フィットハイブリッドとヴェゼルハイブリッドのリコールがまた出てしまいましたね。
問題個所はやはりハイブリッドシステム絡みで、原動機制御関連プログラム。
前は変速機制御の部分でしたが、今回は原動機制御ですね。
状況によっては運転者が意図せず、急加速するような症状が出るみたいです。
報道では、不具合は44件、事故が11件発生しているらしい。
i-DCDの方がi-MMDより制御が難しいんですかね。
モーターは一個ですが、クラッチが二個あり、変速機制御も必要ですから。
i-MMDはモーターは二個(走行用と発電用)ありますが、基本的にはシリーズハイブリッドとしての動作ですので、エンジンはもっぱら発電機駆動用。
走行用モーターで走りますし、そもそも変速機がないですし。
クラッチはエンジン直結モード時に使うくらいですから、機械構造的にはある意味i-DCDより簡単なんでしょうかね。
今年の初めごろにはプリウスもかなりのリコールを出してましたから、売れ筋モデルがリコールになると大変ですなあ。
IMAはそういう意味ではリコールが少なかったですね、ハイブリッドシステムの制御問題でのリコールというのは。
まあ、構造が簡単ですし、制御もi-DCDより複雑にはならないでしょうから。
エンジンをクラッチで切り離せない分、気筒休止でエンジンの空回しをやってみたりと、エンジン制御が複雑でしたけど。
まあ、これで不具合もつぶれてそろそろ大きな問題は無くなるかな。というか、無くなってくれないと困りますよね。
長年ハイブリッドを作り続けていても、こうですから、トヨタとホンダ以外のメーカーがそう簡単にハイブリッドモデルを増やして、というわけにもいかないんでしょうなあ。
特許がらみもあるにせよ、トラブルが怖いというのも、なかなか車種を増やせない理由の一つなのかも。
Posted at 2014/07/12 21:17:19 | |
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