明けましておめでとうございます。
なかなか更新できないでいるうちに季節は冬に突入。タイヤをスタッドレスへ変え、丹念に洗車をして新年を迎えました。
そしてこの年末年始には、HDDカーナビ(ボルボではRTIと呼びます。システムはデンソー製)の地図データを更新しました。
一昨年に愛車を購入してから初の更新です。更新料は3万円。市販のカーナビは、3年〜5年間は更新料無料というモデルがほとんどと言う中、これは時代にマッチしない金額。しかもボルボのカーナビ(というか、純正カーナビのほとんどに言えますが)の性能や使い勝手は確かにイマイチなのに……。
それでも更新を思い立った理由は2つ。
第一に、地図の鮮度はナビの生命線という点。
地元は今、開発途中であり、毎月のように新道ができます。とはいえ、郊外の市街地。これらがデータ化され、カーナビの地図に反映されるのはおそらく3〜5年はかかると思われますが、それでも町並みは激変するのである程度の更新が必要です。しかも高速道路や有料道路にも新道ができていますし、コンビニやガソリンスタンドの店舗数も大きく変化しています。目的地まで正確にガイドしてもらうためには鮮度を保ちたいと。
第二の理由がVICS情報の精度です。
VICSは渋滞情報など交通状況のデータを走行しながら受信。一般道で取得する光ビーコンによる情報は、目的地までのルート上に渋滞が発生すると、渋滞回避の新ルートを探索することができます。この渋滞情報は信号などが基準となり、どの信号から○km渋滞、という情報によりカーナビに表示されるわけです。その信号には符号がつけられており、これにより正確な渋滞情報を得ることができます。
ただし交差点などが新しくできると、新たな符号が割り当てられます。地図更新にはこれらにも対応するわけですが、符号に関しては過去3年分に対応するように対応されています。
つまり、より正確な交通状況を得るためには最低3年に1度は地図データを更新ことが必要になるわけです。
と言うわけで、更新をディーラーにお願いしたら1日かかるという。
「なにぃーー? なんで地図の更新で1日かかるの?」
と、ちょっとびっくり。担当者曰く、①地図データの更新には、DVD2枚。②更新時にメーカーが発行するVIN番号(車両識別番号=ライセンスコード)を入力する必要がある=地図更新データ1セットと更新できるRITは1対1に限定するため。③データ更新時間は約2時間。この間、ずっと電源はON状態(=エンジンかけっぱなし)ということが理由だと。途中で切ると更新できない恐れがあるというのだが……、これはナンセンスです。今どき、地図更新のためにアイドリング状態で放置って……。
取扱説明書には更新途中に電源を切ったとしても、再度電源が入ったとき、続きから更新されるとあります。そりゃそうでしょう。更新時、ナビは使えませんが、走りながらゆっくり更新するから、とセルフで更新することにしました(ちなみに自分で更新するというユーザーは僕が初めてだったそうです……マジ?)
さて、更新は至ってシンプル。事前に愛車のRITのバージョンをディーラーに知らせておくと、約4日後にVIN番号を発行されました。
ソフト購入に、VIN番号も知らせてもらいます。
エンジンを掛け、RITが立ち上がったら、2枚あるDVDのデータディスクの「1」をドライブに挿入。すぐに更新の準備が始まります。VIN番号の入力が求められるので、ここで入力。するとディスクの更新がはじまります。1枚の更新時間は約1時間。1枚目が終わると2枚目の挿入を求められますので、入れ替えるだけ。冬休み中、近所のスーパーの買い物時に更新していたので、2日かけて更新が終了。バージョンもアップしました。
これで3年前に全線開通していたのに反映されていなかった北関東自動車道も網羅。これからのスノボ行きには重宝するはずです。しかしVICS技術も過去に物になりつつあります。これからは通信を使用した全道路情報が主流になるはず。しかもボルボも目指す、自動運転システムには正確な地図情報は欠かせない。そろそろこれも見直してくれないかなぁ。
Posted at 2014/01/05 10:36:27 | |
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