
仕事柄、丸々10日も休みが有ったのは珍しい事でして。
いつもは夜行の電車で帰郷するんだけど、今年は急に思い立って、パー子と共に海を渡る事にした。
これがまた、予想通りの珍道中でして。ネタとか写真多め。
9日の早朝便に予約を取り、苫小牧へ。往路は苫小牧→八戸で行く事に。
先にネットで予約していたのに、出港より90分も早く手続きしないといけないのが同じとか、何て面倒なんだ。人も少ない・ターミナル内のお店もやってない所で90分も過ごせるかっていうんだw
私の住処は札幌なので、深夜1時位に行動開始。
深夜に「有料道路回避(そもそも走れないしね)」「距離有線」の設定でナビ使ったら、山の中をショートカットさせられるコースになった。 カットしてねぇよ、グネグネ道だもん。
深夜に、人気も街灯も全く無い山の中のうねった道なんて、巡航速度で走れるかーっ!!www 視界なんて真っ暗だし、道の先なんて50mも見えないんだぞ?w
途中、余りに暗すぎるのと静かなので怖くなって、スピーカーの音量をマックス気味にして大声で歌いながら峠を越えてきたんだぞ? 途中で雨に降られて泣きそうになったし。
エ○ィア(=ナビソフトのメーカー)は俺を殺そうとしてるんだ、間違いない。
なので、半泣きになりながら、時間ギリギリに港に到着。
受付に行ったら、ネット予約での料金とは高めに請求されてしまい、この辺でケチがつく。
125cc未満までは「原付自転車2種」なので自転車料金で行ける筈なんだけど、どうやらバイク(=普通自動二輪)枠で取られてたっぽい……この時は「あ、そうなんだ」って思ったけど、ね。
8時間揺られて、八戸に到着。流石に寝れる時間だったので横にはなったけど、意外に空きスキだったのと空調が効いていたのは快適だったね。あと、こういう所で食う、カップ麺はうめぇw
見え辛いけど、マルチメーターの外気温は31度。死ぬ!
さて、お昼過ぎにゆっくりと、田舎である村へ向かう。
さすがに本土は暑いね。途中何度もコンビニで水分を補給しつつ、ナビに田舎家を検索かけると……またしても山の中を通る羽目に。
いつもだと青森港に着いてから向かうんだけど、ソチラからだと道は判るんでナビは要らないんだけどねぇ。クソ、失敗だなw
ブツクサ言いながら、ただ昨夜と違って景色は最高。昨日は真っ暗で、景観どころじゃなかったしな。
途中でアイス補充。モナカアイス、うめぇw
5時間かかって、夕方に到着。皆、変わりないようでよかった。
今回は自分が急に来たのと、ちょっとした田舎家の私用も重なったんで……今回は農作業手伝いは無し! 純粋に5日間を休んできたカタチに。リ、リフレーッシュ(白目
13日に、仙台の叔父母も到着し、私が帰る14日にはウチの両親も集結し、揃って伯父母の家に押しかけ「4姉弟(の夫婦8人)、全員集合!」が叶うというレアイベントがあったりした。凄い事じゃよ、今時。
ふと過去も含めて、特に父方の親族や周りの友人・知人の事を考えると、「仲の良い兄弟姉妹」というのは、2次元にしか無いんじゃないかと思う位だったんでね。そりゃあ自分が1人っ子なんで憧れみたいなのはあったけど、大抵周りには兄弟姉妹仲が酷い方々ばかりだったしねぇ、所詮リアルはリアルなんじゃないかとも思ってたけど。
母方の親族は、祖母の兄弟姉妹も仲が宜しいんで、それを見て育ってるからかなぁ。羨ましいという気持ちが久々に沸いた。
そして、叔父叔母2家は酒飲みの一族なんで、夜になる毎に「仕事」と「嫁(家族)」の話になるのが、地味にキツい。タダ酒タダ飯、おいしいデース(棒読みで)。
恐らく、父方母方両方の一族をあわせても、独身なのが自分だけなんで、完全にターゲットにされてるわな。軽く死にたくなる。
家に帰ってきた今だから言うけど、多分今頃の田舎家では、ワシの居ない間に欠席裁判やってるに違いないw
