渋谷でスリーホイラー走行で人身事故

2023/10/07(土)の19時半ごろ、東京都渋谷区道玄坂のスクランブル交差点の近くで複数の人が乗用車にはねられる事故が発生した。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/765895

乗用車を運転していたのは20代の男性で、スクランブル交差点を左折した直後に歩道内にある喫煙所の付近のガードレールに突入。　喫煙所に入れずガードレールの外に立っていた人など20代の男性7人がけがをして病院に運ばれたが、命に別状はないという。

事故を起こした乗用車は土浦ナンバーのアメリカ車。　４代目 オールズモビル カトラス シュープリーム (1978-1988) [Wikipedia] のようだ。

小さめのホワイトリボンのタイヤを履いて、車高がとても高い状態。

油圧システム（ハイドロ）を組み込んだ「ローライダー」というジャンルの改造車だ。


渋谷のスクランブル交差点を撮影するライブカメラがあり、事故の様子が動画で記録されていた。　左下が事故を起こした乗用車で、大きく右にロールして左前輪が路面から浮いているように見える。


これはハイドロを駆使した３輪走行「スリーホイラー」という、イン側の前輪を浮かせて３輪で走行する技。

https://www.youtube.com/watch?v=EqdFW3IfhK0

動画のタイトルは『【ポ○スがいても元気にスリーホイラー🎵】Shibuya Jack 渋谷ジャック』。　事故を起こした20代のドライバーも憧れの渋谷を走りに行ったのだろう。

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別のライブカメラの動画から、約１秒間隔で切り出した事故車の動きを手作業で合成。　あり得ないほど大回りで左折している。

Googleストリートビューによる事故現場。　６番が歩道内にある喫煙所。


３～４番で１秒間に1.5車身≒7.5～8m進んだとすると車速は27～28.8km/h程度なので、通常の４輪走行なら曲がり切れずに大回りになるような速度ではない。　
記事には『（運転していた男性は）容疑を認めた上で、「右に行こうとしたのに左に突っ込んでしまった」と話していて、ハンドル操作を誤ったとみられています。』とあるので、シャシーに負担がかかる「スリーホイラー」を続けているうちに壊れてしまったのだろうか？
まともに左折できない状態ならハンドル操作だけでなくブレーキを踏んでいれば人身事故に至らずに済んでいた気がするが、「スリーホイラー」が普通に停止できるのかは知らない。


最上位ステージ“渋谷シブヤ”の取り締まりが厳しくなったら、このドライバーはローライダー界隈から“標的ターゲット”にされることだろう・・・

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“事故ジコ”ったカトラスは‥‥　“不運ハードラック”と“踊ダンス”っちまったんだよ‥‥