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タッチ_のブログ一覧

2019年11月11日 イイね!

SKYACTIV-X、日本市場発売遅延の真相(苦笑)

SKYACTIV-X、日本市場発売遅延の真相(苦笑)なぜタイトルに(苦笑)が付いているかというと、諸説が入り乱れていたこの話題、もうちょっと何とかならんかったのか?と思うから(^_^;)。

先週から今週に掛けて「真相」と題して2つの記事が公開されました。

マツダCX-30の発売と、SKYACTIV-X延期の真相…ITmedia

マツダの切り札「X」、日本発売延期の真相…日経ビジネス

日本国内向けのSKYACTIV-Xをハイオク仕様にするって、元々の国内向けレギュラー仕様に加えて、もしハイオクを給油した場合にちゃんと欧州仕様相当の性能が出せるように、マルチオクタン価対応にすること。「ハイオク指定」とは燃料がハイオクに限定されるという意味で、対してSKYACTIV-Xの場合は「ハイオク推奨」という表現になるようです。

真相はまぁそういうことだとして、池田氏の言葉じゃないですが、根も葉もない噂が一人歩きしてその火消しに追われるくらいなら、他にやるべきことが沢山あるだろう、とボクも思います(^_^;)。

ボクが目に(耳に)した噂は

①開発が難航して初期の性能を確保出来なかったから遅れた
②日本国内向けも欧州と同じハイオク仕様に変更となった
③ハイオク仕様にしたのはレギュラー仕様を望む販売に対して開発部門が強引に押し切った
④SKYACTIV-X搭載車の価格が大幅に高いのは品質に自信がないから沢山売りたくないため


なんて感じで、冷静に考えれば「んなワケないでしょw」というモノばかり。

①なんて、既に欧州向けはデリバリーが始まっているワケですから普通に考えたら有り得ません。

④だって、先代アクセラの最上級グレードXDの登場時の価格が298万、モデル末期が279万~331万でしたから、代替りして314万~355万って、値上がり率は12%~7%です。世代交代して世界初の最新エンジンを載せるんだから、1割位は価格を上げた値付けはしたいでしょう(苦笑)。

他方、大いに問題だったのが②と③

これだけ燃費に煩いご時世で、故に燃料代が安いディーゼルが一定の支持を得たという認識があるならば、レギュラー仕様で開発してきた国内向けSKYACTIV-Xを、土壇場でハイオク仕様に変更するなど、マツダはバカじゃないか?と誰もが思ったハズです。②

しかもその仕様変更を主導したのが開発部門で、難色を示す販売部門の意見を押し切った③となれば「マツダの開発陣は、世界初の圧縮着火技術をモノにして奢り高ぶっている」と思われても仕方がありません。③

真相が語られてしまえばこれら二つとも虚偽だったワケですが、こうした噂がどうして立ってしまったのか?といえば、そら正確な情報提供が行われず、こういったネガティブな噂が立つ隙があったからに他なりません。

メディア記事も含めて「ハイオク指定」「ハイオク推奨」そして「ハイオク仕様」と複数の言葉が飛び交ったのですが、この3つの意味が一般に同じなのか違うのか?というのが問題点の根源です。

それぞれの言葉の定義を皆が正しく理解しているか、或いは改めて説明しておけば話は違ったかもしれませんが、別の視点としては「消費者にどう思われると困るのか?」という話。

「ハイオクXX」と言われたときに、ハイオク限定でレギュラーが使えないとなれば、燃料代が高いのだから消費者には絶対にネガティブです。もしそうなら仕方がないですが、そうでないなら

「ハイオクガソリンしか使えないわけではない」
「レギュラーガソリンが問題無く使える」


と明確にメッセージを出していれば、変な誤解が蔓延せずに済んだでしょう。
我々一般消費者にとって「ハイオク仕様」という言葉が嬉しいのか、嬉しくないのか、どーもこの辺に鈍感というか、無頓着だったと言わざるを得ません。

