家に届いてた自動車税の納税通知書をなくしてしまったので、仕事上がりに市内の自動車税事務所に寄ったら「ココは普通自動車しか扱わないんで、ヨソへ行くんだなっ!w」と丁寧に追い払われるワシ。
……そか、バイクは車両法だと「軽二輪」っていう分類だから『軽自動車税』っていう別カティゴリーなのね! その場合は違う部署に行かないとダメなようで、ウチの市の場合は「地方税」を収める事務所内へ行かないと駄目でした。
再度走って某複合商業施設の4階に辿り着き、納税事務所の受け付けで「納税書をなくしたので再発行しt」「ああ、じゃあココにお名前と住所と電話番号を書いて、座って待ってな!」と間髪いれずに言われたので従ったんだけど……どうもその受付も部署が違った(※納税証明書の受付だった)らしく、受付から「何なんだよ、コイツ!」って目を向けられる自分。
散々待った後、間違いだと気付いて「じゃあ再発行しなくて、この場で納税したいんです!」と告げると「じゃあ、端っこにある向こうの受付行って来いよ」といわれたので従ったら「はいはい納税ですね? では入り口の方の受付で……」と言われたので、戻って先ほどの受付に「(ウロウロしてんじゃねーよ、どうした小僧)……どうされました?」と聞かれたので、「かくかくしかじか」と再度説明。
ややして、ようやく事務員同士が出てきて「あーだこーだ」と数分言い合った後に、やっと手続き開始。何この、いかにもな無能アピールはw お前ら沢山勉強して試験受けて就職したエリート高級貰いなんだろうに、ベタな作り話みたいに簡単に人を『タライ回し』にしてんじゃねーよ!
かくして無事納税できたから良いけど……ね。んで帰宅したら、昨日まであんなに見つからなかった納税通知書が引き出しからアッサリ出てくるっていうね。何なんだよっ!www
『ゼノブレ2』、120時間突破。
ストーリーはそろそろ終盤の8話なんだが、サブクエストをこなしていったり、ネームドの敵を倒しに廻ってたり、各ブレイドの育成を始めたり……と、本編が全然進む気配が無ぇ!w
いよいよ寄り道が楽しくなってきたぞぉ。
先週末に友人宅で上映会。
当時はお金が無くて買えなかった円盤集めに勤んでる今日この頃だけど、散々探し回ったヤツが集まり始めてうれしい限り。
今回は『魔法使いTai!』を持って行った。OVA版(96年)全6話+TV版(99年)全13話が纏まった2ボックスを一気買い。
ちょい泣かせのニクい演出(佐藤順一)・キュートで色あせないキャラデザイン(伊藤郁子)・各所に散りばめられるSF色の強い雰囲気(小中千昭&前田真宏)・繊細で少女マンガチックにピッタリなオーケストレーション(大島ミチル)。
特にOVAの方は今観ても充分に面白い快作。元がバンビ製作なんで、多分全話「バンダイチャンネル」で観れるんじゃないかな?
この後、氏の円盤と有料ch.で16年の話題作を鑑賞、アザーッス!!
2016年の映画だと『シン・ゴジラ』も観に行ってるんだよね、凄いな。
基本「皆が絶賛する作品」に対して辛口になりがちだけど、そういう性分なんで察して下ちぃ。
だって私ぁ「皆が観て大ヒットして大儲け出来たのなら、わざわざ自分が観に行かなくても大丈夫でしょ? 私は自分しか応援してないようなマイナー作にお金を落として、コンテンツを存続させるのに精一杯だからっ!」ていう悪い中二病に掛かったママなので、勘弁してくださいw
『君の名は』。70点。
16年のメガヒット作らしいが、単純に「(以前の新海作品と違って)万人受けするようにハッピーエンドにしたから」ってわけでもないし、「お前見たいな年齢層には作ってないからw」っていう言い訳が通用しない(どうも30~40代以上の層にも受けが良いっぽい)しな。
少なくとも「泣けるシーン」が自分には無かったんだよなぁ。相変わらず細かいSF風味は入ってるんで、そういう部分に「ほほぅ」って関心する部分はあるけど、泣くような所ってあった?
