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2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #7

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #7堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



ノイエ・クラッセのヒットと02シリーズの追加に伴い生産能力の増強が必要となったBMWは経営不振のグラース社を1966/12/01に吸収し、その工場を活用した。

▼前列:GLAS S 1004 カブリオレ (1968), BMW 318i (1982)
▼後列:GLAS 2600 V8 (1968), BMW 3000 V8 GLAS (1968)


▼GLAS S 1004 カブリオレ (1968)

1962年に1000ccでクーペの「S 1004」が登場、翌1962年にカブリオレとセダンが、1966年にハッチバックの「CL」が追加された。 4車種とも全長・全幅とホイールベースは共通。

エンジンの排気量により「1004 / 1204 / 1304」の3つがあり、それぞれ1000 / 1200 / 1300cc。 OHCのカムシャフトは量産車世界初のベルト駆動。

車名の最初の「S」はクーペとカブリオレにあり、セダンとハッチバックにはないようだ。


▼GLAS 1004 CL (1968)

エンブレムは小文字の「g」。



車名のエンブレムは「1004 CL」。




日本に輸入されたのは、これ以降なのだろう。




▼GLAS 1300 GT カブリオレ (1968)

1964年にクーペが登場、翌1965年にカブリオレが追加された。 エンジンは当初は1300ccで、翌1965年に1700ccが追加。

ボンネットのバルジは1700ccの追加時に施された。

デザイナーはイタリアのピエトロ・フルア(Pietro Frua / 1913-1983)。

着脱式のハードトップを装着している。




▼BMW 1600GT GLAS (1968)

BMW 1600TIからエンジン・変速機・リアサスを移植される改良が施され、1967/06~1968/08にかけて生産された。 

テールランプは2002でお馴染みの丸形に変更。

フロントは「キドニーグリル」に変更。 写真が撮れなかったので以前のものを拝借。


Posted at 2024/01/27 18:41:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #6

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #6堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



BMWの「ノイエ・クラッセ(Neue Klasse / 英語ではNew Class)」。 1961年に発表されたBMW 1500に始まり1600, 1800, 2000に発展した4ドアセダンと、1965年に登場した2ドアクーペのBMW 2000C, 2000CSを指す。 
「ノイエ・クラッセ」はBMWの歴史の中で重要な意味を持つ言葉だが、私はその4ドアセダンを見た事がなかった気がする。

▼BMW 1800 TI (1966)

ノイエ・クラッセの1800ccモデル。 車体サイズは4500×1710×1450mm。
のちに登場する02シリーズとの主な違いはヘッドライトの外側のグリルの幅、ヘッドライト中心の高さで前後に延びるライン、そしてドアの数。 ボンネット前端から車体を一周するラインには02シリーズのようなモールはなく、トランクリッド下辺にだけモールがあるのが当初の姿。

▼BMW 2000 (1968), BMW 2000 (19??)

ノイエ・クラッセの2000ccモデル。 角型異形ライトと横長テールランプが特徴。

ボンネット前端から車体を一周するラインの後面以外にモールが追加された。 トランクリッド下辺には当初からモールがあったので一部が2重になっている。


▼BMW 2000 CA (1965), BMW 2000 CS (1968)

ノイエ・クラッセのクーペモデル。 車体サイズは4530×1675×1360mm。
CAはCのAT版で共にシングルキャブ,CSはツインキャブの高出力版。 こちらの方が4ドアセダンよりも見る機会が多い。 





1961年にデビューしたノイエ・クラッセは成功をおさめ、1966年に小型の2ドア版が登場した。 車体サイズは4230×1590×1410mm、ホイールベースは50mm短い2500mm。
当初の車名は排気量の数字4桁だったが、下2桁を「02」とする02シリーズに改められた。

▼BMW 1600 TI (1967)




▼BMW 1600-2 カブリオレ (1971)

「-2」は2ドアの意。 リアのエンブレムは「1600」だけで「-2」の文字はない。


▼BMW 2002 Turbo(ディーラー車) (1973)

