土曜日は荒川河川敷にある秋ヶ瀬公園へ。
自転車パーツメーカー「
東京サンエス」の
試乗会に参加してきました。
先日ソフ活でお邪魔した時、
この週末に試乗会がある事を知り、
行ってみようと思ってたので♪
会場は公園内のイベント広場で。
ここで身分証を呈示して受付を済ませ、
番号の入ったリストバンドを付けて貰ったら
乗りたい車種を言って空いてたら乗る方式。
青いビブを付けてる人は同時開催のシクロクロス教室に
参加する人達。
一部のシクロ仕様のロードバイクはこの教室の人に
貸し出したりしています。
ちなみに講師は全日本選手権9連覇の偉業を達成した辻浦圭一選手。
シクロクロス界にこの人アリなお方でサンエスのフレーム開発にも
大きく関わっている人です。
さぁ・・・何から乗ろうかな?
RITCHEYのクラシックZETA
最近のロード(シクロ含む)は黒いホイールばかりなので
こういった「
銀輪」がとても映えるんですよね~。
しかもクラシックなデザインながらDISKブレーキ用という、
ちゃんと最新規格にアップデートされてるのがイイ。
いつか自分のロードバイクに組んで性能だけでない
見て楽しむ事を味わいたいですね~。
東京サンエスだと自転車パーツ卸や自社パーツの製作販売も
手掛けてるので、車体だけでなくこういったパーツの
現物を見たり試乗会では使い勝手が確かめられるので
自分の車両に組んでみたい人にとっても
有難いイベントなんです♪
アルミフレームのシクロもあったり・・・
注目は今年の夏にデリバリーされたばかりのチタンフレーム。
(
OnebyESU JFF Ti V2)
2020年にクロモリフレーム製作で得たノウハウを
チタンを使ってリリースしたバージョン1が好評で
すぐに完売した実績からクロモリ加工が更に進化した技術を
注ぎ込んで製作されたのが今回のV2(バージョン2)だそうです。
特に力を入れたのがこのシートステーやチェーンステーと
呼ばれるリアセクションの三角部分。
(写真撮ってなかったのでカタログ写真を拝借)
最新のクロモリでも導入されているこのプレス加工は
チタンで実現するのはかなり難しいそうで、
技術者の一番のウデの見せどころだったのだとか。
これにより金属系フレームのリアの過剰な剛性を
うまくいなしてくれるそうです。
そんなウンチクがあるとなると試乗会でも一番人気なのは必至。
受付開始したら先約の人からすぐに乗って行かれてしまいました!(笑)
という事で他のモデルを試乗する事に。
選んだのはそのチタンよりも新しく今月から発売されるという、
クロモリシクロモデル(
OnebyESU JFF #703D)を選択。
クロモリ(鉄)ロード、ここ数年に行った試乗会でも全く乗ってなくて、
昔の自転車趣味やってた頃に所有してた以来の35年くらい振り(笑)
今や大半の完成車販売してるスポーツサイクルのフレームは
より軽さを求めてアルミかカーボンが主流。
果たして一部ユーザーからは根強い人気を持つという、
現代のクロモリはどんな乗り味を見せてくれるのか??
乗車時に持ち上げてみると想像以上に軽い!
乗ってみてまずは受付周辺の草原を走ってみる。
あっ、何か想像していた重いイメージが全く感じられない。
何かイイ気がする・・・と思いつつ、ロード試乗コースへ。
まずは駐車場にある一定間隔で連続するカマボコ舗装を
続けて乗り越えてみる。
サスペンションは無いけど鉄特有の粘りによる衝撃のいなし方が
アルミやカーボンのそれとは違い、着地時も良い感じ。
その後、舗装路を漕いでいくとペダルのクランク位置が
45度を超えたあたりのもう一漕ぎが必要となる部分で
ウィップ(鞭の様なしなり)が効いてきて簡単に言うと
アシストしてくれるかの様な押し出し感があって
ちょっと楽なフィーリングが味わえます。
(これがリア三角のグネグネプレスの効きかな?)