いくつかのメディア記事と、東京モーターショーでの説明員の解説もそうでしたが、欧州仕様のSKYACTIV-Xの性能が高評価であった点と併せて

レギュラーガソリンを入れると性能が下る

と説明してました。勿論嘘ではないのでしょうが、「ハイオク推奨」とか「性能が下る」とかって言葉は、あまり詳しくない消費者に対して

・レギュラーガソリンは本来入れてはいけないモノ
・レギュラーガソリンを入れると何かエンジンに悪い影響があって、後は自己責任w


という印象を想起させます。

ボクがもしマツダの企業広報であったなら

・日本国内向けにはレギュラー仕様が基本だが、ハイオクガソリンを使用した場合に欧州仕様と同等性能を発揮するように性能調整を行うため、発売が2ヶ月遅れる。
・SKYACTIV-Xはレギュラーガソリンが問題無く使用できるが、ハイオクガソリンを使用するとパワーや燃費が更に上がる


と、販社向けにも、市場向けにも説明(発信)したでしょうね。

「ハイオクが標準でレギュラーだと性能が下がる」も、
「レギュラーが標準でハイオクだと性能が上がる」も、

言っている事は同じ基準の置き方が違うだけ、と思うかもしれませんが、ハイオクとレギュラーで燃料単価が違うのだから、消費者にとってその意味するところは同じにはなりません。そして同じでは無いなら、どっちの言い方がよりポジティブか、或いはネガティブか、という話は必ずあります。

これは今に始まったことじゃありませんが、マツダの企業としてのコミュニケーション能力は、本当にこの中計期間中に「顧客体験の質的向上」と同列に並べて、改善を図るべき領域ではないのか?とか思っちゃいますね(^^;。

副社長が自ら火消しにメディアのインタビューを受けるなんざ、広報担当からしたら失格の烙印を押されたと同じくらい、重く受け止めるべき問題だと思いますょA^_^;)。

因みに企業に限らずコミュニケーションの下手な人の特徴のひとつに
「相手が聞きたいことではなく、自分が話したいことを言ってしまう。」
というのがあります。
今回の件に照らせば「SKYACTIV-Xをハイオク仕様に変更する」に対して

多くの一般消費者が知りたいこと:燃料単価の高いハイオクしか使えないのか?
マツダが話したかったこと:ハイオク仕様にすると大好評の欧州仕様と同じ性能が出せる


という構図でしょうか(苦笑)。

エンジン性能うんぬんは商品が市場に出てさえしまえば自ずと評価は出ます。
発売延期は明らかにネガティブな情報ですが、その理由を「商品力向上のため」と説明したかった気持ちは良くわかるのですが、そのために高価な燃料が必要となれば、それは消費者にとってはネガティブな情報です。故に慎重を期する必要った筈なのですが、、、困ったもんですねA^_^;)。
Posted at 2019/11/11 17:30:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | SKYACTIV | 日記
2019年09月04日 イイね!

マツダ、マルチxEV搭載のe-TPVを公開

マツダ、マルチxEV搭載のe-TPVを公開マツダが遂に、自社開発のマルチxEVソリューション搭載の試作車(Technology Prove-out Vehicle:TPV)をノルウェーで公開したそうです。

マツダがEV市場に本格参入。「CX-30」のベールを被ったプロトタイプEVに乗った(CarWatch)

マツダ初の量産EV2020年投入へ 試作車試乗で見えたマツダの方向性(くるまのニュース)

追って他のメディアからも記事が出るとは思いますが、このタイミング…というところも併せて、色々ビックリしました(^_^;)。

マツダがモーター駆動のソリューションを独自開発した話は昨年発表になっていて、当初は2019年市販の予定が最近、2020年にズレた話も公になってますから、現時点で外部の人を乗せられるTPVが出来上がっている事に別に驚きはありません。

しかしそのe-TPVが、まだ市販されていない新型SUV、CX-30の皮を被っているとは驚きでした(^_^;)。

因みにどーでも良い話wですが、マツダが「マツダ・グローバル・テクノロジー・フォーラム」と銘打って、海外でメディア関係者にTPVを試乗させたことは度々あります。ボクが知るもっとも古いイベントは2010年で、当時SKYテクノロジーと呼ばれていたSKYACTIV技術搭載のTPVを試乗させたヤツ。

このときはSKYACTIVボディに無理やり2代目アテンザの皮を被せて、こういってはなんですが、如何にもプロトタイプ(試作車)とう体でした。

これが2017年、SKYACTIV-Xを搭載したTPVになると外皮は当時のMAZDA3で、中身はSKYACTIVビークルアーキテクチャの筈なのに、スタイリングに破綻が全くありません。エンジンだけ新型を載せたの?という感じ。

