靴を履き替え、裾の濡れたズボンを少しまくりあげ、車に乗って移動。
ゆっくりぼそぼそとダートを走り、舗装道に出て一安心。
スキーどきは凍結が怖いこの辺りの細い道も、この時期は緑の深さを楽しんで走れます。
猿橋渓谷を通り、冬は白川氷柱群になる岩壁を見ながら御岳の霊峰ラインへ。
もはや見慣れた霊場石碑群の間を駆け上がり、油木美林の遊歩道入り口に到着。
この
遊歩道は、樹齢300年を超える大木が生い茂る森を楽しめる数時間コース(汗)。
でもそんな体力は到底無いので、今回は入り口付近の10分ほどで行ける二つの滝を。
小道は雨上がりのせいか柔らかい所もありますが、何かとても雰囲気がいいです。
直ぐに“こもれびの滝”が見えてきます。
柔らかく日の差しこむ谷は、この時期苔生した岩の緑が上質なじゅうたんのようで綺麗です。
流れも複雑で面白く、見ているとついつい時間が経ちます。
更に進み、油木美林への分岐を過ぎると“不易の滝”。
垂直な岩壁の上段から伏流が噴出して沢山の糸を垂らし、下段は一度溜まった水が斜めの
岩の上に不規則な網を掛けます。
雪解け時期なら更に岩壁の上から太い本流が落ちるそうですが、当日はかなりしょぼ目w。
上部の谷の面積が狭いので、見栄えの良い条件は難しいようです。
車に戻ってほけっとしていると、黒い高そうな車が駐車場に入ってきました。
サングラスを掛けたがっちりした初老の人が窓越しに、「兄ちゃん、滝まで10分ぐらいか?
人いるか?」
エンジンを停めたら直ぐ、「じゃぁ、俺も行ってくるわ」と、でかいカメラと三脚を持って出発。
せわしない人だなぁ・・・滝前でうろうろしてたら怒られそうだw。
この後は、そこらじゅう痛いので温泉はパスして直帰。
特に混雑も無く、3時間ほど。
写真はjpegでの撮って出しを、リサイズのみ。モノトーンっぽくなったのはたまたまです。
Posted at 2009/08/07 17:33:47 | |
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涼しげな話 | 日記