• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ユーヂのブログ一覧

2013年10月14日 イイね!

F1鈴鹿 日本GPで見たもの、魅せられたもの

今年も鈴鹿日本GPが開催されました。



今回もレース展開次第では今シーズンのチャンピオンが決まるような重要なレース。もちろんレースそのものは大いに盛り上がりました。個人的には今季限りでF1を引退するマーク・ウェバーに頑張ってもらいたかった。ポールポジションは取ったものの、スタートダッシュ〜第1コーナーで予選4位のグロジャンにトップを譲って、ちょっと調子に乗り切れなかったか……。この人、本当に性格がいい。以前、ウイリアムズ時代に、ちょっと話す機会がありましたが当時も、チームメイトで年下の第一ドライバー、ロズベルグに気遣いながらのコメント。ドライブテクニックが高いことはレッドブルで散々証明してきました。しかしこれが戦い。もっと闘争心があったらなぁ、と感じていましたが、鈴鹿でも終盤は魅せてくれました。めちゃくちゃ感動したんですけど(笑)。



ま、レース展開は、テレビやニュースにはかなわない(ホント、F1は観戦していても全く展開がわかりません)。でも、今年の鈴鹿は昨年までとは少し異なる雰囲気がありました。今回はそれをレポートします。

鈴鹿にとって今回はF1開催25周年の節目の大会。しかし2001年以来の日本人ドライバー不在、日本メーカーの参戦もありません。日本のモータースポーツファンにとってはなんとも寂しい状況です。今回は果たしてどれくらい盛り上がるのか……。何となく日本のモータースポーツ文化そのものが問われているような……。
ところがふたを開けてみれば、スタンドには想像以上に老若男女の人で埋まり、ドイツ、イタリア、フランス、ブラジル、フィンランド、オーストラリア国旗などが並んでおりました。





サーキットの周囲にはサーキット入りするドライバーをひと目見ようと、多くの人垣ができ、目当てのチームカラーのシャツやキャップで身をまとい。スタンドの外に設けられた物販スペースにも人だかり。鈴鹿にはモータースポーツ(の観戦)文化がしっかりと根付いていました。



やっぱり鈴鹿です。大会運営の裏方、マーシャルの観客誘導やレース展開に応じた動きは的確だし、セキュリティーも万全でした。2009年に大改修された後は、スタンドやピット内の設備、メディアルームも世界最先端に追いつきました。



テクニカルで高速なコースはもとよりドライバーに本当に人気が高く、毎シーズンの終盤による開催ということもあり、レースはいつもエキサイトします。



近年F1は20万人〜25万人の集客がないと元が取れないビジネスになっています。これほどの人数を集めて、しかも周辺の交通状況も考慮した大会の管理運営するには、非常に多くの人手と経験がものをいいます。重要なのは地元の力です。F1運営というものはサーキットなど施設があればいいというものではありません。また来場者の増減で一喜一憂すべきものでもありません。
ツインリンクもてぎはホンダが、オーバルでも通常のコースも国際級のレースを開くことが出来るという画期的で最先端の設備によるサーキットでしたが、F1の開催はありません。ホンダがツインリンクもてぎを建設する際、収容できる人数は10万人台にするよう、地元自治体から要請がありました。いくらそこに立派な施設が整っても、周囲の交通状況、インフラがそれに追いつかなければ地元の生活に影響が出ます。富士スピードウェイですら、トヨタが得意とするはずだった「改善」も及ばなかった。こんな状況ですから市街地コースなんて夢のまた夢です。日本は世界トップの自動車産業大国なのに、ことその基盤であるモータースポーツに対してはまだまだ閉ざされた環境下にあります。サーキトにクルマで行けないなんて、欧米にはあり得ない。国土の狭さを言うなら、欧州も似た環境です。
でもこの鈴鹿は違います。街全体がF1を歓迎してくれる。小中学校の敷地内にもF1観戦者を歓迎する垂れ幕や幟旗がたてられているし、連休にもかかわらず交通量を抑えるために臨時休業する事業所も多い。この開催期間には人口(約20万人)が倍増するわけですから、地元の協力なしにはできません。文化ってそうです。アメリカのメジャーリーグでも各ボールパークの天然芝などグラウンド整備は地元のボランティアに支えられています。