つーかアイフォーンなんかの日記アプリとかメモ機能って「クラウド保存で安心」なんじゃねーのかよw(※コレは野暮な突っ込み。自分の脳内では「時空間の修正力が働いた」って事にしたw)
ネタ的には、入れ替わりのほかに時間軸ズレのネタが使われてて、私的に大好物な要素なんだけど……うーむ。
本来は10~20代向けに作ったらしいが、何故か高齢層に刺さる理由っていう考察に「過去の恋愛エピソードを思い出した」「今のパートナーに感謝したい」とか言われてるようで。
……ああそうか。真っ当な恋愛をしてこれなかった、ワシみたいな ウ ン コ 人 生 の層には向けてないって事なんで、私が悪いんだと納得するしかなかった。
あと「難解で、2・3回見にいった」層もいたようで……お前らはラノベでも良いから文章を読めw あんなに判り易く演技分けしてる(声と仕草)のに気付かないようじゃ、アニメを視聴するスキルどころか基本的な国語力が圧倒的に足りてないんだから。
『声の形』、50点。
あ、原作(連載版=単行本の方)は読んでますわぃ。
劇場版を見たけど……ある程度の原作準拠で進めるのなら120分でやる話じゃないし、120分に収めたかったらもっと大胆に構成を変えるべきで、いっそ読み切り版の方(=原作1巻のプロトタイプ)にすべきだった。
前者としては、前後編だとか3部作にするとかしないと尺が足りてない割に、アレコレの要素を「詰め込み過ぎ」てて伏線回収が雑。後者に合わせるなら客演が多すぎ。
感想としては「具材は非常に多いが、薄味のスープ」だった。もっと口悪く言うのなら「超絶ダイエットした総集編」。視聴後の気持ち的に近いのは『マクロスFB7』よりマシだったかな程度。
冒頭の小学生編の展開が速すぎて「重要イベントが、素早く軽めに次々処理されていく」感覚に陥る。画面や各シーンも非常に明るく・見易くて、ポップ感すら漂うし。京アニ製だから仕方ないけど。
重苦しくも、この作品のキモの部分なんでもっとジックリ描写しないと、子供しか居ない空間で行われてるイジメに関する「異常性」がポイントなのに。原作の重苦しい空気を作れて無かった・描写が足りなかった気がする。
おそらくこの劇場版は、大テーマとか見せたい部分が原作と違うんじゃないかなって考えるしかなかった。「テーマ変えたら別モノじゃねーか」「その漫画のタイトルを借りる意味が無い」っていう湧き上がる私の感情は一旦無視して!w
だから主人公視点のモノローグ展開を一切やらず、セリフも必要最低限にカットし群像劇に近い神視点で進んでいくし、(原作準拠で行くのなら)重要な要素が切られちゃってて展開が早いのだ。
欲張りにアレもこれもとエピソードを詰め込んでいって、視聴者が消化する間もないうちにネタバラシの連続。兎に角、ストーリーが進む度に「あああ、勿体無い」ってセリフが出そうになる。
オチとしても最終話の成人式まで描写出来ず、重い贖罪がなぁなぁのうちに報われるように見える展開に改変されてしまった。
じゃあ主人公の頑張りが報われないような「安易な赦し」の無い展開だと「胸糞作品かよ」て言われそうけど……少なくとも元のテーマってそうだったでしょ? 原作も終盤で和解する展開やシーンは多かったけど「変わらなかった」キャラも居たからね(川井、テメーだぞ?w)。
ああ、そうか。この劇場版って『贖罪』がテーマじゃないんだな、と。恐らくはディスコミュニケーションの方を取ったのだな。コミュ障克服の話なのな。
だとしたら、もうサブキャラは要らなかったじゃねーか、主人公ヒロインの二人で充分。だって主題でもある「各キャラが過去の自分と向き合って克服・改善しようとする」サブストーリーが無いんだもの。公園で女子小学生のイジメシーンに割って入らないのなら、真柴とか出す異議が無いっちゅーねんw
文化祭見学にて「一斉にバツがはがれるシーン」という一番盛り上がるトコをラストに持って来る為の帰結構成は悪くなかった……直前の公園で、永束達に再度バツが付く描写をサボってなっければもっと良かったかな。
この原作漫画作品のポイントとして、難聴障碍者と未成年児童のイジメっていう、大衆メディアで最も扱い辛くて嫌われるジャンルに安易な逃げでなく真っ向から取り組んだ事と、単純な恋物語にしてないところだと思うんだ。
だってリアル世界でテンプレ通りに苛められてた自分としては、子供の頃にあれだけイジメてたのが例え異性だったとしても恋心なんて生まれないって思っちゃうし「エンタメ作品なんだから(都合が良い展開でも)良いじゃん」っていうのなら……やっぱアニメ版は別物って事なんだよな。
残念ながらヒロインは主人公の事を「ぅき」(もしくは「月」w)なのだが、彼の方はソコまで至ってない。キョウヤの「(ヒロインの事を)泣かせたくない」「生きる手伝いをしてくれ」は好意の告白足りえるだろうか?
っていう「安易な恋愛モノじゃねーからね? もっとヘビーだから」っていう原作の匂いが好きだったのよ。赦されない謝罪を苦悩しながら積んでいく主人公の姿を応援したくなるんじゃないの?
だから、ヒロインの母親がイジメ加害者の主人公に対し「あなたがどれだけあがこうと、幸せだったはずのショウコの小学生時代は戻ってこないから」が丸々カットされてたのはさすがに…… orz
まぁ、イジメてた相手がたまたま「美人で相手を恨まない心優しい娘だった」っていう『今作一番のご都合主義』に目を瞑らないといけないわけだがw
惜しむらくは、もっとヒロインの表情を描いて欲しかった。尺が足りてないから仕方ないんだけど、少なくとも劇場版の彼女は「良い子」過ぎて気味が悪い。
傲慢で頑固な部分の片鱗すらカットされちゃってたからなぁ。あんな女神みたいな性格設定なら、そら主人公を赦すとか以前の話だぁね。