山中越えのオービス

先日、ブログにいただいたコメントの返信を書いていたときに滋賀県大津市の「山中越え（やまなかごえ）」にあったオービスを思い出した。　オービスは撤去されて現存していないがGoogleストリートビューで振り返ってみた。

「山中越え」は京都市と滋賀県大津市を結ぶ道路で府道30号線および県道30号・下鴨大津線。　かつては二輪・四輪の走り屋が多かったが、その対策として２台のオービスの設置と段差や溝付きの舗装が施され、走り屋たちは遠ざかって行ったという。

地図は左が京都市街、右が大津市と琵琶湖。　赤い矢印が２台のオービスで、どちらも京都行きの車線が撮影対象だった。

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▼１台目のオービス・・・地図の赤い矢印の１番　[GoogleMap]
上りのヘアピンカーブの手前に設置。　アウト側の飲食店に行った事はない。

▽2019/06：木の葉に隠れているが「県道30号」の文字の先にある。

▽2022/12：撤去されている。


イン側にも建物がある。　現在は看板に株式会社の文字がある。

以前は飲食店だったが入ったことはない。　写真は2006/03の撮影で「レストハウス龍昇」の文字が読める。　写真の左端は店名を外した看板。



▼２台目のオービス・・・地図の赤い矢印の２番　[GoogleMap]
ゆるい下りの、ほぼストレート。　小さな建物は大津警察署の山中検問所。

▽2010/09：検問所の屋根の先に支柱とオービスがある。

▽2015/04：支柱の上のオービスがなくなった。

▽2022/12：建物が撤去された。　右側の路肩はそのまま。


▽2010/09：検問所の建物のアップ。　オービスがある。

▽2015/04：窓に映ったGoogleカー。

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トヨタ８６が登場した2012年に「８６峠セレクション」の投票を行ったところ、１位：伊吹山ドライブウェイと２位：TOYOTIRESターンパイクに続いて山中越が３位だった。

４位：白山スーパー林道と５位：信貴生駒スカイラインも含めて見比べると、山中越だけ無料道路で観光要素も少なめに思える。　３位に入ったのは当時を懐かしむ走り屋たちの票が集まったのだろうか？

そんな山中越えのヘアピンカーブが「峠 TOUGE」に少し映っている。

https://youtu.be/smUQvm3Rf5U

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冒頭の地図で京都市街の橙色の矢印３番は2011/11/28に閉店した「スポーツランド北白川」があった場所。　[GoogleMap]
京都新聞の記事(WebArchive)によると1970年に「北白川バッティングセンター」として開業。　ＴＶゲームやビリヤードやカラオケなどもあり、私も友人と大阪からクルマでわざわざ訪れた事が何度かあった。

閉店について記した hxblog | 909 の記事には「バッティングセンターなので風営法による０時に閉店の規制はなく朝５時まで営業」という旨が、そして『走り屋がたむろする山中峠の麓という事もあって、昼より夜中のほうが賑わう』と書かれている。　山中越えから走り屋が遠ざかった時期には「スポーツランド北白川」から走り屋の客が減る影響もあったのだろう。

かつては通りに面した側に「クリィミーマミ」が大きく描かれていた気がするが、ネットを検索しても見つからなかった。

橙色の矢印４番はラーメン「天下一品」の総本店。

「北白川バッティングセンター」から「天下一品」か、その手前にある「餃子の王将 北白川店」へ食べに行くのは定番コース。
１kmほど北に進むと2005年にオープンした「京都北白川ラーメン魁力屋」の本店がある。　北白川や一乗寺駅～修学院駅は京都随一のラーメン激戦区とのこと。


・・・山中越えのオービスから話が漂流してしまった (^^);

レストハウス龍昇の写真を探したときに、今はなきカー用品店「ロードスター洛北店」の写真がPC内から出土した。　営業中の写真が他にも出土するといいのだが・・・

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▽2023/02/18 06:45 追記
「スポーツランド北白川」のマッチがあったのを忘れていた。　表面の絵はナムコのパックマンで1980年の登場。　日本中に大ブームを巻き起こしたタイトーのスペースインベーダーは1978年。

裏面の店名は「北白川ゲームセンター　バッティングセンター」となっている。