
(先日の続き)
長靴を履いて、国道の脇の東海自然歩道を歩いた。
日陰は雪が残るものの厚みは無く、じょりじょりと
足跡を付けて進む。
“崩落危険の為通行止め”の看板があったが、水晶
キャンプ場までは問題無かった。
崩れているのは、更に南に進んだ山あいの方であろ
うか。
ほんとに小さなキャンプ場は、谷のすぐ脇にある。
谷には誰かが喜びそうな高い吊り橋が架かるw。
雪の積もった吊り橋を、「雪の重さは想定人数何人
分なんだろう?」などと考えながら渡ってみる。
橋の上から雪化粧の少し残った谷を見下ろす。
冬枯れの木々の向こうに、がっしりした岩場と不動滝が見えた。
割と近いじゃん。
情報によると、“吊り橋を渡らずに小道を下り、梯子を下って谷に降りる”とあった
のだが、橋の上流側はすぐ岩場となり、そのような小道も梯子も無い。
枯れた笹の急斜面にうっすら踏み跡っぽいのがあるので、「昔はちゃんとした
小道だったのかなぁ?」と考え、ずりずりと斜面を下る。
「とてもキャンプに来た子供達には無理だなぁ」という降り方で、何とか谷に降り
ました。
大理石のような白い石が散らばったU字溝のような谷。
流れの穏やかな所には砂岩が崩れたような明るい砂場。夏の強い日差しの頃
は気持ちよさそうだ。
谷幅が無いので登山靴を濡らさず進む事は無理そう。長靴ならなんとか。この
時期の沢靴は却下。
近づくと・・・結構落差以上にいい感じでした。
滝の左側の岩盤に威圧感があり、その左側にも細い滝があるので岩の存在感
が引き立ちます。この岩がお不動さんなんでしょうか?
写真ではちょっと伝えられない感じなんで白旗(汗)。
午後は雨の予報だったので、降りそうな空のプレッシャーでちょっと落ち着かな
い滝見。
ちなみに帰りは難儀しながら来たルート通りに戻ったのですが、キャンプ場で
もう一度辺りをよく見ると・・・吊り橋の下流側に、ちゃんと小道と梯子がありま
した(爆)。
国道に戻って少し下流側に歩くと、ちょっと古くて小さめな国民宿舎“登竜荘”
があります。
お宿の方に許可を頂いて、露天風呂のすぐ脇の痛んだ小道で谷に降りると
大石三滝。
谷全体が大きな岩場になっていて、低い段差が何段かあります。
上流の不動滝でもそうだったのですが、トンネル工事の影響か水が濁っていて
残念でした。
工事は初夏までだったと思うので、またいつか谷本来の綺麗な流れを見に来た
いものです。
Posted at 2009/01/20 19:05:15 | |
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涼しげな話 | 日記