2014年12月19日
燃料電池車のミライのカタログをようやくもらう事が出来た。
これはただ単にここ二週間、残業が続いていて店が開いている時間に寄れなかったからである。
今日もらってきた。販売店はトヨタ店とトヨペット店の二系列。行けば普通にもらえるので、興味のある方は立ち寄ってみるといいだろう。
私は南大阪の居住だが、仮にこの車を買ったとしても、運用は難しい。
水素を補給する場所がないからである。
正確には関西空港島内にある事はある。
しかし、燃料補給の為に有料の連絡橋を渡るのも馬鹿らしい。
連絡橋の値段を補えるくらい、水素の価格が安いとか、ガソリンやディーゼルと比較して燃費がいいとかなら分からなくもないが。
それでも、面倒な事には変わりはない。
さて、ホンダの発表した燃料電池車が普通に五人乗りに対して、トヨタのミライは四人乗りである。
構造を示した写真などを見ても、五人乗りに出来そうに見えたのだが…。
面白いのはニッケル水素電池も搭載している事である。
つまり、ハイブリッド車と同様の回生システムを搭載しているのだ。
減速時に発電してニッケル水素電池に充電し、発進時にはニッケル水素電池から電力をモーターに供給、その電力で駆動する。
つまり、水素の使用量を減らしているのである。
こういうところにもハイブリッドシステムの技術が役に立っている。
ただし、セダンタイプの車である為、水素タンクの配置やニッケル水素電池の搭載位置の都合上、トランクがやや狭くなっている。
トランクの奥行きが最大で728mmなので、シビックハイブリッドよりも奥行きが少し短いが、幅と高さも含めると極端な差はなさそうだ。
ちなみに、VDA法での容量は361Lである。シビックハイブリッドは350Lだ。
ミライの駆動用モーターは113kw(154PS),335N・m(34.2kgf・m)となっている。
モーターの最高出力だけで言えば2000cc車位だろうか。トルクが全然違うので、印象はまるで違うだろうが。
しばらくは実車の展示や試乗車も来るかどうか分からないとの事だった。
まあ、仕方がないか。
試乗出来ればしてみたいところであるが、南大阪では難しいだろう。
いずれにせよ、発売された事は喜ばしい。これからが楽しみな技術である。
次はホンダの燃料電池車登場が待ち遠しい。
Posted at 2014/12/19 21:48:01 | |
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