京大の立て看板が(ほぼ)消えた日

京都大学の東大路通や東一条通に面した側には常に何らかの立て看板、いわゆる「タテカン」があった。

それらタテカンが京都市の景観条例の規制対象として大学が文書で行政指導を受けたのが昨年(2017)の10月、そして今年(2018)の5月に大学側による撤去が始まった、というニュースがあった。

・・・というわけで、遅まきながら8/15に京大に行ってみた。　写真は「京大正門前」バス停がある東山東一条交差点。　タテカンがある状態しか知らない私にとって、本当にタテカンがない状況は想像だにしなかった驚きの光景だった。

白いクルマが走っているのが東大路通。　写真上で4時方向に進むと八坂神社がある。　2時方向は東一条通で京大正門と吉田神社に至る。

東一条通。　奥に進むと左側に京大正門に、さらに奥には吉田神社に至る。　左側にはタテカンが並んでいたが、それが全くない。


正門へと歩く。　初めて目にしたクリーンな光景。

こちらは2014/11/22の撮影。　ちょうど学祭だったので色々なタテカンがあるが・・・

・・・正門前の一等地にあるのは学祭関連ではなく「公安警察は立入禁止」というタテカン。　「察」の漢字が間違っているので京大生が書いたものとは思えない。　右隣の看板は「山本太郎 TALK LIVE」。

高３の時のセンター試験の会場が京大だったがメガホンを持った連中が「何しに来た～！　帰れ～！」と叫んでいた。　それは我々受験生ではなく警官隊に言っていた事が少し後でわかったが、受験の時ぐらい静かにしろ。　おかげでその手の連中への心象が悪くなった。

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百万遍交差点。　こちらには赤っぽいタテカンと白い紙のビラが少しあった。　8時－2時方向は東大路通、10時－4時方向は今出川通。

「吉田寮　立て看　デモ　自治」の文字がある。　「モ」の文字がおかしいが日本人が書いたのだろうか？

「追悼翁長知事　沖縄のこころ」，「吉田寮にカンパを」の張り紙。　赤い旗はハングルだった。

張り紙はパソコンで印刷した単なる文字で工夫もヒネリもなく、単に景観を汚しているだけ。

通常の学生はあきらめたのか、夏休みで休戦中なだけなのかは定かではないが、この日の状況では「吉田寮」が景観を汚す無法者としてマイナス方向に目立っている。
個人的には春の入学シーズンのクラブ・サークルのＰＲと秋の学祭期間に限りタテカンを試験的に許可してみて、２つの場景を改めて見比べてみたいと思う。　ただし京大の学籍所持者が作っているのか疑わしいモノはご勘弁。


・・・クルマとは直接関係ないけど、京都の主要な道路の車窓の風景ということで。

Google Mapのストリートビューで看板が見れる。
・東山東一条交差点：https://www.google.co.jp/maps/@35.0259772,135.7787816,17z
・百万遍交差点：https://www.google.co.jp/maps/@35.0280243,135.7794468,17z

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おまけ：
東山東一条交差点より京大正門の反対方向。　奥に進むと川端通と鴨川に出る。　この辺りに同じ高校から京大に進学した友人が住んでいた。

彼は初代レオーネ(ST,FF)と２代目レオーネ(RX,4WD)に乗っていた。　よく乗せてもらったが「バルバル」という凄まじい咆哮を放つ機械で、スバルだけは絶対に買わないと思った私であった。　のちにスバル製造のクルマを３回も買ってしまうとは想像さえしなかった・・・

京大正門方向の奥に進むと吉田神社がある。

そういえば行ったことがなかったので、石段を上る。

境内で一休み。　たまたま現れたベンツがキマっている。