
ずっと我慢していたのですが、辛抱堪らず書いてしまいます(^_^;)。
アメリカの大統領選挙2020は本日(11/18)時点、バイデン候補が当選と米国主流メディアが報じ、日本のメディアも追随、同盟国のリーダーたちがバイデン候補に当選の祝電を送り、日本の首相も既に電話会談を行っています。
一方のトランプ大統領は、選挙に大規模な不正行為があったとして、自身の弁護士チームが複数の州で訴訟を起こしている状態。選挙に負けた方が行う「敗北宣言」をしていません。
状況はこういうことで、上記は努めて
客観的な事実のみを列挙しました。が、実は
おかしなことが物凄く沢山あります。(^_^;)
先ず、米国主流メディア(CNN、NBC、ABCなど)がバイデン候補を当選と報じてるものの、現在は合衆国を構成している各州の選挙人を選ぶ一般投票が終わったにすぎず、各州の選挙人が12月14日に投票して大統領を決めます。
通常は各州の一般投票で選ばれた候補者に州の選挙人が投票するので、どの州でどっちの候補が勝ったかが決まれば事実上、どっちの候補が当選するかはわかるのですが、現時点で
どの州も選挙結果を確定していないです。
つまり現時点でメディアが報じているのはあくまで「当確(当選確実)」に過ぎず、もしトランプ陣営が主張する選挙不正が立証されたら、この当確はひっくり返るかもしれません。
さて、d(^_^)
ボクは選挙不正の存在も、それが明らかになってトランプ大統領が再選することも信じていますが、
ボクの願望はちょっと横に置いて(笑)、努めて客観的に現在の状況を眺めて思う様々な疑問について書いてみます。
疑問①:米主流メディアの報道
米主流メディアがバイデン候補に当確を出すのは勝手wですが、不可解なのはトランプ大統領が主張する選挙不正を「証拠が無い」と一蹴し、敗北宣言しないことを「往生際が悪い」などと報じています。
しかし、、、ちょっと待って下さいょ(苦笑)。
メディアってヤツは選挙不正の疑いといった一種のスキャンダルは格好のネタであり、不正の証拠を探して疑惑に群がるwのが普通です。それをした上で「証拠は無かった」と報じてるとはとても思えず、もうほとんど不正は無かったと決めつけているように見えます。
メディアが主張する「証拠はない」の根拠はなんなのでしょうか?(笑)
トランプ陣営は不正の証拠が「消火栓から水が流れるように」どんどん出てくると言っていますが、メディアがそれらの証拠が全てフェイクであるという証拠でも持っているんでしょうか?(苦笑)
更に、いくつかのメディアが自身の当確の報を誤報にしたくないと考えて、トランプ陣営の主張を「見たくない」「信じたくない」「本当だったら困る」と考えて、ネガティブキャンペーンを行うことはあるかもしれません。しかしほとんど全ての主流メディアが全く同じ報道姿勢というのも、極めて異様に思えます。
もしかしたら大スキャンダルをスクープする千歳一隅のチャンスかもしれないのに、みんなでそれに背を向けるというのは全くもって解せません。
こうなると、もし本当に選挙の不正があったなら、メディアもその不正行為に報道という行為を通じて加担していたと考えるしかありません。あくまでも"不正が本当にあったのなら"ですが(^_^;)。
疑問②:日本メディアの報道
疑問1の通り、米主流メディアの報道は極めて怪しく、そこに犯罪の匂いがプンプンするのですが、日本のメディアにとっては海外の出来事ですし、極論すれば次期米大統領がどっちになろうが、選挙不正があろうが無かろうが、その結果に何の関係があるの?という気がします。
であれば、米主流メディアとは違い今少し客観的な報道が出来ても良さそうなモンですが、見事に判を押したように米主流メディアに追随して、バイデン候補の当選と、トランプ大統領の往生際の悪さを報じています。
バイデンが当選すると日本メディアは何が嬉しいのか?疑問に思いません?(^_^;)
ネット上では日本メディア(特に地上波)の偏向報道を批判する声はたくさんありますが、ちょっと冷静になって考えると不思議、というか一体どういう理由、否、もっとハッキリ言えば、どんな利益があってバイデン陣営に加担する報道をするのでしょう。
ちょっと脱線しますが、米主流メディアに倣って早々に「バイデン候補、当選!」を報じた後、各局で結構「バイデン大統領になったら日本との関係はどうなる?」みたいな特集番組はたくさんありました。特にBS系の各局で。
しかしゲストで呼ばれた有識者のほとんどが、特に外交・安全保障の面で非常に危機感を持っていると語っています。対中政策の緩みから中国の圧力の増大、尖閣諸島への侵攻の脅威や、そのときの米軍の対応など。
もし
日本メディアにバイデン候補の当選が好都合な何かがあるとして、しかし特番ではことごとく「バイデン大統領になると日本はヤバい」という報道があっちこっちでされれば、日本国民の多くが「トランプの方が良かった」と思うかもしれませんよね?