お馴染みの「2002」は2000ccの2ドアの意。



「エンジン始動ゾーン」の2台がエンジン始動。 香りを嗅ぎに集まる人たち (^^);

▼BMW 700 LS Coupe (1965)

リアエンジンの2ドア車。 デザインはミケロッティ。



▼BMW Isetta 300 (1958)



Posted at 2024/01/25 20:05:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #5

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #5堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW 503 カブリオレ (1956), BMW 315/1 ロードスター (1935)

315/1のキドニーグリルとメッキのモールは303や328 ロードスター(#3)と同様の構成。 そこから20年ほど後の503ではボンネット中央を縦断するモールだけになっている。
▼BMW 315/1 ロードスター (1935)



レストアの記録。「1983年 アメリカで購入した時のスナップ写真。欠品や使用不可能な部分が多く、特にメッキを使用している部分は全滅状態であった」


▼BMW 328 ウェンドラー (1938)
328のシャシーをベースにウェンドラー社がボディを架装したモデル。 BMWエンブレムの周囲や上下に延びるメッキのモールを持たない。


▼BMW 335 ウェンドラー (1948)
こちらもウェンドラー社がボディを架装したモデル。

キドニーグリルではない!(1999/09/26撮影)


▼BMW 503 カブリオレ (1956)

密集していて写真が撮れなかった。


▼BMW 503 クーペ (1958)

BMW 502(#2)のプラットフォームにBMW初のフラッシュサイドのボディを与えたクーペ。 高価格のためあまり売れなかった。







▼BMW 503 クーペ (部品取り用)



 
Posted at 2023/12/20 08:07:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #4

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #4堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW F79 スリーホイーラー (1933)

今回初めて見る事ができたBMWの3輪車。

ダイハツ ミゼットのような前1輪ではなく前2輪で荷台が前にある。

左側面。 離れて撮ることができなかった。



左後方から。 横並びに座る2人乗り。

3ペダルのMT。

WikipediaによるとBMWの二輪車のエンジンを搭載した200ccのF76が1932年に登場、400ccのF79が1933年に追加されたが1934年に生産中止となった。 総生産台数はF76が250台、F79が350台。


運転席。

3ペダルでフロアシフト風。


塗装の剥げ具合が芸術作品。



右後方から。





最後にフロントから。




フロントが荷台の3輪商用車は1929年のアメリカの株価市場大暴落に端を発する世界恐慌の中で成功をおさめ、Vorderlader(英語ではMuzzle Loader/マズルローダー。火縄銃のように銃口から火薬と銃弾を装填する銃)と呼ばれていたという。

(http://museum.starfree.jp/211_hinawaju/370hinawajuu.html)


検索すると幾つかのモデルが出てきたが、少なくとも1920年代中頃には存在していたので1932年のBMW F76は後発の部類だった。

▽Goliath Rapid
https://en.wikipedia.org/wiki/Goliath_Rapid


▽D-LIFERWAGEN L7
https://www.d-rad.ch/Bild/L7.htm


▽STEIGBOY
https://archiv-axel-oskar-mathieu.de/pdfs/Steigboy.pdf


▽TEMPO T1
https://de.wikipedia.org/wiki/Vidal_%26_Sohn_Tempo-Werk


これらのモデルはバイクのようにサドルに跨り、2名が乗れるものは前後に並ぶ。 左右に並んでシートに座るBMW F76/F79は他車にはない特色だったのだろう。

▽美しくレストアされたBMW F76
https://www.ginion-classics.com/collection/bmw-f76



▽BMW GROUP Classicで画像が検索できる
https://bmw-grouparchiv.de/irc/search/quick/result/BMW%20F%2076

▽各種オプションを装備したフルカバー仕様


▽SHELLの配送車


▽パンフレット
https://cars.bonhams.com/auction/16230/lot/10/a-1932-bmw-3-wheel-commercial-brochure/


ドイツの Vorderlader(マズルローダー)の事は全然知らなかったので、今回のBMW F79を機会に検索してみたら面白かった。
 
Posted at 2023/12/19 07:42:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記
2023年11月19日 イイね!