そして今回、外皮はCX-30で、TPVの見た目の進化も著しい(笑)。
こんなの見せられたら「CX-30にはマルチxEVパワーユニット搭載の追加グレードが出るの?」なんて考えてしまいそうですが、どうもこの格好はe-TPV限定で、市販車のデザインは全く別物になるらしい。

さて本題に戻ってw、今回はBEV向けのSKYACTIVビークルアーキテクチャ(タイトル画像)も公開されていますが、e-TPVがCセグメントのCX-30の皮を被っていたのは驚きでした。

なぜならボクはマルチxEV搭載車は、最初はBセグメントだとばかり思っていたのでA^_^;)。

もっともe-TPVがCセグメント車だから、市販車もCセグメント…とは、今の段階では言い切れませんけどね(苦笑)。

そして二つの記事でシャシー性能が絶賛されているのは、驚きで無いけど驚いた(爆)。

なぜなら2010年のSKYACTIVシャシー、そして2017年のSKYACTIVビークルアーキテクチャのときも、記者はみんな最新のSKYACTIVエンジンに興味津々でフォーラムに参加して、TPVに乗ったらその乗り心地&乗り味の素晴らしさにビックリするという、或る種の伝統的な反応wだから。

ただ上記の過去の2回はマツダのシャシーが新世代に交代するタイミングだったので驚いて頂かなければ困るw、という背景がありました。それに比べたら今回は或る意味「パワーユニットだけ新しい」ワケで、そこに驚きは無くて良かったハズ(苦笑)。なので「またかよww!」と驚きました。

さてe-TPVがどんなモンで、その乗り味がどうだったかは記事を読んで頂くとして、どうも市販車のデザインは秋の東京モーターショーで公開されるようです。これは注目ですねぇ(^_^;)。

既に述べた通り、ボクは最初のマルチxEV搭載車はBセグメントだと予想していて、それらは云うまでも無く次期MAZDA2(デミオ後継)と、CX-20(CX-3後継)だと思ってました。海外仕様はわかりませんが、恐らく国内仕様はシリーズハイブリッド版(小さなバッテリーに大きな発電機でほぼ常時発電で走るヤツ)で、まぁ乱暴に言えばNOTE e-POWERのマツダ版って感じ(^_^;)。
これを載せる一方で、ガソリンエンジンはSKYACTIV-G 1.5とSKYACTIV-X 1.5(3気筒版)があって、ディーゼル(SKYACTIV-D 1.5)搭載車は廃止かな~、と読んでました。

というワケで、今年の東京モーターショーの楽しみがひとつ増えましたね♪
Posted at 2019/09/04 18:41:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | SKYACTIV | 日記
2019年04月18日 イイね!

やっとw、北米市場にSKYACTIV-Dを投入

やっとw、北米市場にSKYACTIV-Dを投入マツダがニューヨーク自動車ショーにて、米国向け「マツダ CX-5」クリーンディーゼルモデルの受注開始を発表するそうです。

やっと、、、という感じですね(^_^;)

マツダはもう忘れちゃいましたがw、かなり前からSKYACTIV-Dの北米投入を謳っていました。確か2013年とか2014年くらいで、現行のCX-5に代替わりした2017年にも確か言及していたかな?

ただ、日本や欧州などと違って軽油が必ずしも安くない(むしろ若干高い?)米国で、ディーゼル乗用車の普及ってどうなんでしょう?という疑問は常にありました。

この点は、2012年にCX-5が出る直前の日本市場の状況を鑑みれば、北米市場でもディーゼル乗用車の需要を喚起できるかも?とマツダが考えても不思議ではありません。しかしながら多分、マツダ自身はそこまでおめでたくなく(笑)、恐らく日本市場と同様に北米でもSKYACTIV-Dが大人気になる、なんて安直には考えていないと思ってました(^_^;)。

だから余計に、SKYACTIV-Dの北米投入に拘る背景に興味が沸きます。

エンジンに馬鹿力を望む米国オーナーに対して、G2.5では些か心許なく、しかもSKYACTIV-G一本だと北米市場向けにはエンジンバリエーションが貧弱。だってMazda6とCX-5はG2.5一本、Mazda3にもG2.5搭載車があるくらいで、マツダの関係者が「北米向けにタマが足りない」というのも頷けました。

だからCX-9と共に登場したSKYACTIV-G2.5Tは北米マツダにとっては或る意味、待望のエンジンバリエーションだったハズで、既にMazda6には搭載済みですが、なぜかCX-5向けにはG2.5TではなくD2.2を搭載と云うのが面白い。

