
前回の夏の話から一気に冬へ。
節操も脈略も、まったくなっておりません!
ボルボのAWDって気になる!
気になりますよ、ほんと。
前輪はエンジン、後輪はモーター駆動というシステムのAWDで、本当に大丈夫? 雪道も安心して、文字通りに全輪が駆動する?
雪の山道、厳冬下ではバッテリーの消耗も激しくなるし、そもそも自宅で充電しても、ゲレンデに到着するまでにバッテリーは残っていないだろうし、途中で充電も現実的ではないです。これは雪山に行く私にとっては大きなテーマです。
もちろん、SUVのように道なき道を、などとはいいませんが、せめて圧雪した道、凍結した道も全輪で駆動して欲しい……。
こればかりは、同じ境遇の体験者に聞いてみなければ分からない。こりゃ自己検証です。ということで、今回のテーマはPHVのAWDによる雪山ドライブです。
私は、冬はスタッドレスと決めています。これは私の中の常識。これまでも悲惨なスタックをたくさん目撃してきました。たとえ暖冬であろうとも、肝心の日に1日でも積雪の可能性があるのなら、当然のこと。
今回はシーズン前の2023年12月にスタッドレスに履き替えました。前車のPolestarもそうでしたが、キャリパーが大きいため、一部のホイールしか適合しません。今回はその前モデルで使用していたホイールを流用しようと思いましたが、惜しくもほんの数ミリ合わず、フロントのキャリパーに干渉してしまいます。残念ながら……いやいや、嬉しくも、新品に買い換えとなりました(苦笑)。
準備を整え、1月になりようやく降り始めた雪山へ。私のホームゲレンデは群馬県の丸沼高原スキー場。関越道の沼田ICから日光方面へ、最も奥に位置します。
この冬は、記録的な暖冬の影響で、豪雪地帯でも積雪で轍ができるような道はありません。ただし朝や夕方から夜は山陰の道は、凍結しているところがあります。そんな道も現時点で危険を感じることはありませんでした。ゲレンデの駐車場は圧雪された雪ですが、場内をゆっくり走る分には安定しています。
また、渋滞が多い関越道を避け、北関東自動車道の太田薮塚ICから赤城山の北側の峠道を経由し、老神温泉までの抜け道を使います。峠道の約25km、信号もなく混むことはありませんが、そんな道も実に安定しておりました。
バッテリーの残量がなくなっても、ドライブモードで「Constant AWD」を選択すれば、エンジンのパワーでモーターへ給電し、AWDを維持してくれるのだと改めて理解しました(もちろん、過信は禁物です。特にPolestarのAWDは悪路を走ることを主としているわけではありません)。
しかし、冬の峠道独りドライブは気合いが入ります! トンネルの出入り口や山の陰に隠れる急カーブの坂道などは、ハンドルとブレーキの操作は慎重になります。
また、これまではエンジンブレーキも多用していましたが、このクルマの場合、回生ブレーキがとても有効であることが分かりました。下り坂やワインディングでは、シフトを切り替えていると、まるでマニュアル走行のようです。しかも峠を超え、長い下り坂を走りきると、回生ブレーキで充電され、EVでの走行可能距離が0から6kmほどに増えました。貯金が増え、得した気分(笑)。このクルマの新しい楽しみ方だなぁ。
もうひとつ気づいたのがGoogleによるナビ機能の優秀さ。この抜け道、私が何年もゲレンデに通い続けて発見したルート。途中地元の人しか通らないような道も使うのですが、従来のカーナビではこのルートを示すことはありませんでした。ところが今は、しっかりルート探索で示します。おそらく、多くの方がスマホなどのGoogle Mapを見ながら走行し、それがGoogleの中で学習・ネット上で共有されているのだと思います。ビッグデータを取得するだけでなく、これが抜け道という事を解析できないとこうはいきません。
そして高速道路に乗ればPolestarモードで。東北自動車道の最高速度規制120km/hはありがたい!
雪山に行った翌日は、洗車がルーティン。例年、冬季の洗車は近くのキーパーラボを予約するのですが、昨年秋に大幅な値上げをしており、V60の場合、7,000円超。いやー、これは高い。ということで今シーズンから冬場でも、セルフ洗車です。洗車はこれまで3代乗り継いできたブラックのボルボで、しっかり鍛錬しておりますから、もう、喜んで(涙)!
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カーライフ | 日記
Posted at
2024/02/21 18:58:21