昨夜、天草方面へ行くことを思い立った。
岬とか尖った地形の先端に行くことに魅力を感じる。
天草に行こうと思った理由はそれだけ。
相変わらず、事前調査は適当。
走行距離もどのくらいになるのか調べず。。
ただ、この時期にウニ丼が食べられるということだけ見つけていた。
ただし、春先がムラサキウニ、夏場が赤ウニで、今の時期は魚釣りに餌にもなるガンガゼであった。
果たしてどんな味か、魚の気分で味わってみたくなった。
8時半頃に家を出発し、九州道を南下、一番近い松橋でなく、一つ手前の御船で降りた。
九州に来てから1年5ヵ月になるが、まだまだ知らないところばかり。
高速道路を走るだけではどんな街があるのかわからないのでちょっとでも知らない街を見てみたい。
宇土市、宇城市を走っていると蓮(レンコン)畑があちこちに見られた。
レンコンといえば佐賀の白石のイメージが強かったが、よくよく考えると熊本名物の一つに辛子レンコンがあることを思い出した。
不知火海(八代海)に面した「不知火町の道の駅」で新鮮なアジ、クルマエビ、マテガイ、アサリなどが安かったが、まだまだ先は長いのでレンコン、オクラなどの野菜を購入。
(デコポンは不知火が発祥の地で栽培されるようになってからまだ35年ほどしか経っていないらしい。)
魚介類は帰りにもし残っていたら買うことにして、R266を西に進み、天草を目指した。
R266は三角ノ瀬戸の辺りから「天草パールライン」、北側のR324は「ロザリオライン」という愛称がついている。
上島に入った辺りで11時半頃になっていたので、何はともあれウニ丼を食べようと「いけす料理 ふくずみ」を探す。
手前にあった海鮮丼をウリにしている「海鮮家 福伸」の駐車場が満杯だったので心配したが、空いていてホッとした。
早速、ウニ丼1,600円也を注文。
ガンガゼの味だが、積丹のバフンウニやムラサキウニを食べてしまっているからどうしても評価は下がってしまう。
ガンガゼがどんな味かがわかったので良しとしよう。
ウニ丼を食べた後、すぐそばの松島港へ行ってみる。
イルカウォッチングもウリにしているのでクルージング船の乗り場になっていた。
イルカはほぼ周年見られるようである。
松島橋の架かる海峡に面したところで楽しそうにじっちゃん3名が釣りをしていた。
小さなイカを発見。
空は青く、至って静かで海を見ていると癒された。
上島、下島をぐるっと周りたかったので、下島の東側、南側を通るR266を走る。
上天草の東海岸八代海はキラキラと光って綺麗だった。
上島の東側の南端あたりで見えた吊橋が気になったので行ってみる。
坊主島と樋島に架かる樋島大橋は一車線で、橋の手前に信号がついていて相互通行になっていた。
なかなか格好良い橋であった。
R266は途中から道が細くなっていたが、意外に対向車が多く、数カ所で道路工事を行っていたので慎重に進む必要がある。
上島を半分周るのに思ったよりも時間がかかった。
本渡瀬戸を渡り、下島に入ったが、牛深の先まで行くのを諦めて上島に戻った。
日帰りでは今回のコースはかなり厳しい。
帰りはロザリオライン、松島道路を走ったが、往路のR266に比べると極めてスムーズであった。
大矢野島の「上天草物産館さんぱーる」でマテガイを購入。300円で30本入っていた。
「藍のあまくさ村」で天草四郎時貞の像を見る。
時貞については島原の乱の指導者として名前はよく知られているが、実際には不明な点も多いようである。
「不知火町の道の駅}に立ち寄ったがすでにアジなくなっていて、アサリだけ購入。これも小ぶりながら80個入って650円であった。
干潮で不知火海に広大な干潟が広がっていた。マテガイもアサリもこの干潟の賜物であろう。
松橋から九州道に乗り、大した渋滞に遭うこともなく、18時頃帰宅。
途中、熊本市当りを走っていたら16時過ぎに気温27度だった。晴天の一日であったとはいえ、10月半ばでこの気温は暑過ぎ~。
帰宅後、早速マテガイを食べてみた。
まずは塩茹で。
貝の味が濃厚でなかなかにいける。
日本酒に合いそう。
次にバター炒め。
バターと胡椒でマテガイの濃厚な味が少し消えてしまったが、これもいける。
私は塩茹でが好みかな。
アサリも酒蒸しと味噌汁で美味しく頂いた。
本日の走行距離は400キロ強。
こんな時期にウニを食べ、新鮮、格安な食材を手に入れたが、車で走り回ってばっかりだったという印象。
夕食を食べたら途端に眠くなり2時間ほど爆睡。
心癒される場所でもあったので次回はゆっくり止まって下島を周ってみたい。
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2015/10/18 02:11:24