D2.2の北米投入が遅れた直接的な理由は恐らく排ガス規制で、流石のSKYACTIV-Dも北米のNOx規制には後処理装置無しではクリアが難しかったようです。しかしそれは乱暴に言えば「後処理装置を付ければ解決」する問題なので、投入時期がこのタイミングになったのは、VWのディーゼルゲートの影響も、きっと少なからずあったでしょう。

マツダが北米へのディーゼル投入をこの時期に定めた理由はわかりませんが、ボクが想像するに、VWのディーゼルゲートの影響の沈静化(ニュースの風化)と、それに合わせて恐らく排ガス対策を強化した欧州勢のディーゼルモデルがそろそろ登場してくる時期なので、そいつらの普及の波が来ることを予想して、その波に上手く乗れるようにタイミングを計ったのかな?なんて予想したりして(^_^;)。

燃料代はガソリンと大差が無くても、燃費性能が高いディーゼル乗用車の北米市場での強みは恐らく航続距離で、だだっ広い北米大陸で長距離移動を行う場合、燃料補給の頻度が減らせるメリットは、、、日本人には意外に想像が難しいかもしれません。

マツダのパワーユニットの二枚看板のひとつがようやく北米上陸、ということでどうなるかは個人的には楽しみです。
Posted at 2019/04/18 15:00:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | SKYACTIV | 日記
2019年04月17日 イイね!

第2世代マツダコネクト

第2世代マツダコネクトもう直ぐw、発売になる新型Mazda3(アクセラ)からマツダ・コネクトも第2世代に進化するハズですが、、、まだメディアなどに情報が上がって来ませんね。

マツコネは昨今注目されている3分野(自動運転、コネクティッド、シェアリング)のひとつで、どんな進化を遂げるのかは本来注目されるべき分野なのですが、、、(^^;

メルセデスなどは新型AクラスにMBUXを搭載して大きく注目されましたが、どうやら次世代マツコネに関してはまだ「ヘイ!マツダ!」と叫ばなくてもイイようですが、、、(笑)

Mazda3と同時に公開された限られた情報では、どうもUIは第1世代から変更されたようで、使い勝手がどう改善されているかは注目点です。

第1世代マツコネは手元のコマンダーでブラインド操作が可能なように考えられていて、基本的には使い易いと評価していますが、細かな部分については文句wがありました。

例えばセッティング画面はタブで複数画面を切り替える仕様ですが、燃費モニターの3画面はメニューで切り替えを押さなきゃイケない(タブじゃない)。i-DM画面は簡易画面と詳細(トレーニング)画面の切り替えが設定画面と、細かく見ていくと統一が図られているよーで、意外に統一されていないw、とか。

どうもメニューが左右から上下に変わったようですが、それぞれのメニューの下の階層に遷移した時の操作ロジックも統一を図って欲しいですね。

ナビはもうちょっと賢いw、、、というかETC2.0対応を含めた渋滞情報への対応を強化して欲しいところですが、CarPlay/Android autoに標準対応でしょうから、ナビ用のSDカードがどのくらいの需要があるかは結構微妙。そうするとあまりコストは掛けられんかなぁ~A^_^;)

個人的に次期マツコネが登場するこのタイミングでマツダにひと言、云いたいのは以下の事。

最新のマツダ車にはGVC/GVC Plusとか、i-ACTIV AWDといった機能が搭載されていますし、SKYACTIV-X搭載車にはM-Hybridというマイルドハイブリッドが搭載される見込みです。

と、こ、ろ、が、、、

これらの機能がどんな風に動作しているのか?現状はそのモニター機能がないです。

第一世代マツコネにはなぜかi-ELoopのモニター画面が燃費モニター内に用意されているのですが、、、

これ以外の機能がどう動作しているのか、ドライバーもパッセンジャーも知る術がありません

こう云うとマツダのエンジニアは「乗員が動作に気付かない方が良い」とか「それらの機能は黒子なのでインジケータなどは不要」とか必ず云うんですが、そもそもその考え方が間違っている(笑)。

GVCもi-ACTIV AWDも常に有効に機能して走行性能を高めるモノでON/OFFスイッチが無いという点に異論はないですよ。
また、その動作が乗員に判るというのは切替のショックとかある種の違和感であり、どんな風に動作しているのか気付かない方が良いのだ、という考え方にもボクは完全に同意します。

