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nino8446のブログ一覧

2025年08月19日 イイね!

オイル関連インデックス

これまでにアップしたオイル関連ブログをインデックス化しました。
見られないブログはみん友まで公開または作成中です。
オイルレビューはパーツレビューも一部貼ってあります。

「雑感」はその名の通りで個人の感想文を含むものです。
事実に基づいた情報の提供は「オイル関連情報」としました。
インデックスなのでブログタイトルとリンク名は異なります。



化学合成油
・化学合成油リスト 2024年~
・割安な化学合成油リスト


植物油
・植物由来の合成油
・エネオス唯一の化学合成油
・出光 IFG プランテックレーシング


鉱物油
・VHVIの耐久性


API、SAE、JASO規格関連
・API認証と適合
・API SQ規格
・Dexos1
・JASO GLV-1とGLV-2規格
・ミッションオイルの粘度
・SAE粘度


ACEA規格関連
・ACEA C2オイル


ディーゼル用オイル
・ディーゼルエンジンのオイル
・ディーゼルエンジンのオイル その2
・日産のディーゼルエンジンオイル
・DH-2とアッシュフリーオイル


オイルレビュー
・Shell Helix Ultra VS Pennzoil Ultra Platinum
・シェルHX5 Plus 最安の化学合成油を試す ボルボV60
・シェルHX5 Plus 最安の化学合成油を試す アルト
・ペンズオイルハイマイレージ 5W-30 エブリイバン

・Mobil1 Advanced Fuel Economy 0W-20 GRカローラ
・Mobil1 Advanced Fuel Economy 0W-20 US ボルボV60
・Mobil1 Advanced Fuel Economy 0W-30 ボルボV60
・Mobil1 ESP 5W-30 プジョー308
・Mobil1 ESP X2 0W-20 プジョー308

・トヨタ純正モーターオイル 0W-20 SN-Plus GRカローラ
・トヨタ純正モーターオイル 0W-20 SP GRカローラ
・トヨタ純正 C5 0W-20 シンセティック For Diesel エブリイバン
・トヨタ純正 C5 0W-20 シンセティック For Diesel プジョー308
・GRモーターオイル 0W-20エンデュランス GRカローラ
・TOM'S モーターオイルプレミアム 0W-20 GRカローラ

・日産ストロングセーブX 0W-20 GRカローラ
・日産ストロングセーブX 0W-20 エブリイバン
・LOVCA プレミアムレーシング 0W-25 GRカローラ
・ファストロンネクストとMB229.52純正オイル
・メルセデスベンツ純正 MB229.52認証オイル プジョー308
・AZ SN ハイブリッド 0W-20 エブリイバン
・ファストロンネクスト 0W-20 SN エブリイバン

・0W-20勝手にランキング GRカローラ編



オイル関連情報
・Shell Helix Ultra ECT C6 0W-20発売!
・ペンズオイルを個人輸入
・世界のPENNZOIL
・世界のPENNZOIL【非公開版】
・カストロールのオイル
・GRカローラ用オイルとLSPI対応オイル
・Mobil1のACEA適合一覧
・ESPよ お前もか?
・Mobil1の製造拠点変更…
・トヨタ純正オイルがエネオス製に…
・EXLINE VRS トリシンセ
・SpeedHeartオイル比較表
・ヤマルーブ



ミッションオイル
・ミッションオイルでパワーアップ!?
・続:ミッションオイルでパワーアップ!?



