トヨタの新エンジン

トヨタの新エンジン「Dynamic Force Engine」が発表された。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/powertrain/engine/

カムリ用と思われる直列4気筒2.5L直噴エンジンは通常版が熱効率40%，ハイブリッド版が41%を達成。　ついに40の大台に乗った。

通常版の最高出力は現行カムリの131kW？（日本ではハイブリッドのみだがＵＳ仕様は178hp/6000rpm）から151kW/6600rpmへパワーアップ。
発生回転数が上がっているが同じ6000rpmでは145kWぐらい。　ついでにマツダのSKYACTIV-G 2.5Lは138kW/5700rpm。


最高出力を1,998ccあたりに換算すると121.3kw≒165PSで、かつて乗っていたセリカ ST182の3S-GE（無鉛プレミアム）と同じになる。　新エンジンの燃料はレギュラーとは書かれてないけど、これで燃費もよくて0-60mph（≒0-100km/h）は10%速いというのだから、結構たいしたスペックだ。

---

レーザークラッドバルブシートは1991年の限定車、セリカ GT-FOUR RC (ST185H)の3S-GTEエンジンが世界初だったと思う（普通のGT-FOURには未採用）。

1993年にフルチェンジしたST205 GT-FOURや、その次のFFセリカなどにも採用されており、検索したらレポートがあった。　日付が1993.09なのでST205の頃か。
http://www.tytlabs.com/japanese/review/rev283pdf/283_035_tanaka.pdf

セリカ GT-FOUR RC は輸出名をカルロス・サインツ・リミテッド・エディションという。

写真の後方のＷＲＣマシンにはREPSOLオイルのロゴがあり、これはサインツ個人のスポンサー。　しかしカストロールがトヨタのスポンサーになったため、サインツはトヨタを離れることになってしまった。


そして時代は流れ、今は彼の息子のカルロス・サインツがＦ１ドライバーとして活躍している。　そんなわけでトヨタの新エンジンも今後の活躍を期待しよう（※投げやりなオチ）。