しかし優れた機能が付いていて、その動作に乗員が気付かないことと、その動作の様子が見られるか否か別の問題でしょう?と言いたい。

大体、動作しているのかしていないのか、乗員が全くわからないのであれば、モニター機能が無ければオーナーにとってその機能は「付いていない」のと同義です。

モニター画面を用意して、その振る舞いを乗員に見せて上げるのの、何がそんなに悪いのでしょう?(^_^;)

GVC-Plusi-ACTIV AWDは、絶対にモニター画面を用意するべきです。マツダコネクトのアプリケーションのひとつとして。

モニター画面があると何が嬉しいのか?

先ずドライバーが「見たい・知りたい」と思ったときに、その手段があること。
そう思ったときってオーナーが興味を持ったときなので、そのときに欲しい情報が得られればオーナーは絶対に嬉しい(満足度が上がる)ハズです。
GVCi-ACTIV AWDも、Webサイトに解説や動画なんか用意していますが、そんなのをお家で見ても運転していて動作がわからないんだから、いくら見たってみんなチンプンカンプンですょ(苦笑)。

しかし運転している最中に動作状況をリアルタイムに表示するモニターがあれば、オーナーの理解度は段違いでしょう。

更に言えば、こういったモニター画面って同乗者にとってはある種のエンターテインメントなので、例えばお父さんがお子さんに運転中に

「ウチのクルマにはGVCとかi-ACTIV AWDという凄い機能が付いていてね、滑り易いこうした雪道でも、加減速でこう、カーブを曲がるときにこういう風に機能して、それで安心して走れるんだよ。」

なーんて説明できたりしたら、愛車のマツダ車が好きなお父さんだって誇らしいだろうし、お子さんだって「ウチのクルマ、すごーい!」ってマツダ車が好きになってくれるかもしれないじゃないですか(^_^;)。

マツダの人たちってある種、真面目で頑ななところがあって、拘りのクルマ造りをする点に於いてはそれって必要な要素だとは認めつつも、意外に顧客から遠いというか、特にこういったインフォテインメントな分野に於いては、どんなモノが望まれているとか、喜ばれるか?という点でズレていると感じるところが色々と散見されます。

これらのモニター画面を用意しても、多くのオーナーが常時それを表示することはないでしょう(笑)。興味を持って見ていても、暫くしたら飽きてしまうかもしれません。だからインストゥルメントに常設のインジケータみたいなものが必要とは、ボクも思いません。

しかしマツダコネクトの中にならモニター画面を用意しても何ら害はありません。
そしてオーナーが興味を持ったときに必要な情報を得ることが出来ます。もしかしたら販売の現場で、営業さんが機能の説明をするときに役立つ場合もあるでしょう。

折角作った優れた機能なんだし、見せてあげるのの何が悪い?(苦笑)

まぁ、顧客サービスの一環だと思って、用意すればイイのにってずっと思ってました。
Posted at 2019/04/17 12:50:44 | コメント(5) | トラックバック(0) | SKYACTIV | 日記
2019年02月06日 イイね!

CX-8 25T試乗で垣間見えた第7世代の乗り心地

CX-8 25T試乗で垣間見えた第7世代の乗り心地さて、折角数日の運転経験が持てたので、プロの試乗記のことは横に置いてボクなりのCX-8の試乗記を書こうと思ったのですが、、、

実はもしかしたら自分は当初の想定外の貴重な体験をしたのではないか?と思い至り、これは是非紹介しておこうと思いました。マツダが最近公表している次世代商品に適用していく新しい考え方。それは「人間の潜在能力を活かす」クルマ造りだそうで、SKYACTIV Vehicle Architectureと共にここ1年半ほど、メディアでも度々紹介されてきました。ボクも2本ほどブログを書いていますが、、、

スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャに驚愕 2017年10月10日
SKYACTIV Vehicle Architectureの注目点 2018年04月09日

ただその考え方に基づいて作られたクルマは、第7世代商品である新型のMazda3が登場するまで、体感する機会は無いと思っていました。実際はこの考え方を一部取り入れた改良CX-3、改良アテンザが昨年登場しているので、これらに乗ればマツダがやろうとしていることの片鱗くらいはわかったのかもしれません。しかしマツダが6.5世代と云う通り、基本的に第6世代のH/Wに第7世代の考え方を一部投入したとしても、その効果がどこにどう出るのかは想像がつきません。
ましてやCX-8は一昨年の暮れのデビューで、当時はSKYACTIV Vehicle Architectureの一部導入が謳われていた記憶も無かったため、まさか今回の25Tを借り出して「もしかしてコレがその効果か?」なんて思い至るなど、全く考えていなかったワケ(^_^;)。