検証系
・0W-20オイルの比較検証
・0W-20オイルの比較検証 失敗編
・0W-20オイルの比較検証 エントリー編
・0W-20の作り方
・G16E-GTS用オイルを作る その1
・G16E-GTS用オイルを作る その2




添加剤関連
・オイル添加剤
・インフィニアムパッケージ添加剤一覧
・ベルハンマーディーゼル
・ひまし油エステル
・アルキルナフタレン
・アルキルナフタレンとモーターチェックアップ



粘度指数向上剤
・0W-20の粘度指数
・粘度指数向上剤(ポリマー)序
・粘度指数向上剤(ポリマー)破
・0W-20と0W-40のベースオイル粘度は同じ?
・0W-20ベースオイル粘度比較



SDS関連
・Mobil1 ESP X2 0W-20と合成油のお話
・エンジンのオイルのSDS CAS#一覧
・シェルのSDSの読み方
・エクソンモービルのSDS検索方法




技術系
・LSPI再考
・塩基価
・オクタン価



日本語で選ぶエンジンオイル
・日本語で選ぶエンジンオイル
・続:日本語で選ぶエンジンオイル
・日本語で選ぶエンジンオイル その3
・本当に酷いオイルサイト
・100%化学合成油(HIVI)
・Ηash9 MOTOR OIL



雑感
・日本製オイル・国産オイル
・シビアコンディション
・Timken Tester
・中国のエンジンオイル
・AIにオイルを聞く
・軽油の価格差
・紐育スタンダード石油會社小冊
・エンジンオイル遍歴
・硬いエンジンオイルはエラいのか?
Posted at 2025/08/20 09:41:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年08月18日 イイね!

ACEA C2オイル

ACEA C2オイル欧州オイル規格はC3やC5が主流ですが、その中にC2という規格があります。

画像のMobil1 5W-30がACEA C2適合品です。









ACEA C2とは何ぞや?
早見表を作ってみました。



乗用車用のACEA規格はDPFやGPF詰まりに影響のある硫酸灰分とHTHS粘度(高温高せん断粘度@150℃)とSP規格のLSPI、チェーン摩耗試験の組み合わせによりどの規格に適合するか判ります。

Aがガソリン、Bがディーゼル、Cがガソリンディーゼル共通。
今はC規格が主流です。
C1は便宜的に掲載していますが既に廃止されています。
粘度的にもSAPS的にもDL-1とドンピシャなので残して欲しかったところ。



Mobil1 5W-30はC2適合品で、Mid-SAPSでHTHS粘度が3.0です。
同じMobil1 5W-30でESP 5W-30がありますが、あちらはHTHS粘度が3.5なのでACEA C3適合品になります。


ACEA C2がちょっと面倒なのはHTHS粘度が2.9以上となっているところ。
「以上」なので3.5でもC2に適合してしまいます。
世の中のACEA C3品がC2/C3と併記されているのはそのため。
純粋にC2だけに適合する硬さのオイルが意外と少ないです。


とは言えC2相当の粘度の5W-30は世の中に沢山あります。
C2のHTHS粘度ってSAE30相当(>2.9)です。
SAEの5W-30ならそれはC2相当の粘度です。


C2が美味しいのはSAE並みの低粘度でACEA品質のオイルと言うこと。
当然C3適合の5W-30より柔らかいので燃費性能も優れます。



面白いのはアメリカ製のMobil1 5W-30はACEA C2適合ではありません。
元々C2に適合する性能はあったので日本仕様だけ記載した?
Dexon1 Gen3認証オイルなので適合させるのは難しく無い筈。


このオイルもアメリカ製の方が優れているとは限らない一例ですね。
余談ですが、Mobil1 0W-30はアメリカ製はVHVIベースです。
日本仕様はGTLベースを継続。前にも書いたかな?



日本仕様のMobil1 5W-30はベースオイルは一応GTLのようです。
一応と書くのは理由があって…

SDS第3項ではVHVIが34%と書かれています。
普通30-40%とか書くのでこれは珍しい。


第15項で見ると鉱油は40%未満なのでGTLや他の合成油が60%入っているようです。
上の第3項ではGTLは30%未満と書いてあったので「らしい」と書いたのはこのためです。

Mobil1でGTLベースのSDSはこんな感じで計算が合わないもの多数…



とは言え、Mobil1 5W-30はMobil1の中でも比較的安価なのでおススメ出来るオイルなのは間違い無いです。
ESP 5W-30がVHVIベースに変わってしまったので、欧州アプルーバルにこだわらないならこちらの方がベストバイかもしれません。


