前に覚書を書いたのだが、その後、問題の解決が出来たものなどがあるので、改めて書いてみる。
前に書いたものと基本的に同じだが、改訂してある。
使用しているチューナーは
プレクスのPX-W3U3 V2.0というUSB接続タイプのテレビチューナーである。
ただし、地上波デジタルの2チューナーしか使用していない。BSとCSは未使用である。
ドライバはメーカーのウェブサイトで提供されているものを使用。
テレビ放送を視聴する為のソフトとして、公式にはWindowsMediaCenterを推奨しているが、私の目的はこれではない。
ドライバはこのWindowsMediaCenter用と汎用の二種類ある。
汎用のドライバは他のソフトが使用する事になる。
そして、それは現状では売り物ではなく、ネット上に公開されているものである。
構築した環境は以下の通り。
入手方法は自分で探していただきたい。
使用しているパソコンはThinkPad T510で、メモリは2GB増設して4GBに。OSがWindows7 Professional(32bit)なので、4GB以上搭載しても、あまり意味がないからである。
なお、録画データ置き場として、内蔵のハードディスクは一切使用しない。
録画データ用に用意した外付けのハードディスクを使用している。
まず視聴する為のソフト
TVTest 0.7.23fix
WinSCard.dll サイズが5632バイトで2014/07/27のもの。日付は違うのがあるかもしれない。
他のものではうまく動かなかった。
予約録画する為のソフト(TVTestのプラグイン)
TTRec1.6
予約録画専門ソフト
EpgDataCap_Bon(人柱版10.66)
さらにFreeCAS 0.15.1.0が必要
このFreeCASというものについてはここでは説明しない。検索して自分で確認して欲しい。
普通のWinSCard.dllではうまく動かなかったのだが、FreeCASを使う事でうまくいったのだ。
このソフトは録画専用で放送の視聴機能等もない。
ただ、予約の方法が結構柔軟で、一番便利なのはキーワード検索で予約する際、登録されているチャンネルの横断検索が出来るという事である。
TTRecの場合は一つのチャンネルに対してしかキーワード検索予約が出来ないのである。
なお、TVTestとTTRecはチューナー1とチューナー2用に対応させる為、一通りのファイルセットで動作環境を構築した後、フォルダ名を変えてそのままもう一つファイルセットのコピーを作る。
TTRecもファイル名をTTRec_T0,TTRec_T1のように各チューナー用に変更して登録する。
録画データはフルセグとワンセグの両方を含むTSファイルであり、動画データとして再生出来る。
手持ちのメディアプレーヤー・
PAV-MP2YTでも再生が出来、便利がよい。
録画データを再生する為のソフト
VLC Media Player Portable
Media Player Classic - Home Cinema (MPC-HC) Portable
VLCでコマ落ちする場合はMPC-HCを試してみるとよい。
ポータブル版を使うのはUSBメモリなどに書き込んでも使えるからで、特に理由がなければ普通のバージョン(というか正確には本家)を使っていただければよい。
もう一つ、
SMPlayer Portableというのもあるが、VLCとMPCの両方でうまく再生出来なかった時などに使うとよい。滅多にないが。
SMPlayerでもTSファイルの再生はできるが、カウンターの表示がおかしかったりする。コマ落ちしやすい可能性があるので、処理速度が遅い環境ではうまく再生出来ない事もある。
TVTestにTTRecの導入が済めば、とりあえず予約録画も出来るようになるので、予約数がそんなに多くないのであれば、これだけでも十分使える。
他にもあると便利なソフトがいくつかある。
スクランブル解除に失敗していたら、後から解除出来るソフトとか、フルセグやワンセグのデータを分離するソフトとかである。
TVTest関連は検索すれば詳細な事を書いたサイトが出てくるので、よし詳しく知りたければ参照していただきたい。又、たいていの場合、録画ソフトについても書かれているので、そちらも参考になるはずである。
そもそも何でこんな事をしてるのかといえば、デジタル化と共に色々と不便になったからである。
アナログVTR時代の自由さが懐かしい。
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Posted at
2016/04/30 21:49:21