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #3

堺市ヒストリックカー・コレクション (2023/11/19) #3堺市ヒストリックカー・コレクションは「カメラのドイ」の創業者である土居君雄さん(1926-1990)のご遺族により1993年に大阪府堺市に寄贈されたBMW等のコレクション。
https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/bunka/art_kanrenjigyo/histriccar/

今回はCG CLUBの「堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん」で訪問。



▼BMW 2002 Turbo (ディーラー車と並行輸入車) (1973), BMW イーレ スポーツ (1928)

2002ターボはオーバーフェンダーをリベット止めしているのが本来の姿で、その姿を保っているのが並行輸入車。

正規輸入のディーラー車は当時の運輸省の指導により溶接パテ埋めされて一体化している。

・・・という話を永島譲ニさんが説明していたのだが、それを比較できる写真は撮っていなかった。

2002 ターボは量産車として世界初のターボエンジン車。

同じ1973年式でディーラー車と並行輸入車を取り揃えたところに土居君雄さんの熱意が感じられる。



▼BMW イーレ スポーツ (1928)

BMW初の4輪車であるDixi 3/15 DA-2(↓)にイーレ社が2シーターのオープンボディーを架装したクルマ。

「BMWより先に『キドニーグリル』を備えたのがイーレ社」といった説明が永島譲ニさんからあった。



BMWで最初にキドニーグリルを備えたモデルは1933年のBMW 303。
https://www.bmw.com/ja/design/the-bmw-kidney-grille-through-time.html

BMWのエンブレムを囲んだメッキのモールを下方向は左右のグリルの間に通し、上方向はボンネット中央を縦断するヒンジと繋げているのがイーレ版に対するBMW版の違いか。

▼BMW 328 ロードスター (1938)

戦前のBMW社の最高峰スポーツモデル。 スバッロ社によるレプリカもある。

キドニーグリルと間のモールが近接していてわかりにくいがBMW 303と同様の構成。



▼BMW 3200S (1963)

BMW 502(#2に掲載)の改良モデル。

ボンネットは1枚となり中央のヒンジも存在しないが、BMWのエンブレムを囲んだメッキのモールが上下に延びる構成はBMW 303を踏襲している。



BMWエンブレムの下の文字は「SUPER V8」。




ドイツ語のWikipediaにイーレ社(Gebrüder Ihle Bruchsal)のページがあった。
https://de.wikipedia.org/wiki/Gebr%C3%BCder_Ihle_Bruchsal
このページ(の自動翻訳)によるとイーレ兄弟により1930年に設立された会社で、Dixi, BMW, DKWなどに車体を架装するコーチビルダーだった。 やがて同業他社との競争激化により自動車から撤退、遊園地や公園向けのバンパーカーやメリーゴーランドや鉄道のメーカーとなった。

「ihle BMW」や「ihle DKW」で検索したところ、イーレの「キドニーグリル」のクルマやバンパーカーなどの画像やページが表示された。



https://www.dixi-automobile.de/0305.htm


https://www.facebook.com/GebruderIhleAutoskooterForum


Gebrüder Ihle Bruchsal Autoscooter ES-RI von 1969


こちらはドイツの「ZYLINDERHAUS」(英語の読みだと「シリンダーハウス」)という博物館。
https://www.facebook.com/zylinderhaus/posts/pfbid01EABTKchvU...

ホームページによると自動車が150台、カメラや電気製品などもあって楽しそうだ。
https://www.zylinderhaus.com/museum/die-stars/


私がドイツに行く事はないだろうけど、キドニーグリルの話について調べていたら行ってみたい博物館ができたのであった(笑)
 
Posted at 2023/12/17 22:41:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | MUSEUM | 日記

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