ESP 5W-30と無印5W-30どちらを買ったらいいか判らない方は
・ACEA C3やBMW、VW認証エンジンならESP
・5W-30指定の国産車だけどもうちょっと信頼性が欲しい人は無印
・一時期のプジョーのようなC1指定エンジンは無印
ですかね。

トヨタのハイエースで高速メインで乗り、トヨタC5 Diesel 0W-20ではちょっと心許ないという方もMobil1 5W-30は丁度いいと思います。


ACEA C2オイルちょうどいい粘度なのですが、残念ながら全然ラインナップがありません。
写真のMobil1 5W-30はありますが、その他だとリキモリとユニオパールくらい。
ミカドオイルにもC2表記の商品はありますが、あれHTHS粘度が3.5なんですよね。
それはC2/C3だからよくあるC3オイルと変らないのでは?
Posted at 2025/08/19 08:46:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年08月09日 イイね!

最安の化学合成油を試す アルト編

最安の化学合成油を試す アルト編前回のブログの続きです。

シェルヒリックス HX5 Plus 0W-20
Amazonで11,992円でした。
メルカリだと11000円送料込みもありましたね。









Gr.III鉱物油(VHVI)でもペール缶の最安値が1万円前後なので純然たる化学合成油でこの価格は破格です。


化学合成油であるソースはSDSです。
通知対象物の鉱油の割合が30%しかありません。
残り70%は鉱物油以外の何か。
(4ストの場合、鉱油以外≒合成油ですが2ストはその限りでは無い)

この辺の細かいところは前回のブログをご覧ください。
表記が「部分合成油」の理由も書いています。



被検車はアルト(HA36S)です。



こちらは前油はスズキエクスターF 5W-30(シェル製)です。
同じGTLベースでしかも部分合成油同士。
5W-30と0W-20なので粘度の違いの方が大きいかな?



交換した感想ですが、
まずはアイドリングが静か。
振動も少し減ってます。

前油も走行距離は2000km未満ですが、エクスターFは新油時から「なんか鉱物油っぽい」印象でした。
初期に振動がちょっとあって徐々に馴染む。
VHVIとか鉱物油特有の感じ。

エクスターFの5W-30はVHVIが半分くらいなのでそのせいか?
と思っていたらGr.II以下鉱物油が入ってましたの発表があってガッカリ。


そんな本物の部分合成油であるエクスターFとシェルHX5 Plusの比較ですが、粘度分の差を引いてもHX5 Plusの方が好印象です。
振動少なくてスムーズ。
ただし100km/hを超えるような領域はエクスターFの方がいいです。
これは0W-20と5W-30の差なのでオイル自体の差では無いです。

シビックハイブリッドも交換してみましたが印象は同じです。
どちらか選ぶならHX5 Plusですね。


そういやペンズオイルのハイマイレージよりも良い印象です。
車もオイル粘度も違うのでイコールコンディションでは無いですが、新油時にちょっとある微振動がHX5 Plusは無いです。
これがシェル表記の「鉱物油」と「部分合成油」の差か?w



とりあえずの結論ですが、
「安くて良い0W-20なんか無い?」
と言われたらHX5 Plusをおススメできます。
少なくとも梅クラスのエンジンオイルでは無いです。

梅ってどれだよって?コレとかコレとか。
コレコレもかな?



あとは経過観察ですね。
アルトもシビックハイブリッドも3000回転以上を殆ど使わないのでエンジンオイルにとってはラクなエンジンです。
小排気量で低回転NAエンジンですからね。
エブリイバンだと常用5000回転なのであちらの方がオイルには遥かに厳しい。


と言うことで、被検車にボルボも追加して入れてみようと思いますw
ボルボはオイル交換時期がまだなのでもう少々お待ちください。




【注意】
似たようなオイルでHX5 AJ-Eというのが4L缶でありますが、これとHX5 Plusの中身が同じかどうか不明です。
と言うのもHX3とHX7はベースオイルは鉱油です。
Plusの文字が無いとGTLじゃない可能性があります。
販路限定商品なのかHX5 AJ-EはSDSもPDSもありません。
違いが判る方いらっしゃいましたら是非コメントください。
Posted at 2025/08/09 10:26:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年08月02日 イイね!