で、もし選挙不正が明らかになってトランプが逆転したら、日本国民の多くが喜ぶ一方で、バイデン当選を早々に報道したメディアは批判を受けるハズですが、彼らは一体何を考えているのでしょうか?(苦笑)
ここでボクが疑問に思うことは、彼らの利益もさることながら、今のこの状況をどう捉えているのか?より具体的に言えば
①何も考えずに米主流メディアの報道を鵜呑み
②現在の状況を正しく理解した上で、何らかの理由でバイデン候補寄りの報道
この2パターンの、一体どっちなんだ?という疑問ですょ(^_^;)。
まぁどっちにしてもメディアとしてはろくでもないとしか言えないワケですが、実はどうやら後者らしいという面白いモンを見付けました(笑)。

BS141の深層NEWSという番組ですが、11月9日の放送で解説の飯塚恵子氏がバイデン候補の勝利宣言を受けて
「久しぶりにアメリカの大統領らしい演説だったと思いました。」
と絶賛。聞いててウルっと来たとまで述べていました。
この女性、読売新聞の編集委員という肩書ですが、見ているとボクにはどうにも「暇を持て余してTVを見まくっている、耳年増ではあるが世間知らずの只のオバチャン」という印象で、これまたイケてないメインキャスターの右松健太氏とセットで、この番組は良く保っていると感心しているくらいなのですが、まぁそれはイイとして、、、(^_^;)
次の週の11月18日。テーマは日韓関係で米大統領選とは一見、関係なかったのですが、韓国の康京和外相が訪米し、ポンペオ国務長官と、次期バイデン政権で国務長官候補と云われるクリス・クーンズ上院議員と相次いで会談したという話題の際

飯塚氏は
「今ね、トランプ政権は負けを認めないって言っていて、ポンペオさんも次があるって言っているワケですよね。その人と、次のバイデン政権の一番の側近でね、国務長官候補と云っている人と両方、会ってると。
外務大臣が行ったら、そらポンペオさんと会わないとイケないんですけど、このタイミングってかなり康京和さんは勇気があるというか、普通、近寄らないじゃないですか、今、この時期に。だって今、あの、凄くもう論争が起きていてどうなるかという話あってる時に…」
だって、、、(苦笑)
なんだ、
ちゃんと解ってるじゃん(爆)。
どうやら状況はちゃんと認識していて、しかしバイデン当選と意図的に報道しているのかな~って思いました。
ネット上ではこの報道姿勢に批判の声がたくさんありますが、メディア側が百も承知で敢えてそういう立場を取っているのであれば、いくら批判の声があっても改まらないでしょうね(^_^;)。
しかし飯塚氏、メインテーマが大統領選じゃなく日韓関係だったので、思わず口が滑っちゃったんでしょうか。流石オバちゃんw
疑問③:日本政府の対応
菅首相がtwitter上でバイデン候補に祝意を表し、その後に30分ほどの電話会談が行われたのは周知の事実ですね。トランプ大統領の逆転を信じている人たち(ボクもそうですがw)からは非難の声も上がってますが、ちょっと頭を冷やして冷静になって考えてみます(笑)。
考えてみると、色々と解せない点がいくつもあります。
安倍元首相が作ったトランプ大統領との強力なコネクション、そしてここ数年の日米関係を鑑みれば、日本政府はバイデン候補よりトランプ大統領の方が望ましかったと考える人(政治家も官僚も)が多かったのではないかと想像できます。
そして政府間の関係が良好であれば、当然日本政府と米国政府の間で様々な連絡窓口が、そして米国与党・共和党と自民党との間にも窓口があった筈です。
