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2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #5

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #5堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW 503 カブリオレ (1956), BMW 315/1 ロードスター (1935)

315/1のキドニーグリルとメッキのモールは303や328 ロードスター(#3)と同様の構成。 そこから20年ほど後の503ではボンネット中央を縦断するモールだけになっている。
▼BMW 315/1 ロードスター (1935)



レストアの記録。「1983年 アメリカで購入した時のスナップ写真。欠品や使用不可能な部分が多く、特にメッキを使用している部分は全滅状態であった」


▼BMW 328 ウェンドラー (1938)
328のシャシーをベースにウェンドラー社がボディを架装したモデル。 BMWエンブレムの周囲や上下に延びるメッキのモールを持たない。


▼BMW 335 ウェンドラー (1948)
こちらもウェンドラー社がボディを架装したモデル。

キドニーグリルではない!(1999/09/26撮影)


▼BMW 503 カブリオレ (1956)

密集していて写真が撮れなかった。


▼BMW 503 クーペ (1958)

BMW 502(#2)のプラットフォームにBMW初のフラッシュサイドのボディを与えたクーペ。 高価格のためあまり売れなかった。







▼BMW 503 クーペ (部品取り用)



 
Posted at 2023/12/20 08:07:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #4

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #4堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW F79 スリーホイーラー (1933)

今回初めて見る事ができたBMWの3輪車。

ダイハツ ミゼットのような前1輪ではなく前2輪で荷台が前にある。

左側面。 離れて撮ることができなかった。



左後方から。 横並びに座る2人乗り。

3ペダルのMT。

WikipediaによるとBMWの二輪車のエンジンを搭載した200ccのF76が1932年に登場、400ccのF79が1933年に追加されたが1934年に生産中止となった。 総生産台数はF76が250台、F79が350台。


運転席。

3ペダルでフロアシフト風。


塗装の剥げ具合が芸術作品。



右後方から。





最後にフロントから。




フロントが荷台の3輪商用車は1929年のアメリカの株価市場大暴落に端を発する世界恐慌の中で成功をおさめ、Vorderlader(英語ではMuzzle Loader/マズルローダー。火縄銃のように銃口から火薬と銃弾を装填する銃)と呼ばれていたという。

(http://museum.starfree.jp/211_hinawaju/370hinawajuu.html)


検索すると幾つかのモデルが出てきたが、少なくとも1920年代中頃には存在していたので1932年のBMW F76は後発の部類だった。

▽Goliath Rapid
https://en.wikipedia.org/wiki/Goliath_Rapid


▽D-LIFERWAGEN L7
https://www.d-rad.ch/Bild/L7.htm


▽STEIGBOY
https://archiv-axel-oskar-mathieu.de/pdfs/Steigboy.pdf


▽TEMPO T1
https://de.wikipedia.org/wiki/Vidal_%26_Sohn_Tempo-Werk


これらのモデルはバイクのようにサドルに跨り、2名が乗れるものは前後に並ぶ。 左右に並んでシートに座るBMW F76/F79は他車にはない特色だったのだろう。

▽美しくレストアされたBMW F76
https://www.ginion-classics.com/collection/bmw-f76



▽BMW GROUP Classicで画像が検索できる
https://bmw-grouparchiv.de/irc/search/quick/result/BMW%20F%2076

▽各種オプションを装備したフルカバー仕様


▽SHELLの配送車


▽パンフレット
https://cars.bonhams.com/auction/16230/lot/10/a-1932-bmw-3-wheel-commercial-brochure/


ドイツの Vorderlader(マズルローダー)の事は全然知らなかったので、今回のBMW F79を機会に検索してみたら面白かった。
 
Posted at 2023/12/19 07:42:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #3

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #3堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW 2002 Turbo (ディーラー車と並行輸入車) (1973), BMW イーレ スポーツ (1928)

2002ターボはオーバーフェンダーをリベット止めしているのが本来の姿で、その姿を保っているのが並行輸入車。

正規輸入のディーラー車は当時の運輸省の指導により溶接パテ埋めされて一体化している。

・・・という話を永島譲ニさんが説明していたのだが、それを比較できる写真は撮っていなかった。

2002 ターボは量産車として世界初のターボエンジン車。

同じ1973年式でディーラー車と並行輸入車を取り揃えたところに土居君雄さんの熱意が感じられる。



▼BMW イーレ スポーツ (1928)

BMW初の4輪車であるDixi 3/15 DA-2(↓)にイーレ社が2シーターのオープンボディーを架装したクルマ。

「BMWより先に『キドニーグリル』を備えたのがイーレ社」といった説明が永島譲ニさんからあった。



BMWで最初にキドニーグリルを備えたモデルは1933年のBMW 303。
https://www.bmw.com/ja/design/the-bmw-kidney-grille-through-time.html

BMWのエンブレムを囲んだメッキのモールを下方向は左右のグリルの間に通し、上方向はボンネット中央を縦断するヒンジと繋げているのがイーレ版に対するBMW版の違いか。

▼BMW 328 ロードスター (1938)

戦前のBMW社の最高峰スポーツモデル。 スバッロ社によるレプリカもある。

キドニーグリルと間のモールが近接していてわかりにくいがBMW 303と同様の構成。



▼BMW 3200S (1963)