シェルのSDSの読み方

シェルのSDSの読み方トヨタC5 for Dieselをリピートするか迷ったのですが…
国内最安値であろう化学合成油を購入しました。

シェルヒリックスHX5 Plus 0W-20です。
お値段なんと11,992円です。
5W-30だともう少し安い。







SDSを見るとベースオイルが何となく判ります。
シェルのSDSフォーマットが昨年あたりから本国と同じフォーマットになりました。

「以下の CAS 番号 を 1 つ以上含みます」と書いてあってCAS#の羅列があります。

64742-53-6, 64742-54-7, 64742-55-8, 64742-56-9, 64742-65-0, 68037-01-4,72623-86-0, 7262 3-87-1, 8042-47-5, 848301-69-9, 68649-12-7, 151006-60-9, 163149-28-8, 64741-88-4, 64741-89-5

鉱物油、VHVI、PAO、GTL全部書いてあって何だかわかりません。
0-90%の意味は各々0%〜90%入っている可能性があると。
0%のCAS#は除いて欲しいですね。




JIS準拠のSDSは第15項で鉱油が通知対象物になっています。
これを手掛かりにベースオイルが何か探ります。

鉱油の含有量が載っています。
この鉱油はGr.Iの鉱物油だろうがGr.IIIのVHVI+だろうが全て鉱油扱いなのでここの総量が少ない程鉱油以外がベースオイルと言うことが判ります。

ベースオイル以外の添加剤で鉱油が含まれていた場合でも含有量は総量に対しての含有量なので確実に鉱油の量が判ります。

第3項でベースオイルは90%とあるので添加剤は約10%
添加剤はだいたい鉱油で溶かしているのでこの10%はほぼ鉱油。
第15項で鉱油の含有量は30%となっているので、添加剤の鉱油が10%で残り20%がベースオイルに含まれる鉱油と推定出来ます。(最大)


鉱油以外が70%と言うことは判ったのでそれが何か?
シェルのSDSはCAS#の記載がありましたので、この中で鉱油に該当しないものは

68037-01-4(PAO)
848301-69-9(GTL)
68649-12-7(PAO)
151006-60-9(PAO)
163149-28-8(PAO)

これだけある…
まあ、価格帯的にPAOと言うことは無いのでGTLですよね。
GTLの中でも梅クラスかと。

CAS#一覧はコチラ


使用しているGTLは梅クラスだとしても合成油ですからここは良いとして、ベースオイルの残りの鉱油の20%が何なのか。


中には嫌なCAS#も書いてありまして…
64742-53-6 石油留分又は残油の水素化精製又は分解により得られる潤滑油基油(Gr.I鉱物油)
水素化処理してGr.III鉱物油(VHVI)を精製した残油ってことですね。
出涸らしです。


Gr.I鉱物油が含まれていると確実にそれらが足を引っ張ります。
果たしてどの程度影響があるのか?
長くなったのでHX5 Plusのレビューは次のブログでw


Posted at 2025/08/02 15:51:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年07月31日 イイね!

割安な化学合成油リスト

割安な化学合成油リスト
化学合成油リストの中で安価な化学合成油をリスト化しました。
リッター1000円以下を対象としています。

化学合成油の定義はGr.III鉱物油(VHVI)を含む鉱物油含有量が50%未満としています。
巷で売られている100%化学合成油の大半はVHVIベースなのでここには掲載していません。






有名な○○は?△△は?◇◇オイルが載ってない??

