やせふくろうのブログ一覧

崩れた体調を、日本海の冬の季節風の揺れが容赦無く・・・という筈だったのですが、行きと同様あっけらかんとした穏やかさでした。
きっと頑張った病人に、神様がサービスしてくれたのでしょう。「また来いよ」とｗ。
夜の厳しい咳もほぼおさまったようで、久しぶりにぐっすり寝れた気がします。
実は配室の際に咳の事を申し出て少し配慮してもらったのですが、結果的に他の客に迷惑をあまり掛けずにすんで幸いでした。

寄港便は敦賀直行便に比べ遅いですが、沿岸を通るので多少波も穏やか、景色もちょっと違います。
某氏のテリトリーも沖から一枚。このコースでの鳥海山は美しいです。
二等寝台でうだうだ音楽を聞いていると、やがて新潟到着。
船から30分ほどかけて降り、ガソリンを給油したら高速に。

さすがに夜の高速走行は眼も疲れますが、北陸道は交通量が少ないのが助かります。
ゆっくり目で音楽を流し、5時間少々。
とりあえず無事到着・・・でいいのかな？何か他人の身体みたいで変な感じｗ。

道内最終日。
風邪が峠を越えたような気がするのでこれからという気もしない事はないが、心身共に消耗しきってる感もあるので、まあいいだろうと変な充足感。
天気も湿っぽく、何処か寄るほどでもないが大崩れして移動に大変というほどでもない。

宿屋の親爺さんと10時まで雑談をし、7泊のお礼とご挨拶をして出発。
最短で太い幹線の一般道を繋いで西へ走る。
途中はここの所の暖かさで、春の雪融けの泥水まるけ。
先行車の巻上げるコーナーに撒かれた砂利が、フロントガラスにパチパチ嫌な音。

途中、雪崩危険で通行止めになってる峠もありましたが、高速で一区間迂回して16時には苫小牧着。

海(流氷)に向かって滑るスキー場。
この手の立地条件は必然的に小規模になる事が多く、近年の景気状況では何時閉鎖されるか解らないので、このスキー場は是非今回寄ってみたかった。

「病梟にスキーは寒かろう」という皆さんの声が届いたのか、２時間の晴れ間と暖かい南風が用意されました。
気温10℃以上・・・暖か過ぎです。
昼前には水が浮いてきたので諦め、少しウトロ側に走ってオシンコシンの滝だけ見て、後は体力温存で撤収。

今晩の弟子屈泊が最後になります。
明日は苫小牧に移動して乗船。明後日深夜の帰宅予定・・・のはずです。

冬場でも羅臼の港からは観光船が出ている。
人気は、日の出と野生動物のシャッターチャンスのある未明便。
病梟(やみふくろう)にはそんな気概は無いっていうか、体調的に無理。
９時の便を予約。

弱った胃に１時間前に梅干御握りを押し込み、乗船30分前には酔い止めも投入。
もともと流氷が流れ込んでいる海峡は波が少ない上に、本日は微風。
・・・後は先行する漁船の波が無ければ完璧だｗ。

３時間コースですが、ちょっと観察時間が長めに感じました。流氷が港から遠いと詰まるのかも。
オジロやオオワシのちょっと優柔不断で、先を越された時の哀愁の漂う雰囲気など楽しめました。

もやっぽい天気だったので、国後島や知床連峰はぼんやり。
帰りは、宿で教えてもらったエゾフクロウの洞を一箇所だけ手早く見て、帰って静養。

明日、いよいよラウスの観光船を予約したので、今日はせめてもの休養日。
美瑛で処方された薬もつきたので、内科医院に行ってきました。

だいぶ体力落ちてるでしょう？と言われて点滴投与。
GX8持ってって点滴風景でも撮ればよかった・・・こんな写真は心の片隅にしまっておいて、使わんでも済んだのに。