そのビックリな体験を時系列で順を追って説明したいのですが、もしかしたらボクの思い過ごし・勘違い・ただの気のせい、かもしれません(爆)。

いや、きっとそうじゃないと思うからこうして書くんですが、これを読んだマツダの人たちが「そうそう!それです!」と膝を叩くか、「それはCX-8にはまだ入ってないんだよね~」と苦笑いするかはわからないので(^_^;)。

やや冗長な試乗記になりますが(いつもかw)、興味のある方はお付き合い下さい。


きっとMazda3の発表後のマツダの説明は相変わらずチンプンカンプンwwだと思うので、このブログの情報が予備知識となって、読者が第7世代マツダ車を理解する助けになれば、ってことで。

というのも、、、ボクも愛車のアテンザとの違いが、最初の二日間は全く解らなかったので(自爆)。

*---------*

アテンザの代車にCX-8の25Tを借りられたのは全くの偶然でしたが、折しもお友達が紹介してくれた試乗記問題提起があって、CX-8の乗り心地、特にライターが指摘した「忙しく揺れる」について、それが本当か?を意識しつつCX-8のハンドルを握りました。

パッと乗り出した直後の印象は、ぶっちゃけアテンザとほぼ同じ乗り心地というもの。路面のインフォメーションは常に伝えてくれること。それに伴う「揺れ」は基本的に一発で収束するので、フワフワ余韻が残ることは無いこと。印象としては「若干固めの乗り心地」となること。直進性には基本的に問題は無いものの、どっしりという安定感よりむしろ「軽快感」を伴う乗り味である点など。車高が高くヒップポイントも高いから当然、目線も高い、しかし違いはそれだけで、本当に普段走らせているアテンザと概ね変わらない運転感覚だと最初は思いました。

ライターが「常に揺すられる」と書いていたので該当する揺れは路面のインフォメーション、つまりフィードバックのことだろうと走り出して5分と経たずに思い至るのですが、そうやって気にして運転していると、確かに頻繁に揺れます(笑)。しかしこれは道路がそうなっているワケだから仕方がない(^_^;)。この乗り味に慣れているボクにとっては「オレンジジュースを飲めばオレンジの味がする」くらいに当たり前のことwだから気にも留めていませんでした(笑)。
そこに改めて意識を集中し、その揺れは有ってはならないものか、不快なモノか、もし無くなれば快適になるのか?自問自答しながら走らせますが、普段から別に不快に感じていないから無くしたら快適になるかも良く解りません(苦笑)。

仕方がないのでその判断を妹や妻に委ねたのですが、2人とも道が凸凹してればクルマは多少は揺れるモノ、くらいの認識で、やはり不快感は無いと云います。ここで一日目が終了。

二日目。取り敢えず揺れは有るが不快ではない、という確認が取れたので、ブログにどう書こうか?と頭に文章を考えながらハンドルを握ります。これでも一応真面目に「揺れることは不快(悪)なのか?」とか「揺れるけど不快に感じないのは『揺れ方』にもポイントがるのか?」など、色々と考えを巡らせながら、説得力のある説明文を考えます。前日もそうですが、この日も走らせながらフェンダーの稜線とガードレールの位置関係にチラ見したり、揺れの頻度と揺れ幅には気を配っていました。しかし実際には記事の文章からイメージする揺れの頻度も揺れ幅も、半分どころか1/4~1/5程度の印象です。

場所は首都高湾岸線の直線だったのですが、ここでふと「なんで不快じゃないのかな?」とか根本的なところまで遡ったりしたとき、車体が揺れているのに目線がほとんど上下にブレないことに気付きました。目線がブレないのは頭が動いていないからなのですが、定期的に生じる継ぎ目段差の「トンっ」という車体の揺れは、視界や身体に感じる振動なので知覚はしています。しかし遠くに置いた目線は全くブレません。