それらはVHVIないしHIVIという鉱物油がベースオイルなので化学合成油ではありません。
比較的高性能な鉱物油を化学合成油と称しても不問となってしまったのでおかしな世界線に入っています。
自称100%化学合成油の殆どが中身99%鉱物油です。


ここに掲載されているものはそれらとは異なり純然たる化学合成油ですが、安いものほどベースオイルも添加剤もランクが落ちると思ってください。
比較対象はあくまでも同価格帯の鉱物油です。

例えばペンズオイルで例を挙げると、
ウルトラプラチナ、プラチナ、ゴールド(廃盤)とラインナップがありましたが、いずれもGTLをベースとした化学合成油でした。

3銘柄ともAPI SP規格に適合しているので一見差が無いのかな?と思ってしまいそうですが、実際にはベースオイルも添加剤も当然異なります。
ベースオイルも添加剤も松竹梅ありますからね。
価格差はちゃんと商品の品質に反映されています。





シェルヒリックス HX5 PLUS 0W -20(600円)

シェルのラインナップの中ではエントリークラスのため「部分合成油」の表記になっていますが、鉱油含有量は30%未満でれっきとした化学合成油です。
ベースオイルはシェルお得意のGTL(天然ガスベース)の低グレード品だと思います。
シェルヒリックスウルトラの半額以下なのでベースオイル、添加剤とも性能は落ちると思います。
ただ、同価格帯のVHVIベースの自称化学合成油と比べてどうか?
試す価値はあると思いますよ。
5W-30は鉱油含有率が60%でしたので非該当としました。
しかし安いですね…
最安の化学合成油ってことで買ってみようかな?(買いましたw)



クエーカーステート アドバンスト デュラビリティ 0W-20、5W-30(700円)

こちらも「部分合成油」表記ですが中身はシェル製GTLです。
HX5 PLUS同様に低グレード品GTLが使用されていると思います。
こちらの5W-30はHX5 PLUSと中身は異なるようです。



クエーカーステート エンハンスト デュラビリティ 0W-16、0W-20、5W-30(800円)

こちらは「合成油」表記なのでアドバンストデュラビリティよりは性能が上のようですね。
違いが判りにくい上にあまり売ってない。
0W-16があるのがポイントですね。



ペンズオイル プラチナム 0W-20、5W-30、5W-40(900円)

ペンズオイルのミドルクラスオイル。
こちらもベースオイルはGTLです。
5W-30、5W-40は欧州規格(ACEA A規格)にも適合しています。
ただし、C3規格非適合なので最新ディーゼルにはいずれも使用できません。
LSPIは対応しているので最新ガソリンターボ車もOK。

日本未発売の
ウルトラプラチナ=シェルヒリックスウルトラ
なのでウルトラプラチナが欲しい方はシェルヒリックスウルトラをどうぞ。
プラチナムはミドルクラス、ハイエンドがウルトラプラチナとヒリックスウルトラです。

アメリカ製ウルトラプラチナは私も入れてましたが、リッター4000円の価値なんてありません。
日本のAmazonでも5qt(4.73L)で8980円で売ってます。
「アメリカ製は中身が違う」は情弱狙いの殺し文句ですよ。お気を付けを!



日産ストロングセーブX SP 0W-20(800円)

ベースオイルはシェル製GTLで400RやRZ34もこのオイルが純正指定です。
ハイブリッドカーから最新ターボ車まで使える万能オイル。
粘度指数が高く(243)柔らかいオイルなのでターボ車でのサーキット走行は不向きです。
LSPIに対応しているのでGRヤリスやGRカローラも街乗りならOKです。
ディーゼル車は不可です。下のトヨタC5をどうぞ。



トヨタ C5 0W-20 for Diesel(800円)

エクソンモービル製GTLがベースオイル。
ランクルからハイエースまでトヨタの最新ディーゼル指定オイルです。
欧州規格のACEA C5適合なのでディーゼル用と言いながらガソリン車もOKなスペックを有しています。
日産より硬めなので0W-20指定でも少し硬めの方が安心な方向け。
長距離走る0W-20指定エンジンとかピッタリです。
エブリイバンとかベスト。軽NAに意外とマッチ。
残念ながらLSPI非対応なのでガソリン直噴ターボ車には使えません。

