を抑えたし、汚れ物の処分などとりあえず目途がたった。
落ち着いてくるとやっかいなのは、考えない様にしていた湧き上がってくる寂しさだな。孝行したい時に親はなし、的確な言葉だ。
親一人子一人だから余計寂しいんだろうけど、まあ連れ合いを亡くす事に比べたらおこがましい。歳の順番的に妥当だし。
落ち着いてから訃報を撒いたが、近所や親戚のおばちゃん連中がどんな感じで何があったかぐいぐい聞いてくる。煩いけど気遣ってくれて優しい。
以降辛気臭いので弔辞は無しでお願いします。片付ける物はいっぱいあるのでぼちぼちと生きます。
Posted at 2022/02/12 18:10:29 | |
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