この状態をどう説明したら理解(イメージ)して貰えるかを30分くらいw考えて、思い付きました。

自転車に乗って不整地を走る場合、サドルにお尻をドカッと載せていては路面の衝撃がダイレクトに伝わってしまいます。そんな場面で人は、ペダルの上に立って尻をサドルから浮かせ、立ち漕ぎの姿勢を取ると思います。ペダルを前後水平にして立ち、漕がずに惰性で不整地を通過する場面をイメージして下さい。自転車の車体は路面の凹凸に応じて激しく揺れ、ハンドル・ペダルからそれを知覚はするが、頭、というか目線はほとんどブレずに進むことが出来るのではないでしょうか。アノ状態です。

もし「あぁアレね」とイメージ出来た人は、ちょっと考えてみて下さい。
例えば目の前に大きな凸があれば、意識して膝を柔軟に曲げ伸ばしてショックを吸収しようとします。
では砂利道のような場所を走る場合、貴方は意識して膝の曲げ伸ばしを行なっているでしょうか?

ボクが思うに、膝を真っすぐ伸ばして突っ張ってしまえばショックが身体にダイレクトに伝わってしまいますからそうはせず、しかし膝を曲げるとか伸ばすなんてことは全く意識はせず(否、間断ない振動にイチイチ意識して膝を動かせない)、両手両足の下で自転車を柔軟に遊ばせながら、その上でバランスだけを取ることを意識しているのではないでしょうか?


この状態が、CX-8に乗っているときに自分の腰の下wで起こっていることに近いと感じたのです。

しかしこれはとっても不思議な感覚です。なにしろ身体はシートの上にドカッと腰かけているだけです。そのシートはボディにガッチリ固定されており、自転車のペダルの上に立っている状態とは明らかに違います。違うんですが、段差を超えたときの「トンッ」というショックをハンドルを通して手に、シートを通して腰が受けるんでしょうが、その車体の揺れは頭まで届かずどこかで消えてしまう(笑)。結果、頭はブレず、視線もブレません。

これがマツダが云っている「人間が本来持っているバランス保持能力を活かす」ということなのかな?と思い至るワケですが、この仮説を念頭に半日くらい走り回っていたら、メディアで読んだ様々な説明が段々と腹に落ちてきました。

〇人間の移動の原点は歩行である。だからクルマが走るということは歩行をどれだけエミュレート(模倣)できるかということになる。
〇人体の基本は骨盤と背骨である。まずは歩行時の背骨の形状を運転時にも再現すること。
●背骨と骨盤の性能が遺憾なく発揮できる姿勢を崩さないことこそシートに求められる性能だ。

池田直渡「週刊モータージャーナル」

1.バネ下(タイヤ)からバネ上に伝わる力の波形を滑らかにする/衝撃を緩和する
2.伝わる力の方向をブレずに単純化/集約して制御しやすくする
3.4輪対角の剛性変動を抑える/4輪対角での遅れをなくす

A.バネ上と一体で動くシートの開発
B.遅れなく力を伝達するボディの開発
C.バネ下からの入力を滑らかにするシャシーの開発

Carwatch:次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture」採用車インプレッション

虫谷:今回、現行車(アクセラ)と次世代モデルを同じ18インチのタイヤで乗り比べていただきました。おそらく次世代のほうが乗り心地がよくなったと感じられたと思います。でも実は、データを取ってみると入力のレベルというか、刺激のレベルはむちゃくちゃ大きいんです。
日経ビジネス:「人の潜在能力が…」マツダは何を始める気?

つまりこういうことだと理解しました。

マツダが拘る乗り味(運動性や操縦性)に最適な足回りのセッティングは、乗り心地(快適性)とはトレードオフの関係にあります。したがい乗り心地に配慮すれば乗り味にはどうしても妥協せざるを得ず、しかし乗り心地を無視するワケにはいきません。、第6世代の各車は、それぞれにそのときのマツダが考えた最良の妥協点で市場に出されたハズですが、当然、改善の余地はありました。

具体例としてGJアテンザは、最初期モデルでは運動性能は好評ながら、乗り心地には厳しい評価でした。後ろ足には何度か手が入り、2015改良モデルでは大きく快適性を向上させました。しかしこちらの記事のように、失ったものがあるという指摘もありました。