今回は、以前あったような派手な開催セレモニーはありませんでした。EXILE来なかったけれど(笑)が、それでも「これが鈴鹿、これが日本のサーキット」と胸を張れる大会でした。第一、ドライバーみんながとても楽しそうでした。

来年は小林可夢偉も「戻れると信じている」と発言しているし、表情も明るい。可夢偉もいい性格なんです。昨年の鈴鹿で、自身F1初の表彰台に上りながら、優勝したベッテルが「可夢偉とポディ・ウムに立てたことが嬉しい」と言えば、可夢偉がそれを訳して観客に説明。「めっちゃいいヤツなんですよ、ベッテルは」って、互いにたたえ合う、ポディ・ウムでのインタビューらしからぬいい光景でした。可夢偉は闘志もあるし……でも、それだけじゃドライバーになれないこともまた現実なんですけどね。



また今大会のデモランでマクラーレン・ホンダ時代の名車MP4/6を運転した伊沢拓也選手も「今もっともF1に近い日本人ドライバーのひとり」。日本人としては2015年に復活するマクラーレン・ホンダのドライバーに期待が高まります。(噂じゃ、ホンダはアロンソ狙いだそうですが……。ま、来シーズンはライコネンとウマがあいそうにないしね 笑)



そうそう、アロちゃんも惜しかった。帰りの新幹線では同じだったね、君はグリーン車だったけれど(笑)



気分が盛り上がって、サーキット内のショップでギルドデザインのiPhoneケースを購入。アルミ削り出しで、コースの刻印入りの鈴鹿限定モデルでなんか、めちゃくちゃ嬉しい。



さて、本日14日に発表された入場者数は昨年よりも約3万7000人少ない17万1000人。数字上は残念ながら過去最低だけど、この状況下でも良く集まりました。だけど内容は日本のモータースポーツの未来も感じられる。やっぱり来てよかった。来年もまたここへ来ます! あの雰囲気。あのエンジン音。あの風。アドレナリンがわき出ます。可夢偉、また表彰台に期待します!

Posted at 2013/10/14 07:39:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ
2013年10月07日 イイね!

クルマ好き「気分」がちょっと盛り上がった日

昨日、栃木の小山市で、「昭和のくるま自慢大会」が開催されたとか。
行きたかったなぁ。昭和40年代のくるまには何か味がありました。
今年行ったイギリスでもクラシックカーは相当に人気で、滞在先のボートンウォーター近くで偶然開催されていたクラシックカーのクライムヒルレース(丘の斜面を利用した上り坂のタイムを競うレース)を観戦。会場は相当な人が集まり、アットホームな雰囲気でいっぱい。モータースポーツ発祥に地でレース観戦という、何とも気持ちいい体験でした。





もちろん愛好家が集まるからその周囲は、まるでビンテージカーの見本市。
こちらが興奮気味に写真を撮っていると、一人の男性が「オレのくるまもスゲーぞ」と(たぶん)言って見せてくれたのがホンダのシビックでした(笑)。「ホンダはナンバーワンだ!」って。この人F1ファンかもね。





来週末はいよいよF1日本GP。日本人ドライバーや日本メーカー不在なのは残念ですが、韓国GPの不人気ぶりと運営面がF1界に大打撃を与えている中、少しでも盛り上げて、シーズンを通してがんばってきたドライバーとメカニックにエールを送りたいと思います! 待ってろよ、鈴鹿〜〜〜!

Posted at 2013/10/07 02:34:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ
2013年10月06日 イイね!

三輪車という選択肢

クルマはAWDに限るーー。そう信じてきて26年。所有するクルマはすべてがAWDだったけれど、じゃ三輪車ならはて、どうするだろう?