これってロングライドに出掛けた時なんか特に有効で、
ポジションも泥砂コンディションで争うシクロクロス
だけあってアップライトで腰負担も少なくなる設計だから
ロングライダーにとっては更にイイだろうな~と。
初っ端から目からウロコ的な感動を覚えました。
試乗から戻ってきたら今度は新作チタンフレームの
シクロ向けカーボンフォークが付いた仕様が空いたので
乗ってみる事に。
スタッフがサドル高調整と自前のビンディングペダルを
希望する人が試乗する場合は付け替えてくれます。
このV2チタンはフレーム購入時にシクロフォークとロードフォークが
選択出来て、肩下の長さが25mmほど違うので乗車ポジションが
変わったり、装着出来るタイヤ太さの許容幅が変わってきます。
なので目的に応じて選択する方式。
もちろん、購入後にフォークだけ追加購入して仕様を
変更する事も可能で、舗装路だけで乗りたい方はロードフォーク、
未舗装路も走りたい人はシクロフォークを選ぶと良いそうです。
ハンドルはカーボン製の東京サンエス独自の形状となる
「
ジェイカーボン マホラ スエヒロ」ハンドルが付いてました。
最近ロード界隈で未舗装路に行けると流行りのシクロクロスや
グラベルロードと呼ばれるモデルでは定番となってきている
末広がりなハの字ドロップハンドル。
マホラハンドルはその極めつけ的なモノで何かコレ、
握り心地が良かったです♪
で、チタンフレームはどうだったか?というと、
正直、最初に乗ったクロモリで味わったインパクトが強かったからか?
「おお~、これがチタンなのか!」という感動は少なく、
形状の設計がJFF#703Dとほぼ同じ形状の素材違いという事から
乗り味が似ていた為にそう思えたのかもしれません。
ただ、クロモリより軽さは感じましたしその分の加速、
伸びの良さは感じる事は出来ました。
市販ロードバイクでもそうですが、同形状のフレームで
アルミとカーボンモデルの違いがそんな感じになるのと
一緒と思ってくれれば良いといったところでしょうか。
なのでコレはコレで良いバイクだと思いました。
という事で、だったら同じチタンフレームでロードフォーク版に
なるとどうよ?となり、戻ってきて続けて乗ったのはコチラ。
ロード用カーボンフォークが付いて細めのロードスリックタイヤ、
ホイールはカーボン製エアロタイプが装着されています。
ハンドルも普通に真っすぐ落ちるタイプが装着されていました。
ロードタイプのフォークが付いて前傾姿勢がキツくなり、
シクロと比べれば明らかに乗り味が硬い。
乗った中では一番細いタイヤなので漕ぎだしの軽さもあり、
伸びも一番良く、旋回時のドッシリとした安定感は
クルマで言えば硬めの脚が入ったロールを抑えたスポーツカー。
ただ、カーボンフレームみたいなヒラヒラする様な軽さは無く、
クロモリの様なウィップ感が混ざる事で他の素材とは違う
独特な乗り味を感じる事が出来ました。
フォークでこれだけハッキリ違いが出るのは面白いですね~。
チタンフレーム、これはイイかも☆
試乗会は大盛況で土曜日は13時から15時半という限られた時間の中、
どんどん試乗希望の方が来るのでほとんど出払ってしまってました。
続いて乗ったのはアルミフレームのグラベルツーリングモデル。
(
OnebyESU JFF #901)
サンエス初のアルミツアーモデルだそうで、
コレ、試乗したら一番長く乗っていられる様な快適さが♪
シクロモデルのフレームノウハウをツアーモデルとして柔軟化。
快適な路面追従性能とすると共に荷物の積載等を考えた
マウントネジ穴をたくさん設けてあります。
実はコレに試乗したかったのは車体が目的ではなく、
このロングライドで威力を発揮しそうなサンエスの
新作サドル「
バンディー」を試したかったから。
このサドルも快適さに寄与してると思いました。
ロード、MTBに併用出来そうなデザインなのも嬉しい☆
チタンモデルは滅多に試乗出来ないからか?最後まで大人気♪
シクロ教室で使われてたバイク達。
試乗中、ちょっと雨がパラつく場面もありましたが
何とか濡れる事なくイベントを楽しめました♪
(結局、試乗時間の最初から最後まで入り浸ってしまった。。w)
そんな金属フレームバイク達の試乗会でした。
パーツも含めて得るものがたくさんあって大満足でした☆