「Be a driver」をうたうマツダは、スポーティな走りを重視する。ところが、アテンザのようなフラッグシップモデルでは乗り心地の洗練度も同時に求められる。15年の商品改良では、この乗り心地改善を頑張りすぎて、タイヤが路面をつかむ感覚のフィードバックが希薄になっていた。他媒体で書いた過去記事をひも解くと「筆者はこれも必ずしも新しい方が良いとは思わなかった。確かに振動やショックは減っている。ただ、旧型のあるものをあると素直に伝えるサスペンションもそれが欠点になるほどのものではない」と書いている。エンジニアが狙った通りの乗り心地改善はできているが、その狙いで失ったものもあるのだ。
池田直渡「週刊モータージャーナル」

この池田氏の指摘に対して、15商品改良の足を3回も卸ているwボクは個人的に同意しかねる部分があるのですが、話が脱線するのでここでは割愛(笑)。問題はマツダが目指す理想の乗り味を追求するには、相反する乗り心地の問題をブレイクスルーしなければならない点。
そこで彼らは「そもそも・・・」と発想の転換を行って、ブレイクスルーする方法を見つけたようです。
ボクが体感したのは乗り心地に関する効果だけですが、当然それ以外にも期待は出来ます。人間が持っているバランス調整機能が上手く働くようにしてあげることで、従来乗り心地のために施さなければならなかった路面からの入力のピークを抑えること、そのために妥協せざるを得なかった運動性への影響が無くせるなら、快適性を損なわずにより運動性を追求することが出来るワケです。

きっとそういうことなのかなぁーと、独りで納得してもう数日走り回り、金曜日に代車を返したのですが、愛車のアテンザを引き取って乗り出してみると、更なる驚きが待ってました(*_*)。

冒頭述べた通り、アテンザ⇒CX-8に乗り換えた直後の乗り心地に対する印象は、両車に顕著な差は無いというものでした。その後に新世代SKYACTIV Vehicle Architectureの効果に気付いたとしても、それで揺れの頻度や揺れ幅が減るワケではありません(笑)。

と・こ・ろ・が、、、(^_^;)

CX-8⇒アテンザに乗り換えて走りはじめると、身体が揺れる(爆)。その揺れに伴って頭も動いて、目線も上下にブレるのを感じます。つまり身体のバランス調整機能が働かない(^_^;)。
そりゃボクのアテンザは第6世代なので当たり前なのですが、そもそもアテンザ⇒CX-8に乗り換えたときに違いを感じていなかったため、逆方向に乗り換えて違いを自覚するとは思っていませんでした。

そして白状してしまうと、2015アテンザのこの乗り心地を指して例のライターがCX-8の試乗記で書いたような指摘をしたら、流石のボクをもってしても説得力のある反論は難しいかも(爆)、とか思っちゃいましたょ(^_^;)。

もっともこの感覚は翌日以降には直ぐに薄れて、慣れれば問題ないレベルなんですけどね。しかし一連の経験を経て改めてCX-8の、少なくとも乗り心地に関してはボクのアテンザ(つまり2015年当時)から確実に進歩して良くなっていることと、しかしその進化の度合いは、旧型⇒新型と乗り換えても意外に気付かないもの、ということが判りました。

因みにこのことは、日経ビジネスのこの記事で著者が
まず現行アクセラのAT車に乗せていただき、改めて、よくできたクルマだと感じました。
 そして試作車に乗りかえて……。 (中略) 「違うと言われれば違うのかな……」という感じでした。

とも符合します。


しっかし、従来のクルマの乗り心地って「如何にして不快なショックをクルマが吸収して乗員に伝えないか/減らすか」みたいな考え方だったと思うのですが、全く逆に、乗員に伝わる時間的な遅れを無くし、方向を単純化し、時間軸で滑らかにして伝えることで乗り心地が向上するとは。。。

発売に先立つ先行試乗会で大絶賛のMazda3ですが、SKYACTIV Vehicle Architecture恐るべし、というところでしょうか。今から試乗が楽しみですが、何も考えずに乗ると今回のボクのように「旧型とあまり変わらない」と感じるようなので、「違いの判らない男」と言われないよーに、皆さん、心して試乗しましょう(笑)。

*---------*

以上がCX-8でボクが感じた乗り心地に関する次世代技術の効果ですが、すっかり長くなっちゃったので、CX-8の乗り味やSKYACTIV-G2.5Tの印象など、普通の試乗記wは、、、もう一本書かないとダメそうね(苦笑)。
Posted at 2019/02/07 16:35:29 | コメント(4) | トラックバック(0) | SKYACTIV | 日記

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