2012年08月09日
今回はαとアクアについての感想を書いてみよう。
プリウスαでも乗ったのは7人乗りの方。3列目の座席がある。
自分で座ってみたが、さすがに3列目の乗り心地はきつい。膝が結構立ってしまう。常時人を乗せるには無理があるだろうね。狭いし。
走りの方は、まんま、重いプリウスという感じ。重量感はたっぷり。乗り心地はいいが、きびきび走るのは苦しい。
7人の定員乗車で山道は結構苦しいのではないかと思われる。
基本はやはり5人乗車で、後ろは荷室扱いだろう。
さて、アクア。
恐ろしい勢いで売れているようだが、デザインはどうも好きになれない。
試乗したのはまだエアコンをそんなに必要としない春頃だったので、真夏だとまた結果が違うだろう。
で、乗った感じ。
コンパクトカーなので、プリウスのような重量感はない。なので、ちょっとした段差とかでも、跳ねる。
ちょっとアクセルを踏むとすぐにエンジンが作動する。
エンジン音は結構聞こえる。中間加速などで踏み込んでみると、エンジンが唸っているのがよく分かる。
タコメーターがないので、どのくらいまで回っているかが分からないのは、普段シビハイに乗っている私からすると、落ち着かない。
モーターの出力も大きいし、比較的車体が軽いので、加速は案外良かった。
ただし、例のカックンブレーキは相変わらずだ。
荷質はコンパクトカーとしては十分広いと思う。数字上でも、ヴィッツより広かったはず。
質感は価格帯相応という感じ。
インサイトで批判されていた後部座席の広さだが、アクアもインサイトとたいして変わらない。天井も低い。
ちょっと狭い感じである。体格の大きい人だとしんどいだろう。
燃費は良かった。
実は2回乗っているのだが、1回目はディーラーの近所をちょろちょろ走っただけで、巡行状態に持ち込む事がろくに出来なかった。それでも、29km/L位だった。ただ、電池残量がそれなりにあったため、モーター走行で逃れてしまったとも言えるので、これでは実力が分からない。
2回目の時は別の場所で、巡行する事も出来、良好な結果が出た。
30km/L弱の数字が出たのだ。
隣で同乗していた営業マンが驚いていた。
「30超えたんですか?」
「ええ、ほらっ」
と、平均燃費の数字を指さす。勿論、出発時にリセットしておいたものだ。
この時の感覚から想像すると、丁寧に運転すれば、20km/L台後半は十分出せるだろう。
大体、27~28km/L位か。
それにしても、IMAでの低燃費運転を実践するだけで、あんな数字が出るのだから、立派なものだ。
慣れていない車である事を考えても、と思ったのだが、私がまるっきり慣れていないのかどうかと、いうのも怪しい気がする。
もし、同じコースをシビハイで走ったとしたら、せいぜい20km/L位だろう。
THS車に最適化した低燃費運転をすれば、もっといい数字が出るだろう。
しかし、アクアの値段は安くはないですな。
安く見せるために装備を色々と省いてある。結局、装備を追加するとプリウスとそんなに変わらない値段になってしまう。
営業マンもそれはわかっているようで、そういう場合、プリウスを勧めてます、と言っていた。納車も早いですし、と。
実燃費もプリウスと極端な差がないので、自動車税が5000円高い分、維持費的にはプリウスが若干不利である。
確かに燃費はいい。
しかし、あくまで丁寧に乗った場合である。エンジンの作動具合から想像すると、ちょっとキビキビ走らせると、簡単に燃費は落ちるだろう。
Posted at 2012/08/09 22:19:23 | |
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