「君の名は。」がヒットしてますが、演出ミスという話が出てますね。見てないので、分からないのですが、彗星の軌道が画面に出てくるそうなんですが、その軌道が間違っているんだそうで。3回出てきたうち、2回が間違っていたんだそうで。まあ、科学的な作品ならいざ知らず、そうでもないので、目くじらを立てるほどでもないかと。余談になりますが、彗星に対する勘違いが多いと思われますので、書いてみましょう。水星ではなく、彗星なのでいわゆる箒星ですね。名前で有名所といえば、ハレー彗星とかヘールボップ彗星とかでしょうか。他にも色々あるけど。こんな感じで描かれる事が多いですよね。 ↓ ○≡≡≡≡上の図だと、右側に尾が伸びています。さて、問題です。この彗星は左と右のどちらの方向に進んでいるのでしょう?答えは、これだけでは分かりません。進行方向は不明です。尾がどういう理由で伸びているかが分かっていないと駄目なんですよね。尾は太陽と反対の方向に伸びるんです。太陽風とかの影響で尾が出来るので、太陽と反対の方向になるわけです。ですから、もし上図の彗星が太陽に接近して行っているのであれば、左が進行方向。太陽から離れる方向に行っているのであれば、右が進行方向になります。尾の伸びている方に進んでいくわけです。イメージ的に変な感じがするでしょうけど。上図だと左が必ず進行方向だと、勘違いしてませんでしたか。(^^)演出ミスという事なら、アニメーションで鳥が出てくるシーンは特に気になります。そんな白い鳥が街中でいるかい? とか。(^^;しいて上げれば白いドバトだろうけど、そうでなければ、コサギか?でも、コサギはないね。形が全然違うし。なんてね。こういうのは演出ミスとはちょっと違うけどね。海とか港といえばカモメと思ってないかい?年中居るとは限らんのだよ、とか。ウミネコだとしたら留鳥だけど、嘴の色がおかしいんだけど、とか。(^^;他のカモメだとしたら、それ、冬鳥だから、多分夏はいないと思うけど、とか。(^^;場所にもよるけど。まあ、そこまで専門的に考えて描いてないわな。しかし、野鳥撮影を年単位で続けてると嫌でも知識は増えてきますし、どうしても気になってしまいます。どこまでリアリティを追求するかにもよるし、科学的に正確を期するものであれば、正確に描かないといけないでしょうが、そうでもない作品ならそこまで細かい事を追求しなくてもという気もしますけど。でも、正確であるにこした事はないですね。