前に「
エコドライブ電波時計の引退はほぼ確定」というのを書いた。
15年間、動き続けた腕時計だ。
バンドのピンが抜けて切れてしまったのは修理してもらったが、バックルがグラグラになってしまっており、きっちりととまらない。
時計本体は動き続けているが、バンドがダメになっているので、腕に装着出来ないのである。
なので、15年ぶりに腕時計を新しく買った。
メーカーは同じく、シチズンのもので、
AT3010-55Eという機種である。
しかし、結構な値段がするのな。(^^;
前のもそれなりに高かったが(勿論、定価で買ったわけではない)。
機能的には一部を除いて上回る仕様なので、性能的には素晴らしい。
パーフェックスが付いていればなおのこと良かったが、それが付くとさらに価格が上昇するので手が出なくなってしまうのだ。
今回買い換えた事で増えた機能としては、クロノグラフ(ストップウォッチ機能)とカレンダーの曜日の表示である。それと、電波受信局が両局対応になった事だ。
前の機種にはクロノグラフは無かったし、日付だけで曜日の表示も無かった。受信局は東局だけだった(発売当時、東局しかなかったから当然だが)。
まあ、クロノグラフはほとんど使う事はないと思う。
アラームは時々使う事があるので、アラームの付いている機種で考えたら、こんな事になったのだ。
スペックダウンした部分としては、ローカルタイムの設定が3つから1つになったことだ。
別に海外に行くわけでもないので問題はない。
しかし、15年の差は大きい。
発展する途中経過も見てきたが、電波腕時計は作るのがかなり大変だったようだ。
15年前は、アンテナを内蔵する事が出来ず、時計本体の側面に樹脂カバーで覆われた状態だった。
その後、アンテナ内蔵型が登場する。しかし、時計本体を金属ケースにする事が出来なかった。
金属ケースにすると、受信感度の問題から電波の受信に問題が出るからだ。
しかし、ついに金属ケースモデルが登場する。
受信感度の問題も解決したからだ。
他の面では国内の標準時刻電波は東局に加えて西局も追加され、時計も両局対応になっていった。
さらに、外国の標準時刻電波の受信機能を持ったものも出た。
海外で活動する人にはいいだろう。
さらに、GPSの電波にある時刻情報を受信するものも出たりと、凄い事になっている。
腕時計という小さなケースの中によくもまあ、いろんな機能を詰め込めるもんだと感心する。
余談になるが、掛け時計の方だと、両局受信に加えて、AMラジオのNHKの時報を利用するものもある。
標準時刻電波を受信出来なかった時の保険みたいな機能だ。
このAMラジオの時報を受信して時刻を修正するというのは、手持ちのラジオ付きICレコーダーにもあったりする。
さて、これからまた10年は動き続けてもらおうかな。(^^)
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Posted at
2015/03/24 21:02:09