ちゅーことで、こんなクルマを試乗してきました。BRPの『Can-Am Spyderロードスター』です。



BRPはカナダのパワースポーツ車のメーカー。スノーモービルの『Lynx』や水上バイクの『See-Doo』ブランドでも知られています。
今回の『Can-Am Spyderロードスター』は、前二輪、後一輪の三輪車。エンジンは水冷1330cc Rotax ACE直列3気筒エンジン、最高出力は85.8kW(115ps)/7250rpm、最大トルクは130.1Nm(96lb.-ft)/5000rpmちゅーても、未知の乗り物なので数字じゃよくわかりません。早速実車を見てみましょう。
この顔つきはかなり迫力です。下の奥にラジエーターも見えます。



メーターは電子メーターも搭載。



ハンドルの左側がウインカーなど。右側はエンジンスタートのセルスイッチなどを配置。2人乗りです。



見た目は限りなくオートバイに近い。しかしフロントやリアシートの左右と後部にトランクルームスペースがあり、収納性は意外に高そうです。





シートに腰を下ろし、両足はステップの上。地面に足を置かなくても倒れません。ブレーキは右足付近にペダルがひとつ。これで全輪をブレーキ。しかもABS仕様です。前方のカウリングは電動式で上下し、雨の日の走行はこれを上に設定すれば、雨を相当防ぐことができます。





運転には普通免許でOK。種類は乗用車、税制上は二輪車扱い。高速道路もヘルメット不要で二人乗りが可能です。早速運転してみました。
運転でちょっと違和感を感じるのはカーブ。二輪車なら体重移動で車体をカーブの内傾させることで曲がれますが、これはハンドルを切ります。右折時はハンドルの左側を、左折時は右側を前へ突き出す感覚。スピードに乗っていると車体が外側に傾くため、意識して体を内傾させないと外側に振り落とされる感じがします。4輪バギーやスノーモービルと同じ感覚です。
試乗車は6速セミAT。左ハンドルのグリップにパドルシフトがあり、シフトアップ&ダウンが可能。シフトアップは操作する必要がありますが、シフトダウンは車速に合わせて自動でも変速してくれます。またブレーキは前ブレーキがありません。乗っているときはオートバイ感覚なので、減速時はついつい右ハンドルグリップ付近で前ブレーキを操作したくなります。そのほか、ウインカーは、右左折後には自動的に戻るし、リバースも可能です。ETCも装備されていました。試乗した感想では二輪ほど激しくないし、四輪よりも開放感はあります。二輪と四輪の中間、と言ってしまうこともできますが、これまでにない新しい乗り物であることを意識した方が受け入れやすいです。もちろん、楽しい。
自分もいつかは2シーター車に乗りたいと考えていますが、そのときの選択肢のひとつになるかも。

車両価格はマニュアルが198万4500円、6ATは267万7500円と290万8500円の3モデルです。
Posted at 2013/10/06 14:49:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ
2013年10月05日 イイね!

新型V60&S60に乗ってみました

「進化は、顔に出る。」
これ、9月にリリースされた新型ボルボのコピーです。この秋、60、70シリーズとS80、XC90を一斉にリニューアル。ボルボ・カー・ジャパンによれば、その変更点は合計約4000か所にも上るといいますが……。どこがどう変わったのか、オーナー目線で進化の度合いを体感してきました。

今回試乗車は『V60 T6 AWD』

と『S60 T4』



従来モデルとの違いはコピー通り、顔であるフロントマスクに表れていました。
従来はヘッドライトの並び、フロントグリル側にあったポジションライトは省かれ、代わりにヘッドライト下にLEDライトが追加。またヘッドライトは幅広に変更されました。



またグリルもワイド化されました。



これらでワイド&ローを演出しています。これはメルセデスやアウディ、BMWなど欧州車全般のトレンドで、ボルボもご多分に漏れず取り入れたわけです。しかし、ここはデザインですから、トレンドを追随するのではなく、もう少しボルボらしい個性を打ち出して欲しかった。

メーター類はV40同様、TFT液晶を採用したデジタルメーターで、



エコ、エレガンス、スポーツといった3つのテーマを選択でき、デザインや表示項目も変わります。また採用されたスポーツシートのホールディング性能もかなりアップしました。



