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映画「六ヶ所村ラプソディー」を見に行ってきました。核燃料サイクル工場を抱える六ヶ所村の人々に迫ったドキュメントです。

衝撃だったのは、使用済み核燃料再処理工場から、空と海に放射性物質が廃棄されているということです。事故が起これば危険だという認識はありましたが、日常的に放射性物質が出されているとは思いませんでした。「大気や海水で薄められるから安全」なのだそうです……。しかし、イギリスの同様の施設周辺では、小児白血病が増加したり、魚介類の奇形が多発したりということが起こっています。

もちろん、六ヶ所村が危険な施設を引き受けたのには理由があります。地域の衰退に歯止めをかけられず、迷惑施設の受け入れで望みをつなぐ、これは全国の中山間地で起こっている問題です。最近も、高知県東洋町の町長が最終処分場の候補地調査に独断で応募するということがありました。

確かに、こういった施設が来ると多くの雇用が生まれます。六ヶ所村でも、多くの人が再処理工場関連の仕事に就いています。しかし、外発的な力による開発は、逆に農林水産業など地場産業の衰退を早め、やがては地域自体が施設なしでは成り立たなくなります。

六ヶ所村には、全国から放射性廃棄物が集まってきます。電気を使っている以上は、誰もが六ヶ所村の空と海に放射性物質を廃棄している当事者であるということです。まずは自分も当事者であることに気付くこと、それから少し意識を変えてみよう（例えばエネルギーは無尽蔵で、使えば使うほど豊かな暮らしができるという考えをやめる）というのがこの映画のメッセージでした。

細木先生が、「今日は映画を見なさい。それもラブストーリー」と仰るので、朝一で見に行ってきました（笑）まだやってて良かった。

映画館の駐車場で、やってしまいました。停めようとしたら、鈍い音。バンパー傷だらけ、フェンダー凹み……。修理代が(;´Д｀)

映画はすごく良かったです。いろいろなことを考えさせられました。帰ってすぐ、アルツハイマーについて調べました。

この映画は、ドラマ「ピュアソウル」が原作だったんですね。「頭の中の消しゴム」が映画のキーワードかと思いきや、その言葉自体は1回しか出てこなかったり。