鯖威張る

　仕事が明日にズレたので、今年も「サマーバイクフェア」行って来た。もう恒例になってますな。



　いやね、なんつーかこういうイベント時って、ショップさんが店舗から出してくれてる掘り出し物目当てだったりして。フリマとかやってくれんかねｗ

　現地は晴れてたけど、やたら風が強くって大変。日除けのシェードが飛ぶんじゃないかって勢いで、お店の人が大変そうでしたな。



　そして探してたＣＤが無くて、腹いせにモバマスのＣＤ買っちゃうという暴挙に。あ～これ多分、ウサミン電波にヤラレたな。
　１曲７００円の円盤に抵抗無くお金を払っている自分にちょっと驚きはするが……大抵こんなもん。下手すると１曲聞くだけの為に、アルバム数枚買う事なんて頻繁にあるからなっ。麻痺してんのかもしれん。



(　ﾟ∀ﾟ)o彡°ﾐﾝﾐﾝﾐﾝ ﾐﾝﾐﾝﾐﾝ ｳｰｻﾐﾝ!!
　あれだね、この娘の唄は脳にクるね。ＭＰがゴリゴリ減っていく気がするわぃ。

　ちなみに『アイドルマスター シンデレラガールズ』は全く遊んだ事無い上、初期のメンバーや著名な娘しか知らんぜ。あ、私ぁきらりん×杏のＣＰが好みです（聞いてねー



　『サバイバル／さいとうたかを』読破。ワイド版全６巻の方ね。時期的には、自分が生まれた頃の週間少年サンデーに載ってたっていうから驚きだ。

　これは正しく「生存の物語」。夜に読み始めたら、気付くと夜明け。ヤベーヤベー（しかも途中）。
　駄目だ、昔の漫画はスケールやテーマの大きさが全然違ってて、グイグイと引き込まれていく魅力に逆らえないね。

　絵的に一番グッと来たのは、崩壊した東京の見開きが二回（夜明け前後のあそこ）きたとこ。実際東京に住んでる人だとショックでもっとグッとくるんだろうけど、思わず息を呑んだシーンだ。
　画は決して上手とはいえない作者ではあるが、このページに行き着くまでの積み重ね方が巧妙すぎるんだ。

　最初の島だと完全に無人島なので、貧弱な自分と過酷な自然との対決だったけど、家族探しの旅を始めた辺りからは、段々と生き残りの人間達も登場するんだけど……出てくるキャラのクズっぷりと主人公のマトモっぷりのギャップが凄い。極限状態の人間って、ああなるんだろうけどさｗ

　後はドラマ作りの妙かね。あれだけの長旅をやっておいて、主人公と家族（特に父親）の接点が、過去の回想のみっていう辛さ。
　読者的には「母を訪ねて三千里」みたいな感じの、あのニアミス感がゾクゾクする。「会わせたい、この主役を家族に会わせたい！」って思うわー。あ　ん　な　オ　チ　だけどなっ！　良い意味で衝撃的だったよ、うん。

　「生き残り」のお話なんだけど、やたらと食糧確保のシーンが多く描かれているのも特徴。
　「メシ」って日本人にとって非常に大事なんだな～って感じるわね。
　また、食べ物の好き嫌いの多かった主人公が、飢餓を目の前にしてしまえば毛虫だって食べられるわけで。こういう面からも、どんどん逞しく成長していく主人公を見ていくのも面白い。

　昨今のうわべだけ取り繕ったり、後から付加したような設定への揚げ足や、人物描写の替わりに台詞だけで前面に押し出して、売り上げと流行を狙った作品に飽きてきたら……画の下手さや途中に挟まってる寒いギャグを引き換えにしても、十分にお薦めできる良作でありました。
　特に、震災とか原発事故があったからね、心にビシビシくるエピソードもありますな。文明に浸りきってる自分が言うのもアレですがねｗ