2017年、年の瀬。
関東にいる私の愛車も冬支度する時期です。今年乗り換えた愛車に合わせてスタッドレスタイヤも新調することになりましたが、少々頭が痛い。
愛車のPolestar。大型キャリパーのおかげで、装着できるホイールサイズや形状が限定されています。そのサイズは20インチか19インチ。このサイズではスタッドレスタイヤも選択の幅は非常に狭く、あってもかなり高価。やはりPolestarオーナーの知人は「冬は走らん!」と。
その一方で、Polestarはどのような環境化でも楽しい走りを楽しめることをコンセプトに作られており、ボルボの関係者曰く「是非、雪道も楽しんでください」と。
いや〜、そう?
私も、以前から「クルマはAWD/4WD」と決めています。どのような天候や路面環境でも臆せずドライビングを楽しめることが大きな理由。その意味では冬はスタッドレスは必須。スノボにも行かなくちゃいけないからね。
Polestarでは純正(ボルボ純正でも不可)のホイールと推奨スタッドレスのコンプリート(4本)を用意しています。ところが、です。まぁ、あまり期待せずにディーラーさんに価格を尋ねてみると19インチが約70万円、20インチは約90万円というお返事。
(「すごいですね、この価格」ってディーラーのスタッフが言うなよ、と言う気がします)
「スタッドレスのホイールもタイヤも高い!」と、妻に愚痴を漏らしたら、彼女曰く
「“そういう”クルマを自分で選んだんでしょ?」と。「はいはい」。
確かに、クルマの個性から考えれば性能やこだわりを重視して、迷わずこのコンプリートを選ぶだろうけれど、ついつい「実用性が……」などと考えてしまいます。
やはり自分で調達するか〜と、ネットとカー用品店でリサーチ開始。しかしネックになるのはやはりホイールの問題。そもそもPolestarが限定車のため台数が少なく、このクルマに適合するホイールはなかなか見当たらず……。検索の結果、社外品ではVSTのホイールがマッチすることが判明。VSTはボルボユーザーの間でも馴染みがあるブランドで、Polestar用に開発したとのこと。そこでVSTの直営店に行って、話しを聞きながら直に確かめてみることに。
サイズは235-40-19。このサイズでスタッドレスタイヤを選ぶことになるのだが、私の希望は国産ブランド。日本は早くからスパイクタイヤを規制し、スタッドレスタイヤの実用化がスタートしていました。そんな日本の環境化では海外で開発されたスタッドレスはマッチしないと考えていました。また昨年の冬には、『ブリザック』の前モデル『VRX』に新調したばかりでした。制動も安定して、乗り心地も良かった印象がありました。ところが、お店のスタッフが、オススメするのは国産ブランドではない。その理由にあげられたのが、負荷能力が不足しているということ。ロードインデックスと速度記号は92Q。負荷能力は630kg、最高速度が160㎞/hのスペックを指しています。
「いやー、スタッドレスタイヤで160㎞/hなんて、サーキット場でも絶対に出しませんよ」と言ってもなかなか頑固(苦笑)。
そんなスタッフのオススメのモデルは3モデル。すべて海外ブランドです。う〜〜む、といろいろ調べてみるとドイツのContinentalの『ContiVikingContact 6』が目に止まりました。タイヤをイン側、センター、アウト側と、3つのブロックに分け、インは雪道、センターは氷上、アウトは乾燥路の特性に合わせたトレッドパターンを配置しており、雪道、氷上と乾燥路の高速巡航にも向いているという。
さらに目を引いたのがカタログ上にあった「ESC対応」の文字。ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)は、横滑り防止装置のことで、クルマが横滑りを感知するとそれを回避するよう運転を支援する機能。その機能に合わせたトレッドパターンも取り入れているのです。これらの総合力で『ContiVikingContact 6』をチョイスしました。ちなみにロードインデックスと速度記号は106T(負荷能力=950kg、最高速度=190㎞/h)と、スタッフも納得のようでした(苦笑)。
ちなみにお値引きも少しばかり交渉しましたが、その点はそこそこの価格で手を打ちました。実は事前に調べていたネット通販にはもっと安価な所もありましたが、このお店とスタッフの方の豊富な知識、こだわりのおかげで、商品も選択できました。これは「授業料」かな。
さて、その装着後、まだ乾燥路しか走っておりませんが、ロードノイズは夏タイヤ(MICHELIN PilotSports)装着時よりも抑えられ、それなりに快適。Polestarのエンジン音が心地よく耳に届くようになりました(笑)。
ホイールのデザインも個性的だし、夏、冬ともに楽しめそうです。
そして近々、雪道・氷上の峠道も走破します(くれぐれも「ESCに対応、190㎞/h対応でよかった」とならぬよう充分に気をつけて、遊びまくります!)。
Posted at 2017/12/19 19:07:20 | |
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