更に、外交手腕が未知数と言われた菅首相ですが、首相就任後のトランプ大統領との電話会談で「いつでも電話して欲しい」と言われて嬉しそうに会見で話していた点。こういった背景があって、この非常に難しい状況に於いて、菅首相が安倍元首相に何の相談もしなかったとも考え難い。
以上を鑑みるまでもなく日本の政府要人だって馬鹿ばかりでも、愚か者の集まりでもないハズで、メキシコやブラジルの大統領のように「正式決定するまで態度は保留」という姿勢が採れない理由が理解できません。
「米国主流メディアの報道を鵜呑みにしてまんまと騙された」なんて意見は、もっと信じられません(苦笑)。
とすると、一体あのTweetと電話会談は何だったのか?というのが大いなる疑問。
ボクはネット上で見かける「外交音痴の菅首相がやらかした」なんて単純な話ではないのではないか?と、考えれば考えるほど疑問に思ってきました(^_^;)。
で、ボクの下種の勘繰りwですが、裏でトランプ政権とシッカリ連絡を取った上で、確信犯的にやったのではないか?と考え始めました。
経緯はこうです。
日本政府とすればトランプ再選が望ましく、投票日の優勢に安堵していたのもつかの間、翌日には情勢がひっくり返ります。この時点で米政府、共和党に連絡を取りますが、かつてない大規模な不正が行われて選挙結果が出るまで時間が掛かるという情報を得ます。
そうなれば当然、日本政府とすれば情勢を見守る他は無いですが、バイデン候補が勝利宣言を出したり、米主流メディアが当確を流す一方で、トランプ陣営の主張や封殺され、世論がバイデン大統領誕生の方に操作されます。
ここで「正式な結果が出るまで」という姿勢を取るのが正しいというのは百も承知ながら、日本には対中の緊張関係という事情があって、米大統領がなかなか決まらない事自体が非常に困る。そしてバイデン次期大統領という世論操作の中で、それが現実になるかどうかはさておき、バイデン政権になったときの日米同盟、よりハッキリ言えば「バイデン政権になっても尖閣諸島は変わらず日本の領土と認定し、日米安全保障の枠内であるという認識は変わらないか」について、バイデン次期大統領(候補)の言質が欲しい。これがあれば、尖閣問題に関する対中国という意味での牽制になります。
こういった事情から、日本政府の事務方から米政府、与党共和党と事前にネゴって、祝意は政府の公式声明ではなく菅首相が個人のtwitterで行い、これをキッカケ(テコかも)に電話会談の約束を取り付け、会談後に尖閣問題に対する米国の姿勢が変わらないことを発信。そして自衛隊と米軍の連携はこれまで通り、と。
日本政府の肩を持ち過ぎ?買いかぶり過ぎ?というご意見が出そうですが、菅首相が4年前のトランプ大統領当選の際の安倍元首相の行動に倣って、我先にとバイデン氏にコンタクトを取った、、、な~んて、表面的にはそういう見え方かもしれませんが、菅首相のここまでの人となりを勘案すると、それはちょっと考え難いな~と。
また、仮にそういう考えが芽生えたとしても、ボクは絶対に安倍元首相に相談なしにtwitterに投稿したとも思えないし、相談すれば安倍元首相が軽々に、そういった行動を容認するとはとても思えません。
だとすると、やっぱり現政権とネゴった上での行動としか説明が付かず、世の中に拙速という印象を与えてまでそうしなければならなかった理由は、対中牽制であり尖閣の問題かな~、と思いました。