BMW 502(#2に掲載)の改良モデル。

ボンネットは1枚となり中央のヒンジも存在しないが、BMWのエンブレムを囲んだメッキのモールが上下に延びる構成はBMW 303を踏襲している。



BMWエンブレムの下の文字は「SUPER V8」。




ドイツ語のWikipediaにイーレ社(Gebrüder Ihle Bruchsal)のページがあった。
https://de.wikipedia.org/wiki/Gebr%C3%BCder_Ihle_Bruchsal
このページ(の自動翻訳)によるとイーレ兄弟により1930年に設立された会社で、Dixi, BMW, DKWなどに車体を架装するコーチビルダーだった。 やがて同業他社との競争激化により自動車から撤退、遊園地や公園向けのバンパーカーやメリーゴーランドや鉄道のメーカーとなった。

「ihle BMW」や「ihle DKW」で検索したところ、イーレの「キドニーグリル」のクルマやバンパーカーなどの画像やページが表示された。



https://www.dixi-automobile.de/0305.htm


https://www.facebook.com/GebruderIhleAutoskooterForum


Gebrüder Ihle Bruchsal Autoscooter ES-RI von 1969


こちらはドイツの「ZYLINDERHAUS」(英語の読みだと「シリンダーハウス」)という博物館。
https://www.facebook.com/zylinderhaus/posts/pfbid01EABTKchvU...

ホームページによると自動車が150台、カメラや電気製品などもあって楽しそうだ。
https://www.zylinderhaus.com/museum/die-stars/


私がドイツに行く事はないだろうけど、キドニーグリルの話について調べていたら行ってみたい博物館ができたのであった(笑)
 
Posted at 2023/12/17 22:41:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #2

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #2堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」というイベントに参加して訪問。 特定の団体に向けたコレクション公開は今回が初めてとのこと。



▼BMW 502 アウテンリート (1960)

BMW502は、1952年にデビューした501の直6エンジンをV8エンジンに変更して1954年に登場した高性能版で1964年まで生産された。 このクルマはアウテンリート社によるオープンボディが架装されたモデル。





▼BMW 507 ロードスター (1958)


側面の通風口のデザインは1996年のZ3に引用されたが、永島譲ニさんによると他のBMWのデザイナーたちは誰も507を知らなかったのだとか。




エンジンは3.2L V8 OHC。






CG 1979-07号に表紙に登場している5台のBMWのうち白の2台は土居君雄さんの愛車で、いまこの場所に展示されている。


▼BMW 3200CS (1965)

表紙に載っているのが507と、こちらの3200CS。


デザインはベルトーネ社時代のジウジアーロ。 弧を描くショルダーラインがトランクリッドの両脇に穏やかなエッジを形成するところはアルファロメオのジュリアGT系との近似性を感じる。

3200CSの全長×全幅は4850×1760mmで、ジュリアGT系の4080×1580mmと比べるとずいぶんと大きい。 2台が並んだところを見てみたいものだ。


▼BMW 318i (1982), BMW 3200CS (1965)

318iはコレクションの中で一番若い、唯一の1980年代。

Posted at 2023/12/15 22:17:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #1

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #1堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」というイベントに参加。
永島譲ニさんはオペル,ルノー,BMWに在籍したデザイナーで、ルノー・サフランやBMWの5シリーズ(E39),3シリーズ(E90),Z3ロードスター(E36/7)のエクステリアデザインを担当した。

現在はミュンヘン在住で東京工科大学 デザイン学部客員教授、CG誌に「駄車・名車・古車 デザイナー的見解」を連載中。



クルマを車検に出しているので電車と徒歩で到着。


集合場所のフロアには5台のイセッタ系。

手前左はBMW Isetta 250 (1955), 手前右はBMW 600 (1958)。 後方の3台は前輪の前にコの字型の金属パイプのガードを備えたアメリカ仕様で1956/57/61年式。

『ニックネームは「恋人たちの部屋」』


堺市ヒストリックカー・コレクションと故 土居君雄氏についての説明。

2017年から5年間は大阪のGLION MUSEUMなどで長期貸出展示が行われた。


参加者の皆さんも次第に到着。




11:30から移動して見学スタート。


「エンジン始動ゾーン」には2台が待機。
▼BMW 700 LS Coupe (1965), BMW Isetta 300 (1958)


そして保管場所の倉庫の中へ。


▼BMW 1600-2 カブリオレ (1971), BMW 507 ロードスター (1958)


写真左はレストア作業用のパーツなど。


永島譲ニさんとCG誌スタッフとCG CLUB会員参加者などの皆さま。


▼BMW Dixi 3/15 DA-2 (1928)
BMWの最初の4輪車。 オースチン・セブンのライセンス生産を始めていたデキシィー(Dixi)社を買収して自動車市場に進出した。

永島譲ニさん(左)の説明を聞きながらの見学会。


▼BMW 3/20 AM-4 (1932)

▼BMW 3/20 AM-4 (1932), BMW Dixi3/15 DA-2 (1928)


※所蔵車の説明が堺市ヒストリックカー・コレクションのHPにあります。
Posted at 2023/12/14 07:39:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記

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