祖父家は農家やってる(叔父で5代目)んだけど、2人の子供が(私からみて)「従姉妹」で跡取りが居ないんで、継がせたいのかもだし。ムリムリ、そんな由緒正しいチャントした畑を貰ったって、無駄に食い潰すのがオチだろwww
ふぅ ( ´Д`)=3
……まぁ、今秋も来年も行くけどね。農作業自体は楽しいし、こちらの祖父母には顔と名前を覚えて貰ってるしなっ。
自家製スイカ、うめぇw あとメロンとか桃も腐る程あるのだ。
ちなみにウチの田舎では、今アライグマの被害が凄いらしい。
アイツらはかなり凶暴らしく、普通のスイカ(シマシマ入ってて丸いヤツね)だと、爪でバリバリ剥がして食べちゃうみたい。
写真のスイカは、皮がブ厚い品種なので、難を逃れたもの。でも、皮の表面に引っかき傷があって怖かったぞい。
暇を見て、アチコチ出歩いてみた。
この田舎には(数ヶ月だけど)昔住んでた事があって、10数年前を思い出しながら、田舎道をマッタリ。
稲の田~。おコメの産地ですからね。
こういう景観に弱い私w 寂れたクネクネ道とか、萌えるわぁ~。
で結局、タダ飯・タダ酒・タダ宿を5日も頂き、何もしないで帰る事に。ううう、逆に辛いわぁ。
祖母畑で取れた野菜たち。これがオカズとか夜のツマミとかに変わるわけで。……とても、大きいです。
帰りは、青森港から函館へ渡るコースに変更してみた~。この時は、コッチの方が楽だと思ってたんだよな。
帰省ラッシュで不安だったが、当日に飛び込んでも空きはあるもんだね。バイクだと、スペース上でそんなに圧迫しないからかしら。あっさりと乗れたし、行きの船会社と違って暴利を貪られる事も無かったしなっ!
(8月14日の)夕方19時に青森港を出港。函館到着が23時なので、大体4時間の船旅なのね。
行きよりは人は居たけど、それでも私の場合は全盛期(20~30年位前)を知ってるので、やっぱりガラガラだわね。成る程、フェリー会社も潰れるわけだわな。
今日(=8月15日)から仕事開始だと思っていたので、このままノンストップで札幌を目指す方向で居たのよね……うん、この時は気力充実ね。
ナビの推奨コースだと、2山越える感じかよw
パー子の全力での航続距離を(リッター45キロと考えて)270kmと想定してるんで、距離的にはギリギリかねぇ。
函館降りてスグに満タン給油はしたものの、山に入るコースだと、ほぼ全く深夜にやってるGSは無いしな~。賭けだねぇ。
休まず行けば、距離的にも時間的にもギリギリ大丈夫だと踏んで、出発。さー地獄開始だぜw 行きの道ほどでは無いものの、うーむ矢張り山ん中の道は怖いわぁ。
オマケに天候運が無いのか、やっぱり途中で霧に囲まれるしwww 視界悪い上に、濡れる濡れる。夏場だったんで寒さで体力を奪われる事態は無かったけど、いちいち脇道に止めて着替える時間を惜しんで、そのまま飲まず喰わず休まずで運転しちまった。
で結果。
油はもった。函館から札幌の住処まで270キロメートル走って、かかった時間は約6時間。ハードすぎだろjk
これがお昼だったら違った筈。もっと休んだりしても良かったんだけどね。夜中に山ん中のパーキング入るのも怖いレベルなんだって、暗闇って!
スクーターなんで「お尻」は無事だったけど、ハンドルグリップを握る握力的なサムシングで、最後の方は右手が痺れてたね。
あと、ドコだったか正確な場所は忘れちゃったけど、道に倒木があらわれて1車線潰れてて、超焦ったし。目の前の道路にデデンと木が横たわってたんで、一瞬合成写真か何かだと思うレベルだぜ。回避間に合ったけどさ! 大きい樹じゃないけど、2輪なんで踏んでたら間違いなく転んでるわね(普通車なら乗り越えられるレベル)。
前から対向車が来てなかった事と、後ろに居た車が距離を取ってくれてたお陰で最悪な事にはならなかったけど、あれは死ぬかと思った。
つーわけで次からは、せめて日が昇ってからにしようず。
運転する事自体は苦じゃないんだけど、眠気と休憩&飲食無しのコンボは辛かった。
○消費したガソリン量:約9.38リットル
○走った距離:約490キロメートル