従来から人間工学に基づいたシートには定評がありましたが、今回採用のシートもかなりの高ポイントです。特に腰から背中にかけてのホールド性がアップし、疲労を軽減してくれます。
そしてなにより興味を持ったのはボルボ初のパドルシフト。



ユーザーにとっては「やっと」採用された機能ですが、意外にボルボ関係者には今更感がありありで冷ややかでした。でも、やっぱり欲しい! 攻めのドライブには(笑)。
右側のパドルがシフトアップ、左側がシフトダウン。通常のDドライブで走行中にパドルシフトを操作することで、スポーティーな「スポーツモード」に切り替わり、加速、エンジンブレーキの減速などクルマを操る感覚がよみがえります。これは峠道では威力を発揮しますね。ただパドルシフトの操作感は非常にソフト。「あれ、ちゃんとギア変わったかなぁ」と、ギアの位置を確認したくなります。操作の感触はもう少し堅い方がフィーリングはよかったと思う。
先進の安全設計にも手を加えられていました。進行方向に人影を察知するとドライバーに警告灯と警告音で知らせてフルブレーキする「ヒューマン・セーフティ」機能には世界で初めて自転車にも対応する「サイクリスト」検知機能が追加されました。欧州や最近の日本でも急増するサイクリストとの接触事故を防ぐもので、自車と同じ方向を走る自転車をカメラなどセンサーが認識し、衝突の危険性があると急ブレーキを掛け、事故の発生を抑えてくれます。
そして最も驚いたのが「フル・アクティブ・ハイビーム」。クルマの夜間走行は視界がいいハイビームが常識です(知ってました? 僕の世代は教習所で反対に教わっていましたが……)。この機能は、カメラが対向車や先行車を察知すると、その部分だけロービームに。しかし路肩部分など両脇はハイビームを維持するという先進機能。先行車が2台であっても同様に機能します。これにより夜間の走行も前方の視界は良好、安心度が高まりました。

エンジンやサスペンションなどに大きな変更はありません。そのため、走りの味付けは大きな差異を感じませんが唯一、ギアの変速タイミングが最適化された模様です。スタート時や停止時が従来以上にスムーズになり、シフトアップ、シフトダウン時にわずかに感じたショックも感じなくなりました。これも成熟の証でしょう。
またボルボは今後T4に搭載された4気筒エンジンを主力として位置づける方針ですが、今回、V40にあったようなアイドリングストップが非搭載なのは残念。

一方、6気筒エンジンのT6はこのシリーズが最後になるかも。ダイナミックで胸のすくようなパワフルな走りがなくなってしまうのは何とも残念です。
またサスペンションなどをよりスポーティーにした特別仕様、R-DESIGNの登場は今回見送られました。パドルシフトとの相性はこちらの方がいいだろうなぁ。
Posted at 2013/10/05 04:34:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ

プロフィール

「「日本の巨大ロボット群像」鑑賞@横須賀美術館 http://cvw.jp/b/1285252/47624793/
何シテル?   03/31 07:32
1980年に中古のトヨタ セリカLBを手に入れたときが、僕のクルマ人生の始まりでした。その後、1983ー1988にマツダファミリア、1988ー1994トヨタハイ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/10 >>

  1234 5
6 789101112
13 141516171819
20212223242526
2728293031  

リンク・クリップ

ボルボとドライブと音楽 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/02/19 22:13:25
春の久しぶりのソロキャンプ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/06 02:37:08
【備忘録】 アライメント調整 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/12/22 00:56:15

愛車一覧

ボルボ V60 プラグインハイブリッド ボルボ V60 プラグインハイブリッド
12台目の愛車は、(やっぱり)ボルボ。 ボルボでは7台目、V60では4台目、Polest ...
ポルシェ 718 ケイマン ポルシェ 718 ケイマン
新型コロナと半導体不足により、欲しいクルマがなかなか買えない時期を過ごしていました。そん ...
ボルボ V60 ボルボ V60
自身の車歴、10台目の愛車。 6台目のボルボ。 V60の3代目(写真右、左は従来車)。 ...
ボルボ V60 ボルボ V60
自身5代目のボルボは再びV60。同じサイズ、同じエンジン、同じカラー、同じグレード。なの ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation