愛車の越冬 思いのほか快適でした
春うらら。私の愛車も無事に越冬いたしました。
今年は北陸や北海道で記録的な大雪が降り、東京でも4年ぶりに20㎝を越える積雪を記録しました。
そんなシーズンの冬ドライブを振り返りました。
V60 Polestarを購入した2017年7月に、このクルマでの越冬も楽しみにしておりました。同じクルマに乗る知人は、「冬は乗らない。スキーに行くようなクルマではない」と話しておりましたが、それは勿体ない。AWDを採用し、しかもワゴン。「どんな天候でも一年を通じて楽しめるものでなければならない」と言うことをコンセプトに開発されたクルマです。ボルボ関係者からも「雪道ドライブも快適ですから是非試してみてください」とお声がけ頂いておりました。
クルマの冬支度は毎年12月に始まります。しかし、今年はこれまでのV60で使用していたホイール&タイヤ流用できません。大型キャリパーがあるためです。これらの条件で選べるタイヤは限定され、選んだのがContinentalの『ContiVikingContact 6』です。
タイヤはアウト側からイン側に向けて、3つのパターンで構成されています。
一番アウト側はドライ性能、センターは氷上、イン側は雪上性能を追求しています。
この冬を通して使用してみると、まず感じたことはドライ、つまり乾燥路の性能が意外にも高いことでした。冬、雪道や氷上を走るのは週末に通っているゲレンデまでの道程でした。それでも多く見積もっても全行程の10分の1程度(関東地区は1日だけ大雪の日がありましたが、ゲレンデを含めて大雪のシーズンだったというイメージはありませんでした)。雪が降る日でなければ、多くは乾燥路走行でしたが、夏タイヤと比べて、ロードノイズや高ナーなどの走行性能に大きな差は感じませんでした。
それでも本当の目的は雪道や氷上性能ですが、当初海外ブランドだからと、あまり期待していませんでしたが、制動やコーナーでも、しっかりと噛んでいる感じがあり、安心したドライブを体感できました。これはアウトバーンのあるドイツで開発されたと言うことが背景にあるのかも知れません。
しかも高速道を使い長距離運転することで燃費も向上しました。時折スポーツ走行がアップするSモードを使用したとしても、12km/ℓ台と(今や決して低燃費とは言えない数値ですが……)、私が愛用した6台の歴代ボルボ車の中でも最高を記録しました。この数字にはPolestarの新たな魅力と捉えています。
通常スタッドレスタイヤは雪道や氷上での制動性能を高めるために寒い環境下であってもゴムのしなやかさが求められます。それは路面への抵抗値も上げるため、燃費にも影響していました。
このスタッドレスは乾燥路の性能を上げており、夏タイヤに近い性能を実現しています。さらに、Polestarが空気抵抗を軽減しつつ、燃焼効率が高い、直列4気筒2000cc Drive-E T6エンジンをベースにしている事などの総合力の結果だと思います。ハイスペックでありながら燃費も向上。これがとても嬉しい。
またPolestarには調整式ショックアブソーバーが採用されており、好みや環境に応じて前後の強度を変えることができます。Polestarが用意したメニューには雪道向けのセッティング。前輪だけ柔らかいセッティングでしたが、乗り心地は変わりました。これまでの硬い足回りに、少々不満顔だった妻は喜んでおりました(もう、元に戻しちゃうけれどね)。
この調整はディーラーで行いますが数分の作業。夏タイヤから冬タイヤへの交換時にすれば、無駄はありません。
こうして、乾燥路や悪路、雪や雨など様々なシーンに応じて調整可能(そんな毎日のように変えたりしませんが……)。
もう一点、降り積もった雪道が、決して高いとは言えない車高により、特にフロントのスポイラー部分が当たってしまうのではないかという懸念もありましたが、この冬はそんな心配はありませんでした。むしろゲレンデまでの抜け道で利用している峠道でさえ、しっかりと除雪されているという行き届いた道路環境整備にも助けられました。
また、年末に!
Posted at 2018/03/15 17:48:59 | |
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