ディーゼルだと持ちが悪いという書き込みがチラホラあります。
3000kmくらいらしい。
そういや私もボルボで使ってないので検証してみますか。



スズキ エクスターF 0W-20(800円)

シェル製のみ化学合成油です。(鉱油含有量20%未満)
エネオス、出光製はGr.III鉱物油がベースです。
シェル製のみGTLがベースオイルです。

5W-30もシェル製はGTLベースでしたが、鉱物油にGr.II以下の鉱物油が入っていたということで回収騒ぎになっています。
シェル製5W-30の新配合品は今のところ200Lのみのようなので5W-30は非該当としました。
私もペール缶で持っているのですが交換対象がエネオスと出光なんですよね。
それならこのままシェル製を持っていた方がいいかな…



トヨタ DL-1 0W-30(900円)

エクソンモービル製GTLがベースオイル。
1GDや2GDの初期型やそれ以前の1KD、2KDが対象のエンジンオイル。
GTLがベースオイルの場合とにかく煤の量が減ります。
VHVIのベースオイルとDPF再生間隔を比較して欲しいです。
DL-1 5W-30はVHVIがベースオイルなので買うならこちらでしょうね。
0W-20が指定の1GDや2GDはC5 0W-20にしましょう。



エーゼット 0W-20 SN CEC-101/AET/CIRCUIT+(800円)

この価格帯でベースオイルがPAOです。驚異的。
AZ製の1万円前半のものはVHVIベースなので中身が違うので注意。
今だけ?在庫処分なのかペール缶が15900円です。
気になってる人は急いで!

これにアルキルナフタレンAN5とAN15を4%ずつ添加したらそれはそれは結構なハイスペック化学合成油になります。
惜しむらくはLSPI非対応なので直噴ターボ車に使えないこと。
SP適合したPAOベースのオイルが待たれます。




さすがに1000円/L以下となると少ないですね。
同価格帯のVHVIベースのオイルと是非比較してみてください。


この中でのおススメは?と聞かれたらトヨタC5とエーゼットのサーキット+ですね。
どちらも化学合成油らしく変化の少ないオイルです。
この二つはLSPIには対応していませんが、LSPIを気にするようなハイパワーターボエンジンはもうちょっといいオイルを入れましょう(笑)


使ったことは無いけれどペンズオイルのプラチナムシリーズも悪く無さそうです。
PurePlusテクノロジーと銘打っているので、ちゃんとしたGTLを使った化学合成油でこの価格帯。
私も購入してみたいのですがペール缶がこれ以上在庫が増えるのは避けく…
(現在3缶)




【補足】
低グレード品のGTLと書きましたが、そういうオイルが販売されている訳では無いのでソースはありません。
GTLを合成した際に多少の不純物が残っているので、水素化処理で不純物を除去した際に発生した「残油」が低グレード品なのでは?と思っています。
そのオイルは外販出来ないから自分達で使っているのかなと。
残油なので色々な性能のオイルが混ざっているので「部分合成油」と書いてる。
HX5 Plusのように30%位鉱油が入っているものもあるので、Gr.II以下の鉱物油も入っているかもしれません。

とは言え化学合成油の残油なのでVHVIくらいのパフォーマンスはあるのでは?と思っています。
これは裏が取れていないので私の想像ですが、使ってみた印象もそんな感じでした。

実際に使ったレビューはこちら
これは「鉱物油」表記なので「部分合成油」表記より更にランクは下の筈。
それでも同価格帯のVHVIよりはマシなのでご参考まで。



今回掲載した800円以上のクラスは「合成油」表記で中身も化学合成油なので後ろめたくない化学合成油を使いたい方は800円以上の製品をお試しください(笑)
Posted at 2025/07/31 08:53:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | オイル | 日記

プロフィール

「シンプル表示って前からあった?」
何シテル?   08/21 19:03
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
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